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プロの方であってくれたら…… #創作大賞感想

創作大賞がなかったら出会わなかったかもしれない。すでに250以上のスキを集めており、いまさら私が感想を書くまでもないのだろうけれど、書かないではいられなかった。素晴らしさを共有したくて書いている。

これはエンタメだろうか。私には、純文学に思える。純文学とエンタメの違いは、いつも言っているように私には明確にはわからない。明確な線引きはないのかもしれないと思っている。世間でいろいろ言われている線引きがあるのは知っているけれど、私にはこの作品は純文学に思える。

これをたった十三歳で書いたというのだから驚きだ。本当だろうか、とあさましい大人の私が否定したくなる。大人になってから書いて、十三歳で書いた、と偽ったのではないか。そんな風に思わされるくらい、文章が洗練されていて、大人っぽくて、瑞々しい。いや、もしかしたら十三歳だからこそ書けたのかもしれない。私のような、才能に嫉妬して人を疑うような汚い大人には、こんな美しくも儚い文章は書けない。

最近、「クセエ文章」「スケベ心」「人工のエモ」などについて考えていたけれど、ここにはそれらがない。やはりクセエ文章は大人になってしまって妙に指先だけが器用になったために出てしまうものなのだろうか。

ほかの記事も拝読したけれど、ほとんど記事がなくて、Twitterも貼っていなかったからどんな方なのかわからない。もしかしたらプロの方なのかもしれない、と、どうかそうであってくれたならこの才能に納得できるのに、とまた汚い大人の私が言う。

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