Voicyカタリバ第一回配信までの道 #1

ラジオみたいな音声メディア「Voicy(ボイシー)」の新チャンネル「Voicyカタリバ」第一回配信を先日終えました。
前例もなく、何もかもが真っ白だったこの番組のプロデューサーになって一か月と少し。こんなに長かった一カ月も久しぶりでした。
せっかく貴重な体験させていただいたので、ここにその軌跡を残しておこうと思います。

また拾ってしまった

Voicyのオンラインサロンメンバーで作る新チャンネルの企画がひょんなことから私の所属するプロモーション研究室に降って来て、その企画書を担当することになったところからすべてはスタートしました。

オンラインサロン入会当初、特にチャンネルを企画するつもりはなかったのですが、目の前にボールが落ちていると拾ってしまう根っからの畳み人気質のため、いつものごとくまたボールを拾ってしまったのでした。

そしてこれまたいつも通り、企画書を作成し、関係者にコンセンサスを取り、しかるべき場所でプレゼンし、承認を得て、後は粛々と実行に移せば良いと思ってました。

でもスムーズに事が運ぶわけがなかったのです。なにせ前例のないファン発のVoicyの番組づくり。それを17人のメンバーでゼロから始めるのですから。

いざ企画をプレゼン!

何事も最初は企画書の提出から。オンラインサロンのオフ会、ミートアップで企画をプレゼンしたところ、Voicy社長である緒方さんから「どういったコンテンツにすれば多くの方に聞いてもらえるのか」「どうやったら長くリスナーに方に聞いてもらえるか」「音声メディアならではのコツ」など数々の貴重なアドバイスをいただき、自分たちの企画の甘さを実感。再度企画を練り直すことになりました。

さらになんとこのときに他の研究室との企画の被りが発覚!早速自分の研究室内の意見を調整し、さらに他研究室と調整の結果、合同チームで実施することになりました。

お祭りが始まった

さあここからが大変!新体制作りと企画の根本から見直しを同時に始めました。ここで気をつけたのが、最初はなるべくオフラインから、ということでした。

コミュニティは最初に会って関係を作った方がそのあとスムーズに行く。なんでもオンラインで効率的にの世の中ですが、やはり人と人とのコミュニケーションはface to faceが基本。顔を知ってた方が余計はいざこざが起こりにくい。

そう考えてまずは最初の企画会議はオフラインの企画会議を実施しました。

集まったメンバーは手を挙げてきているメンバー中心なので初対面同士も多かったですが、雰囲気はすごく良くて安心しました。

でも緒方さんからいただいたお題にに対してなかなか「これ!」という答えを見出せず・・・結論が出ないまま企画は持ち越し、続きはWeb会議で議論することにしました。

ようやくWeb会議で方向性が固まったので、ここから巻き返そうと企画書を作成しなおし、次のミートアップで再プレゼンし、その前後の時間でMTGを開催しタイトルを決め、台本を詰め、一気に初回収録まで行こうと思っていました。

そしてまたもや挫折しかかる

でもまたもやすんなりことは運びませんでした・・・

ミートアップ前に番組タイトルをどうするか、みんなでディスカッションしているときでした。偶然社長の緒方さんが通りかかってMTGルームにいらっしゃいました。

そこでまた色々と配信内容についてお話していたのですが、初回配信は緒方さんに出演を依頼する算段でいたところ、まさかの本人NGが・・・!
緒方さん曰く「最初から頼るのでなく少したってから出演する方が良い」と。

芸能人でも有名人でインフルエンサーでもない私たちは、ちゃっかり緒方さん頼みの構成で台本を作ってしまっていたため、また台本を作り直すことになってしまいました。(ディレクターさんには本当に申し訳ないことしました・・・)

またほぼ時を同じくして、ことを急いて一気に収録するのではなく、もう少し様子見ながら収録してはどうですか?とのアドバイスもコミュニティマネージャーのみのりーさんからいただき、企画立案~収録までさすがにちょっと強硬スケジュール過ぎたかも・・・と反省し、予定していた初収録の見送りを決断しました。

最初からうまくいくことなんてほとんどないと覚悟はしていましたが、土台作りのフェーズのため毎日畳まないといけない風呂敷の多さに疲弊したり、度重なる方針変更でメンバーに混乱を生み、迷惑をかけてしまったことで自己嫌悪になったり、この先どうやっていこうか、迷路に迷い込んでしまったのでした。

(次回に続く・・・)

▼第一回配信はこちらから!


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