「ときめきメモリアルGirl's side」（以下「GS」）です。

物語は、主人公（女の子）が「はばたき学園」という高校へ進学してくるところから始まります。

この学園の裏には、伝説の教会が建っており、ずっと開かないままですが、何故か開くときがあるとか。この学園の都市伝説的に語られているようです。

その教会で愛を誓い合ったカップルは、永遠の愛で結ばれるという言い伝えもあるようです。

そこで、主人公はお決まりの、男の子とドン！とぶつかるシーンがあります。

この男の子は、後に「葉月　珪（はづき　けい）」という子だとわかります。
背が高くイケメン、ドイツ人のクオーターということも後にわかります。
加えて成績は常にトップクラス、運動神経も抜群、文武両道。高校生の傍ら、バイトでモデルをやっていることもわかります。
よく、喫茶店「アルカード」にやってきてコーヒーを飲むようです。
そのため、全パラメータを満遍なく上げなければ、こちらにときめいてくれません。注目パラ：全部（※それも高め）

このゲームは、学力、気配り、魅力、芸術、運動、流行というパラメータを上げるコマンドがあり、実行すると、それに食いついた男の子が出現します。
コマンドを実行するタイミングが難しく、どれかを上げればどれかが下がり、満遍なく上げるといったことが難しいです。

コマンドだけでなく、ある程度パラメータがあがってくると、メールでアルバイトの求人がきます。
喫茶店、ブティック、アクセサリー店、ハンバーガー屋、ガソリンスタンド、花屋、デバッグなど。これらでも上下するパラメータが違ってきます。

その他、魅力的な男子がいっぱいいます。

姫条まどか

とりあえず、かわいい女の子には声をかけます。帰宅部。バイトはガソリンスタンド。
流行と運動のパラメータを上げれば、わりと簡単に落ちてくれるので、比較的クリアはしやすかったです。
一見、お調子者に見えますが、芯はしっかりしているようで、奥には「怖さ」みたいなものも持っているようです。いざとなったら逃げられない、誤魔化しもきかない、そういった怖さがあるようにも見受けられます。
注目パラ：流行、運動

鈴鹿和馬

バスケ命のバスケ少年。ストレートな性格なので、あまりおべんちゃらは言わない方がいいようです。
バスケなどやる割に背が低く（）一年生からレギュラーなので、実力はあるようです。普段はぶっきらぼうですが、仲良くなると赤くなったり、わりと純情な一面もあるようです。
注目パラ：運動、気配り

三原　色

高校生にして、天才芸術家の名を欲しいままにしている男の子。
美術部所属。
有名作家と芸術家の両親を持っており、割とお家も裕福らしいです。ドラマCDを聴くと朝の寝起きで、マミーから「カーラーを巻いたままお食事だなんて、そんなのマミーは嫌ですよ！」と叱られることがあります(笑)
注目パラ：芸術、魅力

守村　桜弥

園芸部所属。はば学イチの秀才。
心優しく大人しいが、主人公を守るため、ちょっと度胸のあるところを見せるところもあります。将来は樹木医になるのが夢。実家のお父さんはお医者さんなので、そのことでたびたびぶつかっているらしいです。
ゲームが得意という意外な一面もあります。
注目パラ：学力、気配り

日比谷　渉

主人公の一年後輩。主人公の弟・尽（つくし）を、何故か先生呼びしています。野球部所属。将来の夢はプロ野球選手。
目標は、葉月くんのようなカッコいい男になること。
プロ野球選手になって、女子アナと結婚するのも夢だったりします(笑)
注目パラ：全部（※葉月くんより低め）

氷室　零一

主人公のクラス担任。数学教師。通称「ヒムロッチ」
吹奏楽部の顧問。たまに課外授業があるので、ヒムロッチ狙いなら課外授業に出ることが必須。
注目パラ：学力、運動、気配り
（氷室学級のエースともなれば、文武両道で優しい子でないとダメみたいです笑）

天之橋　一鶴（あまのはし　いっかく）

はば学の理事長。手芸部に所属していると、たまに顔を出し、主人公の手料理を味見していきます。手芸部は気配りのパラが上がりやすいので、大抵一鶴さんは褒めてくれます（気配りのパラが高いと、手料理を作ったとき、男子たちのリアクションが良いのです）
注目パラ：魅力、気配り

隠しキャラ：蒼樹　千晴（あおき　ちはる）

主人公に、ある日、間違いメールを寄こしてくる男の子。
主人公は、間違いですよと返信するか無視するかで迷いますが、千晴くん狙いならここで必ず返信しないと話が進みません。メールのやり取りの最中で、千晴くんが男の子だということもわかります。
注目パラ：なし
その代わり、ある程度メールのやり取りをして、会う約束をしないと実物と会えません。

花椿　吾郎

アパレル界のご意見番。もちろん、吾郎ちゃんEDも見れます(笑)
オネエ言葉を使います。パソコンに必ず、吾郎ちゃんのファッション通信のメールが届くので、毎月それに目を通し、吾郎ちゃんの経営するブティックか雑貨屋で就職が決まり、休日にばったり出くわした時、吾郎ちゃんが「最近の流行アイテムは〇〇」と言ったものをどれかひとつでも身に着けていれば褒めてもらえます。
卒業式の日、伝説の教会が開いたかと思ったら気のせいか、帰ろうとしたところ、吾郎ちゃんに「そのオーラよ！」的なことを言われ、一応は吾郎ちゃんとのEDになります。
「あら、ゴローが呼んでるわ、アデュー♡」

男の子を落とすには、ただやみくもにパラを上げるだけではダメなので、男の子とデートして、親密度を上げる必要があります。
その際、男の子の好みの服装だったり、男の子が主人公にプレゼントしたものを身につけていけばさらに親密度が上がります。

葉月くんはピュア系、守村くんもピュア系、鈴鹿くんはスポーティ系、三原くんはエレガント系、姫条くんはセクシー系、氷室先生はピュア系、天之橋さんはエレガント系、日比谷くんはスポーティ、それぞれ好みが違います。

もちろん、トップス、ボトムスと上手く合わせないとダメです。好みでない格好やおかしな格好をしていくと、露骨に嫌な顔をされます。花火大会には浴衣、お正月の初詣には振袖を着ると喜ばれます。

もちろん、お金がないと服が買えないので、アルバイトする必要があります。
喫茶アルカード、スタリオン石油、花屋アンネリー、ウィニングバーガー、ブティック・ジェス、雑貨屋シモン、沙羅曼蛇（デバッグ）とあります。

喫茶店は葉月くん行きつけなので、葉月くん、日比谷くん狙いならアルカードがオススメです（全パラが僅かながら上がりやすいので）スタリオンは姫条くんがバイトしているので、姫条くん狙いならスタリオン、ウィニングバーガーは、何故か学力、気配りが上がりやすいので、氷室先生狙いならバーガー店がオススメです。面白い会話も見れますしね(笑)花屋は学力が上がりやすいので、守村くん狙いならここ。
ブティック・ジェスは、魅力と気配りが上がりやすいので、天之橋さん狙いならここ。シモンはバイトしたことないです(笑)デバッグはストレスが溜まりやすいので絶対NGです！

そして、友達の女の子が必ず、最低1人は現れます。ゲーム始めに選んだ部屋で、友達の子が決まります。

有沢志穂。はば学きっての才女。バイト先は花屋アンネリー。将来の夢は弁護士。
好きな男の子は守村くん。
背が高いことをコンプレックスにしていて、どうやら運動オンチのようで、体育祭が近づくと「憂鬱だわ…」とこぼすことがあります。

藤井奈津実。部活はチア部。バイトはウィニングバーガー。
流行に敏感で、ひと一倍お洒落で垢ぬけた女の子。
好きな男の子は姫条くん。
氷室先生の慌てた顔が見たいと、黒板消しのトラップを仕掛けるという、わりと昭和なことをします(笑)

紺野珠美。部活はバスケ部のマネージャー。
おっとりしているが、とても気がつく女の子。
好きな男の子は鈴鹿くん。
仲良くなると、主人公に、特製ドリンクをくれます。（これでストレスがかなり減ります！）

須藤瑞希。お金持ちのお家のお嬢様。キャビアが嫌いらしい。
一見、高飛車なお嬢様に見えますが、仲良くなるととても寂しがり屋な一面が垣間見えます。部活はテニス部。
好きな男の子は三原くん。

このゲームの特徴として、友達と好きな男の子が被ると、VS関係になります（…）
そうなると、ひたすら友達と遊んで、VS状態を脱するより他ありません。中間テスト、期末テストで悪い点をとると、VS状態の子から嫌味を言われます(笑)
逆にいい点を取ると、それはそれで嫌味を言われます。特に志穂ちゃんからは「砂上の楼閣ね。次は負けないわよ」という知的な嫌味を言われます(笑)

友達が関係しないのは、葉月くん、日比谷くん、氷室先生、天之橋さん、蒼樹くんです。

友達は正直、無視して、男の子を落とすことにだけ集中すればいいのですが（男の子との仲を妨害してくるとかいうことはないので）友達たちとのEDも一応はあるので（スチルは一応、1枚ぐらいはあります）友達とのEDも、それはそれでほっこりするものです。瑞希ちゃんからは、すみれの花をもらえたり（すみれの花は、ずっと友達という意味を持つ花らしいです）

友達とは仲良くしておくと、たまにメールがくることがあります。瑞希ちゃんは、別荘の所有地に飼っているポニーが赤ちゃんを生んだ、その名前を主人公と同じ名前にしたというメールがきたりと、瑞希お嬢様のメールはとりわけ主人公が大好きマンだなという印象を受けました(笑)

帰り道、お目当ての男の子を見掛け、あだ名で呼ぶか、普通に苗字で呼ぶか色々選択肢があり、苗字で呼ぶのが一番無難です。逆に、男の子が嫌がるあだ名で呼ぶと、露骨に嫌な顔をして「その呼び方やめて」と言って去ってゆきます。

私はこのゲームを始めるきっかけになったのは、私の好きな同人作家さんが、このゲームの同人誌を出していたことです。ゲームを知りませんでしたが、売り切れるのも嫌だったので、その場で本だけ買い、帰宅してから本は読まず「先にゲームをやろう」と思い、ソフトを買ってきました。やはりゲームの魅力を知らなければ、同人誌だって楽しめません。

その作家さんの推しは三原くんらしかったですが、私は第一印象で氷室先生でした(笑)（氷室先生は、同人界でも大人気、氷室先生オンリーイベントもいくつかあったくらいです）私はなんとかして、氷室先生を陥落しようと、食事も睡眠も忘れ、ゲームに明け暮れました。

ところがいくら学力を上げても、釣れるのは守村くん。あくまで私は氷室先生狙いだったため、無視していたところ、帰り道、主人公を無言で、恨みがましい目つきで睨んでいったのち去ってゆきました。

帰宅すると、弟の尽に「姉ちゃんが、守村を傷つけたって噂が流れてるよ」と言われ、私はパニックになりました。慌てて攻略本を見ると、あまり男の子を放置しておいたままにすると爆弾がつき、破裂すると、男子全員の、主人公に対する評価がだだ下がりになってしまいます。これはときメモ男子版でも同じですね。弟の尽が、男子たちのデータを持っていますので、尽のデータは、まめにチェックした方がいいことも学習しました。

ようよう攻略本を読むと、氷室先生は、学力だけでなく運動、気配りもそれなりの値でないとときめいてくれないことがわかり、私は極めて不本意かつ屈辱の極みながら（）最初のEDは守村くんでした…な、泣いてなどいない。

その後は、コツもつかめてきて、学力、運動は休日にパラを上げ、バイトはウィニングバーガーを選び、部屋は学力が一番高い部屋、氷室先生の課外授業には必ず出席、回答も「やったね！バッチリ好印象！」になるよう気をつけました。

するとある日、氷室先生が「ドライブへ行こう」と誘いにきます。「デートですか？」と聞き返すと「…課外授業だ。」と頬を赤らめながら誘ってきます。可愛いじゃん、ヒムロッチ！

その後、氷室先生はビリヤードを教えてくれたり、帰り道に車が故障、修理を待つ間、寒いので、知り合いの店に行こうと誘われます。
お店はジャズバー「カンタループ」氷室先生の知り合い（親友）という益田さんが経営しているお店。お酒という訳にはいかず、レモネードを頼みます。

仲が深まると、クリスマスには、氷室先生のピアノ演奏のスチルが見れたりします。スピード狂なこともわかります(笑)

私はこうして、氷室先生に「君を愛している」と言わせることができ、念願のEDを見れました。

氷室先生狙いだと、どうしても学力が高くなるため、一流大学へ進学することになります。

確かに氷室先生狙いでゲームを始めましたが、せっかくですので、全クリを目指しました。
「伝染るんです。」でお馴染み、吉田戦車先生は「ときメモ山ごもり」と称し、ゲーム機を持って籠ったそうです。曰く「おなご全員と恋をしてしてし狂った」。
私も「男子全員と恋をしてしてし狂い」ました。(笑)

どのバイトも3年間続ければ、バイト先から「高校卒業したら、うちで正社員で働かないか」と誘いを受けることもあります。

やはり、男子はこちらに好意を持ち始めると、それなりにデレてくれて可愛い面を見せてくれます。男の子がこちらに好意を持ち始めると、セーブ画面が、一番その時で好意を持ってくれている男の子との2ショット画面になります。

鈴鹿くんはアメリカにバスケ留学するのが夢なので「アメリカまでついてこい！」とストレートな告白、姫条くんは主人公と出会ってから、チャラい生き方はダメと気づいて、自分を変えてくれた主人公に側にいて欲しいらしいです。
三原くんは、どんなEDだったかちょっと記憶にないですが、たしか「僕のミューズとしてetc…」とか？日比谷くんは「先輩にふさわしい男に、きっとなります！」葉月くんはEDで、主人公の幼馴染であったこともわかり、主人公のために作った、葉月くんお手製の指輪をくれるスチルも見れます。
天之橋さんは「僕のレディとして…」的なEDだったかと思います。

手芸部で3年間頑張ると、3年目でウェディングドレスのファッションショーがあり、主人公に一番、好意を持ってる男子がその姿を見にきてくれ、各々感想を言っていったり、バイト先に来て、主人公の様子を見にきたりします。氷室先生はウィニングバーガーでバイトしていると「スマイルをひとつ。どうした？スマイルだ。品切れか？」と当然のように注文してきたりと、どの男子もそれなりに可愛い一面を見せてくれます。

もちろん、友達たちのEDも全部見ました。私は瑞希お嬢様とのEDが一番ジンときました。他の子ももちろん可愛いのですが。

総合的に、ゲームとしては、とても面白いし、スチルを全部見るのもまた一興、全クリするのもまた良き、花マル満点のゲームでした。憧れ作家さんの同人誌も大変楽しく読めましたしね(^^)

実際、友達にするとしたらなっちん（奈津実）ですかね。流行りの芸能ネタや恋バナでキャッキャウフフできそう。実際、瑞希お嬢様は、付き合いが深まればそれなりにいい付き合いが出来るのでしょうが、疲れそうですし(笑)志穂ちゃんは気難しそう、珠美ちゃんはなんか暗そう…(笑)

男子たちについて言えば、本気の付き合いをするなら姫条でしょうかね。一番フランクに付き合えそう。葉月くんは理想が高すぎ、日比谷は鬱陶しそう(笑)守村くんは、逆にこっちが守ってあげなきゃならなさそうで面倒、三原くんは世界観が独特すぎてついていけない、鈴鹿くんはあまりぶっきらぼうにされてもという感、氷室先生もやはり理想が高すぎ、天之橋さんも肩が凝りそう、消去法でいくとやはり姫条ですね。千晴くんもちょっと線が細すぎるというか…

吾郎は、面白そうではありますね(笑)吾郎とキャッキャウフフして生活するのも悪くないかと思いますが（やめておけ）

その他、ツッコミどころが満載です。氷室先生の愛車はマセラティであるとか（私立の教師の給料で、マセラティに乗れるのか？笑）葉月くんが道端で寝ているところを氷室先生に注意され「何故こんなところで寝ていたのかと聞いている。」と聞くと「…眠かったから。」という会話も見れたりと、キャラ達の会話も面白いものが見れます。

バイト先の名前も、コナミさんが出しているゲームのタイトルやキャラの名前にちなんだものです。アルカードは、英語のスペルにして逆さにして読むと「ドラキュラ」になります。「悪魔城ドラキュラ」ありましたね。
雑貨屋シモンはやはり、「悪魔城ドラキュラ」の主人公、沙羅曼蛇はシューティングがありましたね。ジェス、アンネリーがちょっと思い出せませんが、たぶんコナミさんのゲームにちなんだものと思います。

GSは、3までプレイ、全クリしております。2、3もプレイしましたが、1ほどの思い入れが申し訳ないですが私的にないので割愛します。

GSは氷室先生と主人公がいちゃいちゃしている同人誌をいっとき作っていたこともあります(笑)すぐやめましたが。

ちなみに、私が買ったのはPS2版だったので、OP、EDはB'zが歌っております。B'zのCD買ったのはこれが初めてです。（OP「SIGNAL」が聴きたかったのです）

ちなみに、私が崇めるカレー沢薫さんは猫好きな葉月くん推しらしいです。私が買った同人誌を作った方は三原くん推しでしたが。

Switch、または次世代機で移植されるなら、GS1を是非またやりたいと思います。
また、男子全員と恋をしてしてし狂いたいと思います。