私の好きな作家さんに、カレー沢薫さんという方がいます。
職業は、漫画家兼コラムニスト。

漫画、コラム、どちらも面白く読んでいますが、私はどちらかと言うとコラムが好きで、コラムは全て網羅しています。

御大について言えば、既婚者ではあるものの、リア充が嫌いというスタンスを崩さず、いつも「5兆円さえあれば」と口にしています。（前は2兆円だった）

コラムはいつも面白く、でも切れ味鋭い視点からモノを書くので、こちらも解りやすいし、時に「ああなるほど！」と思わされたり「ああ、確かにそうだ！」と、卓越した語彙力、切れ味鋭い視点、ずば抜けた文章力、どれを取っても完璧としか言いようがない。

そして、読むこちらが不快になることもなく、読んでて笑えるだけでなく、モノ書きでもあるので、政治、経済、時事問題、きちんと勉強した上でコラムも書いているので、流石としか言いようがないのです。

そんな御大の存在を知ったのは「ときめきメモリアルGirl's side」というゲームの二次創作のサイトを、御大が運営されていた時です。御大は無類の猫好きで、やはりゲーム中、猫好きの男子がおり、その男子を落とすことに命を削ったらしく、X（＠rosia29）でも常に猫成分を欲しておいでです。

そんな御大はある日「2兆円プロジェクト」と称し、御大が企画したカフェでなんとか2兆円を稼げないかと、渋谷の某カフェにて期間限定のカフェを営業したこともあります。私もファンの端くれとして行きました。（内心、こんなことチマチマやってても2兆円稼げないでしょと思いましたがそこはツッコまない方向で）

このカフェが、さすが御大としか言いようのないカフェで、お水ですら500円するんですよ(笑)
他メニューは飲むヨーグルト（カフェでは「飲むヨー」）700円くらいだったかな(笑)
アルコールはストロングゼロ一択(笑)

私が行った日は、カフェに着くと、出迎えた店員さんが「いま、ほとんどのメニューが売り切れてしまってて、カフェラテと芋煮ならありますが…」と申し訳なさそうに言うので、じゃあそれでと言ってメニューが運ばれてくるのを待ちました。

運ばれてきたのは、ラテアートで猫ちゃんが描かれたものと芋煮。冗談抜きでラテと芋煮でした(笑)

芋煮は醤油味と味噌味の二種類が楽しめ、どちらにも何やら小さな札が立てかけてあり、醤油味には「醤油大正義」味噌味には「味噌こそ至高」とありました。お味は…うん、どちらの味も芋煮でした(笑)私だってもう少し美味しいの作れ…(ry

コースターやナプキン等、御大のイラストが入ったもので、私はそれを折れないようにファイルに挟んで持ち帰りました。（ちなみにラテと芋煮で1800円笑）

今も漫画、コラムを書いているということは、2兆円がかなわなかったということですね(笑)

御大の似顔絵は、陰毛に(´ω｀)の顔が描かれているような感じで、本人曰く「ストパーをかけても一日で取れる癖毛」だそうで。

ご尊顔を、刀剣の同人イベントでお見掛けしましたが、小柄で普通のお方でした。ご自身で言うほど酷いとは思いませんでした。（御大はへし切長谷部推しです）

御大の文章力に戻りますが、この方のコラムが長続きし、ファンもたくさんいるのは、何より読者がわかりやすい文体、文章でモノを書くということを前提として書いているということ。

例えも絶妙で、且つウィットに富んでおり、結果、嫌味のない文章になり、多くの方に支持される理由となり、単行本にもなっているのだと思います。小難しい文章を書ける方は、それはそれで結構なことだけど、結局は万人にわかりやすく表現できる文体でなければ、読むこちら側としても、途中で読むのが面倒と思い放り投げることになるかも知れないので、モノ書きの方には、そこを気をつけて欲しいと思います。

ご主人には毎年、誕生日に「しゃらくさいレストラン」に連れていってもらっているとのことで、その席で「言いにくいんだけど」と切り出され「部屋の換気をしろ」「頭をちゃんと洗え」「トイレを綺麗に使え」「弁当に腐ったものを入れるな」と、40代女性が男性から言われることではないことを言われるらしいです(笑)

御大曰く「夫は私に対して、10000個ぐらい我慢していることがあるはずなので、これでも夫的には気を遣ってくれているのかも知れない」とか。御大、申し訳ないですが、私そのどれも言われたことないです(笑)

その後は何を食べても砂の味しかしないらしく（まあそうですよね）自虐ネタもキレッキレです。

いくら難しい文章を書いたって、伝わらなければ、なんの意味もないのです。

アマゾン等ネットショップで「カレー沢薫」で検索すれば、著書がたくさん出てきますので、またマイナビウーマンでも連載をお持ちです。ご興味のある方は是非！