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アニメ「その着せ替え人形は恋をする」を見てコスプレの今昔を考える。

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こんにちわ!!(くそデカボイス)30代の貴腐人(元腐女子)の凛音と申します。この度は私のnoteを拝見してくださりありがとうございます。

最近まじでアジアドラマを見る気になれなくて・・と言えばいいのか時間がなくてと言っていいものだろうか(停滞期か??)本当にスローペースになります。ご了承を・・・

最近その着せ替え人形は恋をする」というアニメを見た。めちゃくちゃ主人公がかわいくてキュンとした。
このアニメ何を題材にしているのかというとコスプレイヤーを題材としている。
私も数年前まではコスプレイヤーも齧っていたのでなんだか懐かしいと思うシーンもしばしばあった。

上記の記事とアニメを見て思ったことは20年前私は二次元レイヤーではなくヴィジュアル系コスで華々しく?デビューしたのだが今と昔ではコスプレの定義も違うし、文化も多少違ってくるかもしれない。覚えている範囲で今昔を書いていこうかなと思っている。


コスプレは主に地毛で・・

これは20年前くらいのヴィジュアル系コスプレではほぼほぼ皆そうだった。
当時のCOSMODE(※コスプレ専門誌)を見ても地毛の人がほとんどだったし、覚えてる範囲で言うならばウイッグはとても高価なものだった。

当時、私の場合はコスプレの度に金髪にしたり、美容院だとコミュ障だったので同じ髪型にしてと言えないから自分で切って調整したり・・エクステも付けられる部位はほぼ自分でつけた。見た目はキレイとは言えないけどそこは自己満である。

1回だけ地毛が足りなくてコスプレウイッグを買った。
当時ゼファーというウイッグ屋さん(※閉店)とMAPLE(※現役)というウイッグ屋さんしかなかった。(私の記憶調べ)
私はなるべく安い方(※確か送料込みで5~6000円くらいした)のゼファーで初めてウイッグを買ったがなんか思っていたのとは違うウイッグが届いた思い出・・

今は上質を求めればウイッグ自体ピンキリの値段だが、安価でもそれなりのウイッグが数千円で買える。
昔は毛質もナイロンですぐバサバサになるし、少し薄くしようとハサミですけば地毛が見えるなんてこともよくあった。

今は毛質もよくサラサラで、色もたくさん、髪型もたくさん。
髪の毛をハサミで切っても毛量がある。
しかも一部の美容師さんへ持っていけばキャラと同じ髪型に切ってくれる。
とても時代の進化を感じている。


カラコンはないから裸眼で・・

カラコン・・当時からあったものの海外製で1枚(片目)6千円以上するド派手なカラコンしかなかった。
発色なんて二の次でヴィジュアル系時代に使っていたのは主に白コン(※白いコンタクト)と呼ばれるもの(下の写真参照)

海外ブランドの瓶詰されたコンタクトが主に主流だった。
1枚(片目)がものすごく高かった思い出。

唯一高校生の頃買えたカラコンは眼科医で初めて作られたカラーコンタクトだった。
グレーの色がきれいで割れるまで使った。

今トレンドなカラコンのテーマは「写真写りがいいカラコン」
全てのカラコンが発色がいい。
私もコスプレイヤーあがる前に少しだけ買って付けた事あるけどめちゃくちゃ発色がいい。私の目黒じゃなくて外国人の目だったっけ?くらいの発色の良さ。

ワンデータイプのコスプレカラコン。お値段もリーズナブル。

そして度あり、度なし選べて(昔2枚重ねしている人もいたな・・)安価で使い捨て・・とうとうこんな時代になってしまった。
みんな1Weekとかをなるべく捨てないで取っておいていたのに(危ない)
今は安価で買えるから会場で「カラコンないよー」ってなったら「私1dayのカラコンあるよー」なんて友達同士シェアできちゃうのか・・すごいな・・

衣装は手作り・・オーダー・・中国製・・

一番重要なコスプレ衣装は今も昔も変わらない。
ヴィジュアル系時代は80%手作りしかなかったが一部COSPA(アニメコスプレの大手)やDeath-trapIDというヴィジュアル系衣装制作会社にオーダー(数万円からトータル数百万円までピンキリ)するしかなかった。
当時学生が払える額ではなかったので、もっぱらPVやヴィジュアル系専門誌とにらめっこをして日暮里で生地を買い手作りする日々を送っていた。
私がアニメコスプレを始めた頃(2007年前後)は中国産のコスプレ衣装がチラホラヤフオクなので出品しはじめ、制服系は比較的簡単に手に入れることが可能だった。
届いた衣装が写真と違うなんてしょっちゅうだし、作りが雑なんてしばしば・・もうそこは中国クオリティとして諦めなければいけないのだ。
それが高価な衣装ほどショックは大きいし、しょうがない・・って手直しするしかないってことも当時は多かった。

カメラは・・写ルンですから一眼レフカメラへ・・

当時コスプレのカメラは基本写メか写ルンですで撮って現像かプリクラが主。
80%ソロプリ(1人プリクラ)か仲間とプリクラ。写メを撮る。たまに写ルンです。

二次元レイヤーになった頃は、デジカメがまだ主流で少数のレイヤーさんが一眼レフカメラを持っていた時代・・このカメラ関係って言うのが本当に1番需要で1番金がかかることをコスプレを始めた当初は知らなかった。
※私はカメラ関係はたいして詳しくないので専門的なことはあまり書いてません(あしからず)

まず1眼レフカメラ買おうってなって、にっちもさっちもわからない。どのメーカーがいいかなんてわからない。周りにカメラオタクなんていない。けどわかることはめちゃくちゃ高いこと・・

当時10万円前後まで貯めてやっとNikon D60(標準レンズ付き)を買った。
上記のアニメでも「カメラ」の話題は出てくるが、いい写真を撮る際はいいレンズも必要でそれもピンキリ、三脚にレフ版、ライト・・集めるだけ費用が嵩む・・今はカメラマンさんを同行するのが主流にはなってきたものの、自分でカメラ揃えたい人は十分にお金を貯める必要があるのだ・・

会場は晴海、遊園地・・スタジオへ・・

古のレイヤーで関東の方なら「晴海」と聞けばあぁってなるよね・・
晴海とは「晴海客船ターミナル」(閉館)の略称でコミックマーケット第一回開催は晴海とのこと・・毎週のようにここでコスプレイベントが開催されていた。
私が当時行ってた会場は「としまえん」「晴海」「TFT(お台場)」「プラ平(プラザ平成(お台場))」「TDC(東京ドームシティ)」etc
今は亡き会場が多いが無駄にお台場の方面ばかり行っていたのでデートスポット以外の場所はとても詳しかった気がする。

遊園地系イベントは広大な遊園地内なら案外どこでもコスプレがOKの会場が多かったので人目がなさそうな場所を選んで撮影も出来たし、コスプレのまま乗り物乗れるし、すごく楽しかった。

今はコロナの関係で会場もだいぶ減ったイメージ・・アコスタが今最大大手のイベントなのかな??
やっぱり皆撮影スタジオがメインってイメージが大きい。
私も撮影スタジオが都内にゾクゾクとでき始めてからスタジオに籠って撮影してたことが多かった。
スタジオは寒さ暑さがなく快適だし、小道具や機材もレンタルできる。
快適だけどやっぱり「交流」が少なくなってしまったなぁと感じるし、あとやっぱりスタジオ代は高い・・1回の撮影にだいたい5000円~くらいはかかる。コスプレ用品が安くなった分、スタジオやイベント代が昔と比べて割高になったかなぁと思う。


時代により変わるもの変わらないもの

アニメコスプレイヤー自体減ったの増えたのか人数は把握していないけど時代とともに便利になったり、安価になったり・・
注目は浴びないけど着実に進化は遂げていると思っている。

当時と断然違うのはSNSなどでメイク動画やウイッグ製作を個人で発信できること・・いざ今からコスプレを始めようとしたら身近に情報が入る便利さは昔と比べて断然違う!と感じるようにはなりました。

今昔お金はかかる趣味だけど昔は昔の良さ、今は今の良さを感じながら楽しめる趣味だと私は思います。

以上ここまでお読みいただきありがとうございました!


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