片付けられない女の、いまさらな発見!

こんにちは、人形服作りのりんごぽんです。

どうも、私はお片づけというものが苦手のようです。

「片付けられない女たち」というタイトルの本を発見したときに
「どうして私がここにいることがばれたのか!」と
正体がばれた隠密のような気持ちになりましたが
読んでみたら、自分のことではなかったという経歴を持ちます。

その本に描かれているような特性は自分にはないけれども、
お片づけが苦手。

こんまりさんの本にも断捨離の本にもミニマリズムにもおおいに影響を受けたけれども、
お片づけが苦手。

子どもたちに「お片づけしなさいよ」なんて言っておきながら
お片づけが苦手。


そして、私の教育の成果で
子どもたちもお片づけが苦手。
泣けます。

そんな私ですが、今年度末に夫が転勤になり、
引っ越しをするためにお片づけをしなければならない状態に追い込まれました。

思えば、今の家に引っ越してきてから4年たちます。
以前の家から引っ越してくるときに、
この小さな家のどこにこんなに荷物がひそんでいたんだ!と
びっくりするような量の持ち物が出てきたものですが
なまじ収納が増えたため、その時よりさらに荷物が多くなってしまっています。

そして、次に住む家は
今の家よりも少し小さくて、かなり収納が少ないのです。


さあ!さああ!どうする、りんごぽん。

時は満ちた。

さあ、踏み出すのですよ、お片づけに!


「片付けは祭りだ」とつぶやきながら、
どんどん荷物を減らす作業に取り組んでいます。
荷物を減らすのに一番有効なのは、
収納ボックスなどを処分していくことですね。
入れ物があるのが、よくない。
まずは、入れ物の精査から入ると効率がいいです。


どんどん、
しばらく着用しなかった衣類や
特別支援関係の仕事をしていたときに買いまくった本などを処分していると
ふと気づいたことがあります。


私、お片づけが苦手なんじゃなくて、
「ものを手放すのが苦手」なのですね。


とくに、書籍を手放すのは最初はかなり辛かったです。
ほとんど読んでいなかった、大学時代に買った本。
仕事に使うこともあったのですが、もう読むことはない本。
これらの本は、全部自分のお守りだったのでした。
もっというと、しがみついていたい「過去の栄光」。

思い切って、古本屋さんに売ったり
状態の悪いものは古紙回収に出したりして手放してみると、
不思議なことに、
なんだか体が軽くなるのを感じました。
そうか、知識の面でももっと自由になってもよかったんだ!

過去の私は、その本で勉強したり仕事に役立てたりしていたかもしれないけれど、
今の私にはもう必要ないし
必要になるときがきても、その本の情報は古いものになっています。

ものを手放すのが苦手な私は、
ものが大切だったのではなくて、
そのものが私に与えてくれるステイタスにしがみついていただけだったのでした。


私は小さいころから、ものを手放すのが苦手だったのですが
それは、自分にものすごく自信がなかったからかもしれない。
ちいさな紙きれやリボンのきれはしに自分を重ね、
それらを手放したら、自分の価値までなくなってしまうように感じていたのかもしれない。


だけれども、手放してみたら、今までとは違う景色が見えるようになるんですね。

きっと、お片づけが得意な方は、当たり前のように知っていることなのでしょうね。


ものを手放すということは、
現在の自分と向き合うことだということを。


これは、いくら本で読んでもわからなかったことでした。
なんでも、行動してみないと実感としてはわからないものですね。


表には出てこない自分の心と向き合い、
どんどんお片づけを進めていこうと思ったのでした。

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