「事実はひとつ、解釈は無限」

最近知って、とても気に入った言葉です。

どういうことかというと、

何かのできごとが起こったとします。
それに対して、どんなふうに考えるかで
いい気分で過ごせるかどうかが変わる、ということです。

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たとえば。

携帯電話を水の中に落として、壊してしまったとしたら。

事実は、「携帯電話が水の中に落ちて、壊れた」
これだけ。

でも、解釈は無限にあるということなのです。
「ああ、携帯を落として壊してしまった。自分はなんてダメな人なんだろう」
「どれくらいお金がかかるだろう。ああ、いやになっちゃう」
「連絡先が消えてしまった。いったいどうしよう」

「わー、アホなことしちゃった。滑って転んで水たまりに携帯を落とすなんてマンガみたい！ネタになるわ！」
「おー、よかった。連絡先が消えたから、いい名簿の整理になったわ」
「おお！ついに新しいiphoneにするときがきた！」

…などなど、
「携帯電話が水の中に落ちて、壊れた」という事実ひとつにも
いろんな感じ方ができるということです。

一見、よくないことのように思えることにも
おもしろい方向に解釈して、
気分良く過ごすことができたら、
毎日が楽しいだろうなあ♪

とっても気に入りました。

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ここで、私の事例について考えてみたいと思います。

私は、知らない地域に引っ越して以来
なぜかイライラしやすくなって、怒りっぽくなってしまいました。

事実はこれ。
「最近怒りっぽい」

これに対して、私は
「こんなに怒りっぽいなんて、だめだなあ私は。
起こらないように気をつけなきゃ」と
思っていたのですが、

「怒らないようにしよう」と思うと
なぜか、ますます怒る場面が増えちゃうんですよね（笑）

子どもたち、ごめん…
本当にごめん…

というわけで、
「最近怒りっぽい」という事実に
別の解釈を与えることにしました。

「おお、引っ越して環境が変わったから
なんとか適応しようとした結果、
怒りっぽいという行動になっているようだなあ」

「脳内物質の伝達が上手にできていないのかも」

「このエネルギーを電力に変えられたらどうであろうか」

とか、考えることにしました。

…うん。
微妙（笑）

でも、微妙ですが、ちょっと客観的になったり
おもしろくなってきました。

これ、いいな。

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さて、目の前で「末娘がぎゃあぎゃあ泣いている」
「上の娘に無視されて、息子がぎゃあぎゃあ泣き叫んでいる」など
子育てあるあるな場面があったとしたら
（うん、毎日だね✨）
事実は「目の前で子どもがぎゃあぎゃあ泣いている」
ということになります。

ここで、最近の私はさっそく
「イライラする」という選択をしていたのですが、
ここは一歩ひいて、違う考え方をしてみたいと思います。

「ぎゃあぎゃあ泣いていてかわいい」
「泣き声を浴びると、美肌になるかもしれない」

「うん、気が済むまで泣くといいね✨」

美肌うんぬんは全く根拠がないのですが、
泣いている声に対して、ちょっと見方が変わっておもしろいですね。

お肌が綺麗になったらなおよろしい。ないか。

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いろいろあります。
「気分が落ち込んでいる」という事実。

「落ち込んでいて、私はだめだ」
「何をやってもだめな人間だ」
「私の人生、全くいいことがない」
「家族のせいだ」

「脳内のセロトニンがうまく伝達されていないね」
「ホルモンバランスは気分にも影響するんだね」
「落ち込んでいる自分も、ちょっとかわいいよね」

少しずつ、落ち込んでいる自分を受け入れて
優しい気持ちになってきました。

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事実と感情は、全く関係がありません。

「障害のある娘の幼稚園探しをしたら、すべて断られた」

これに対して、どういう意味をつけるのかは、私が決めることです。
「ああ、落ち込むなあ」
「障害のある子の受け入れ先がないなんて、どういうことだ！怒」
「みんなが楽しく幼児期を過ごせる地域であってほしい…」

「ほかにも楽しいところがあるかもしれない♪」
「家にいても楽しいかも♪」
「どこに連れて行っても、かわいいねって言われるし大丈夫！」

その解釈に、全く根拠がなくても、
事実をどう解釈するかで
かなり気分が変わることがわかりました。

むしろ、根拠なんていらないのかもしれません。自分がどう感じるかが大事。

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ひとつの事実に、
どういう意味をつけるのかは、私。

ひとつの事実に、
どんな感情をもつか選ぶのは、私。

ほんのりとでも、いい気分になる方を選択していたら
毎日がどんどん輝き出すような気がします。

キラキラしている人って、無意識にそういう選択をしているんだろうな。

私も、楽しい気分になる方の解釈を選んで
日々おもしろく生きていきたいな、と思います！

「事実はひとつ、解釈は無限」