見出し画像

【英語学習】トピックセンテンスの書き方 その1

はじめに

パラグラフライティングの書き方その1とその2では、パラグラフライティングの書き方の概略を説明しました。今回は、そこで紹介したトピックセンテンスの書き方をより具体的に説明します。

パラグラフの書き始めが、トピックセンテンスになります。ですが、1文目に思い悩む人が多いと思います。いくつかの書き方をこれから紹介しますので、少しでも書き始めが楽になればと思います。


トピックセンテンスとは

トピックセンテンスは、そのパラグラフで1番大切な文です。原則、そのパラグラフの1文目になります。役割は、そのパラグラフで言いたいことを打ち出します。また、書き方としては、1文で抽象的に書くことがポイントです。

トピックセンテンスの書き方

トピックセンテンスには、自分が言いたいことを打ち出さないといけません。言い換えるならば、自分の「主観」や「思い」が必要となります。これを含める書き方を学習していきましょう。

助動詞を使う

自分の「主観」や「思い」を表現する方法の1つは、助動詞を使うことです。以下の2文を比較してみましょう。

I play soccer.「私はサッカーをする。」
I can play soccer. 「私はサッカーをすることができる。」

上の文は、「私はサッカーをする」という「事実」を述べているに過ぎません。これは、「主観」や「思い」にはならず、読み手には「そうなんだ」という感想しか生まれません。

下の文は、助動詞canを使うことで「私はサッカーをすることができる」という「主観」や「思い」を述べることが出来ています。このように書くことで、読み手には「どうしてできるの?」や「どういったプレーができるの?」という疑問が生まれていきます。よって、トピックセンテンスにピッタリと言えます。

別の例で確認してみましょう。以下の2文を比較してみましょう。

He is a painter. 「彼は画家です。」
He must be a painter.「彼は画家に違いない。」

上の文は、「彼は画家です」という「事実」を述べているに過ぎません。これは、「主観」や「思い」にはならず、読み手には「そうなんだ」という感想しか生まれません。

下の文は、助動詞mustを使うことで「彼は画家に違いない。」という「主観」や「思い」を述べることが出来ています。このように書くことで、読み手には「なぜそう思うの?」という疑問が生まれていきます。よって、トピックセンテンスにピッタリと言えます。

トピックセンテンスの書き方(練習編)

以下の文に助動詞を足して、トピックセンテンスとして使えるようにしましょう。

This is a problem. 
Children stop using their smartphones. 

解答例
This can be a problem.
「これは問題になり得る。」
Children should stop using their smartphones.
「子供たちはスマートフォンの使用をやめる方がいい。」

トピックセンテンスの書き方(実践編)

ここでは、助動詞を使ったトピックセンテンスの書き方を実際の問題を通して確認してみましょう。

英検2級
Today, many people spend their vacations overseas. Do you think the number of these people will increase in the future?
「今日、多くの人々が海外でヴァケーションを過ごします。あなたはこれらの人々の数は将来増えると思いますか?」

みなさんならどのようにパラグラフの1文目を書き始めますか?下に進む前にちょっと考えてみましょう。

トピックセンテンスの例
The number of people who spend their vacations outside Japan will increase in the future. 
「国外にてヴァケーションを過ごす人々の数は、将来増えるだろう。」

ここでは助動詞willを使って、トピックセンテンスを書きました。「増えるだろう」と予測を書くことで、「主観」や「思い」を述べることが出来ています。このように書くことで、読み手には「なぜそう思うの?」や「どのくらい増えるの?」という疑問が生まれていきます。よって、トピックセンテンスにピッタリと言えます。

まとめ

  • トピックセンテンスは、言いたいこと(主観や思い)を述べる大切な文

  • 「主観」や「思い」を表現するためには、助動詞を使ってみよう





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?