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あれから1年。(追記あり)

〈追記〉

本文に入る前に
この記事にたどり着いたみなさまにお願いがあります。

すでにご存知のとおり
現在 コロナ禍が猛威をふるっています。
今のところ コロナまん延防止に
世界的に有効 とされているのは「ワクチン」です。

 世の中の出来事に「絶対」はありません。
ワクチンに対して不安を持たれる方
体質的にワクチンが打てない方
そういった方々かいらっしゃるのも存じております。

ワクチンを打つ・打たないは個人の意思です。

ですが
「ワクチン」を打った人を叩くこと
そして
「ワクチン」そのものを叩くことはやめてください。

もう一度言います。
今 世界的にまん延を防げる手段のひとつが「ワクチン」です。
その「ワクチン」をSNS等で根底から否定するような発言はお控えください。

そして
コロナワクチンだけでなく
医療現場でのすべての病の医療行為を
公共の場で否定することもお控えください。
医療従事者の皆様は 目の前の患者を元気にしたい一心で日々戦っています。
今日の 人間の平均寿命が伸びたのはこうした皆様の努力の賜物です。
科学的根拠に基づいて治療に専念している現場の皆様に
顔が見えない状態で水をささないでください。

人間は「完璧」ではありません。
医療従事者は「神」ではありません。
しかしながら
極限状態の現場でがんばっていらっしゃる皆様を
当店は心より応援していきます。



皆様 いかがお過ごしでしょうか?

noteを作って1年…
更新が遅筆で大変申し訳ございません。
本音を言いますと昨年の今頃は「もう少し落ち着いているでしょう…」などと楽観視しておりましたがコロナ禍はますます猛威をふるっていますし
おまけに
異常気象のお陰で珈琲豆が高騰するし…。
というわけで9/1より価格改定のため準備中です。
まだ広報係の出番ではない とのことですので
ここ最近 思うことをつらつらと書いてみたいと思います。

昨年のクラウドファンディングのお陰で
当店も「首の皮ひとつ」繋がっている状態で細々と営業を続けております。
ご協力いただいた皆様
そして
応援していただいた皆様
本当にありがとうごさいます。

焙煎機は…と言いますと お陰様で何とか動かせる程度にはなりました。
が クラウドファンディングで予定金額には達成できず
修理費は分割でお支払い という流れになっております(苦笑)。
(店内で引き続き募金箱を設置しております。
またこの記事の一番下の「気に入ったらサポート」をクリックしていただくとこちらの募金箱へ直行します。)


おまけにコロナ禍の「渦」がだんだん大きくなり
当店のある四日市市もいよいよ危機的状況になりました。
これまでのコロナ対策では正直ふさぎきれない…と実感し
9月からは『予約優先』で営業することになりました。
それでも狭い店内ということもあり、限界を感じているため
もう少し広い店舗にするためにも
再度クラウドファンディングの準備をしております。

珈琲豆の値上げ…は当店にとってかなり頭の痛い状況です。
ほぼ皆様の「日常」が様変わりしていく中、当店の珈琲豆だけは価格を維持して皆様と一緒にコロナ禍を乗り切る覚悟でいました。
ですが自然の猛威にはさすがに勝てず
泣く泣く値上げを決行することとなりました。

しかし
「これだけは値上げしない」と決めたものがあります。

ありがとうお届け便」です。


こちらはたびたびnoteでも登場していますが、医療従事者・福祉従事者をはじめ
このコロナ禍の最前線でがんばる皆様に 特別なブレンドをお送りするという企画です。
もちろんお知り合いの企業様・個人の方
そしてご自分へのエールとして使っていただいても大丈夫です。
送り先が決まらない場合は当店が責任を持って選定し、医療・福祉関係の方にお送りいたします。

こにゅうどうくんブレンド」「よっかいちシティブレンド」「四日市応援!ドリップパック」など
こにゅうどくんのラベルがついた珈琲豆につきましては
お買い上げ金額の10%を四日市市の医療・福祉関係部署に寄付いたします。
本来なら気前よく
「これ 使ってください!!!」
とポーンとジュラルミンケースとかを持っていけたらいいのですが
当店の経営もそんなによくはありません(苦笑)。
皆様の珈琲タイムのひと時を、四日市市のために少し分けていただけたら幸いです。

「ん? 『経営が苦しい』のになんでそんなんするん?」

それには理由があります。

ひとつは 医療・福祉従事者の皆様が現場で大変な思いをしているのを目の当たりにしていること。
店主は持病(脳梗塞・糖尿病・気管支ぜんそく)を持ちながら当店を経営しております。
もちろん、定期通院を欠かすことはできません。
また店主はご両親の介護も経験してきました。
その介護の大変さ…コロナ禍前ではありますが、身をもってその大変さを経験してきました(それが凛黎珈琲誕生のきっかけにもなっています)。

広報係のまわりも医療・福祉従事者はもちろん
※がん家族さんをサポートしている方
※介護フットケアをされている方
※健常・障がい関係なく様々なお子さんを預かる保育園の方
……など
様々なお仕事の方とご縁があり、お話をお伺いしたりSNSを通じて交流させていただきました。
と 同時にコロナではありませんが
志半ばにして倒れてしまった友人・知人
また、そのご家族の方ともご縁がありました。
その皆さんとのやりとりを思い出し できることは何か…
ないアタマを精一杯回転させ
昨年のクラウドファンディグで思いついた「ありがとうお届け便」でした。


そして満を持してできた「こにゅうどうくんブレンド」「よっかいちシティブレンド」。
最初はコロナ禍で四日市に帰れない方や市外・県外にお住まいの方に
四日市の街を知ってもらおうと作りました。
できたブレンドをいろいろなところへ持ち込みましたが

「四日市はねえ… お茶の町ですよ…
お茶を推していきたいからコーヒーはちょっと…」
「こにゅうどうくんを付ければ何でも売れると思い込んでいる業者さんが多くてねえ…」
「コーヒー豆ってあれでしょ? 適当に焼いて挽けば出来上がりでしょ?」

(以上は持ち込み場所からいただいた正直な感想です)

………もう 正直笑うしかありませんでした……。
確かに四日市は美味しいお茶の産地でもありますけどねえ……。

今回のブレンドもそうですが
当店は「売れればなんでもいい」といういい加減な発想ではブレンドを作っていません。

店主と相談した結果
「こにゅうどうくん」がついたラベルの珈琲豆・ドリップパックは
お買い上げ金額の10%を寄付しよう! ということにしました。
当店のような「ミジンコ焙煎所」はこうでもしないと
「売れれば何でもいい」という節操なしな焙煎所と見なされることが今回のことでよ~くわかりましたから…。

そんなこんなで
長々と思いをまた書いてしまいました。
今後とも凛黎珈琲をどうぞよろしくお願いいたします。

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