同じ釜の飯を食った仲間でどうして人生歩む道がこんなにも違ってくるのだろうか

地元で開催された寮のOB会に参加した。
同じ釜の飯を食った世代の仲間も参加していたのだが、どうしてこんなにも違う人生を歩んでいるのだろうか、と驚いた。

私の住んでいた寮はいわゆるところの県民寮で、岐阜出身の人なら誰でも入寮できるような寮だった。

岐阜で生まれ、18歳まで岐阜で生活して育ってきた仲間たちなのだが、大学の4年間で、その歩む道は千差万別、多種多様に異なっている。

私のように地元の民間企業(といっても所在地は名古屋だが)を選び就活したものもいれば、外資系企業に就職したもの、官僚になったもの、日本のトップ企業に就活したもの、起業するもの、地元の役場に就職したもの、就職浪人をして、今何をしているかわからないものなど、そのキャリアはバラエティに富んでいる。

思えば、同じ小学校、中学校、高校に通った仲間たちも寮の仲間以上に多様なキャリア選択をしている。

同じ釜の飯を食べていた仲間、同じ場所で育った仲間たちだが、どこでここまで歩む人生が違ってしまったのだろうか。

学生寮という居住環境で4年間過ごすのは変わらないが、所属した大学、学部、部活、サークル、バイト先、インターンシップ先でおそらく決定的に人生を変えてしまう分岐路があったのだろう。
住んでいる環境よりも、東京という街の中で過ごす密度の高い時間の方が人の人生を変えるに足りるのである。

彼らと寮で過ごした4年間という接点以外では交わらない人生を歩みながらも、彼らの今の活躍に誇りを覚えるともに、少しばかりの羨望の念を抱かずにはいられない。

輝かしいキャリアを歩む人たちを、横目に今日も私は地元の会社で残業をする。

#キャリア #地元

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