マルシェ、最近増えてることない?


最近「マルシェ」という言葉をよく聞く。
フランス語で市場という意味を持つ言葉らしい。
英語で言うmarketと同義の言葉である。
個人や小規模事業者が人通りの多い場所や公園等に出店した集合体のことをいうようだ。
日本でも中世頃から商取引がされる場として「市」があった。
それの現代版がマルシェというわけだ。

「サンデービルチングマーケット」や「岐阜まちなかマルシェ」、「長良川夜市」、「あんどん朝市」、そして本日開催された、「ミライの参道まるけ」など、最近私が住む岐阜地区でもよく目にする機会がある。
目にする、ということは、昔に比べてマルシェの開催自体が増えている。もしくはマルシェという言葉が最近よく使われるようになっているということだろう。

マルシェの構成要素となるものは、
・飲食店(キッチンカーを含む)、ハンドメイドショップ、生活雑貨、ワークショップ体験等多種多様な店舗が出店していること
・特定の日に実施されることから一時的な空間であること
・複数の店舗が集まり、賑わいを創出できるだけのキャパシティがあること
などが挙げられる。

1つ目と3つ目は相互に作用するものではあるが、複数の様々な業態の店舗が集まることによって、来店目的を複数作ることができる、来る人を飽きさせない等のメリットが生まれ、それが結果として賑わいを創出することとなる。
それが故に、集客が完全にアウトソーシングされるため、個人でもマルシェで売上を立てられる見込みが出てくる。
また、2つ目の特定の日においてのみ実施されるため、店舗を抱えていない個人や、小規模な事業者でも参入がしやすい。

これらのことから、マルシェは「何かを売りたい個人プレイヤー」に対して優遇された商業的空間であるということがわかる。

岐阜の街でマルシェが開催される、ということは、重複はあるものの、それだけ「何かを売ることができる個人プレイヤー」が岐阜の街にいるということでもある。
個人プレイヤーの参入しやすい空間としてのマルシェは、今後のまちづくりの中核となる取り組みなのかもしれない。

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