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保護猫さんをお迎えした

実家で暮らしていたにゃんこさんが虹の橋を渡って6年ほど経ちまして。
にゃんこさんの16歳の夏に家族で看取ることができました。
大病したわけではなく老衰で橋を渡ったにゃんこは、茶トラのおとなしくて控えめで気の優しい子でした。
うちの小学生も大変に動物が好きで、自分の家でもにゃんこかわんこと一緒に暮らしたいと言ってはいたものの、色々と飼えない環境が続いていたのですが、ついににゃんこさんをお迎えする環境が整いましたもので。
お迎えするにあたりペットショップという選択肢はなく、保護猫さんを引き取りたいと考えており、ググる先生にお尋ねしたところ近所の動物病院で定期的に保護猫さんの譲渡会を行っている模様。
予約前に改めて保護猫さんをお迎えするための準備を調べてみました。
すると、保護猫さんを迎えるというのは意外とハードルの高いものになっているんですね。
単身不可、6歳以下の子連れは不可、60歳以上不可、などなど。
さらに1週間ほどのトライアル期間があり、その間はSNS等ににゃんこさんの写真や動画をアップすることも禁止。2日に一度所定の連絡先へ写真付きで様子を報告することを義務付けられ、不履行の場合は即トライアル中止で譲渡不可。
トライアルでのお迎え時に適切な飼育環境か保護団体の方が実際見てチェックをし、指摘があった場合は直ちに指示通りの設備を整えない場合も譲渡不可。
ペットショップはお金さえ払えば飼育環境や飼い主についてのチェックはなく、連れて帰りたいその日に確実に連れて帰れるあたり、すぐにでもお迎えしたい人には向いているのかもしれないです。
譲渡会場に行ってみると、思っていたより子猫の数が多いことに驚きました。子猫なんて引く手あまただろうと思っていたのですが、保護団体の方のお話を伺うと、その保護団体さんの活動している地域では保護した子猫が多く、毎週のように譲渡会を行ってもまだまだ里親さんが足りないくらいだそう。
ペットショップでは出自がはっきりしているので、先天性の病気の有無(ペットショップの子はそもそも先天性の病気は無い子が前提かな?)やおなかに虫はいないかなど保証されているんだと思います。
保護猫さんは環境にもよるので先天性の病気を持っている子も譲渡に出されている場合もあるようです。
うちがお迎えをしようと決めた子は、幸い猫白血病や猫エイズは陰性との検査結果が分かっている子で、3種のワクチンも済んでいる子でした。
ただ、お迎えして少ししてからおなかがやや緩く、病院で念のため見てもらったところ出てしまいました、トキソプラズマ。
獣医さんも「久しぶりに見たわ、トキソプラズマ・・・。」とおっしゃっていたので、保護猫さんをお迎えするリスクはこういうところにあるのかもしれないです。
ただ、虫下しを2週間ほど飲めばおそらくヒトへの感染などは大丈夫だと思うとのこと。完全にはなくならないけれど、そこまで過度に心配することはないとのことなので少し安心しました。
今のところはトイレの世話の後はしっかり手を洗い、ごはんのお皿は熱湯消毒しています。早く獣医さんの「大丈夫」のお墨付きがもらえるとよいのですが。
最近の猫用お薬ってすごいですね。お迎えしたにゃんこさんが食いしん坊だからなのか、粉薬をカリカリにふりかけただけなのですがお薬を一切意に介さずぺろりと食べてくれます。
先の茶トラくんの時代はそんなおさかな味の素敵お薬なんてなかったもので、風邪(幸い危なくないやつだった)をひいたときに処方された薬が錠剤で、飲ませるのに非常に苦労しました。
普通にカリカリに混ぜて飲ませてくださいと言われたけれと、混ぜても薬だけ残す、上あごのあたりにぽいと飲ませてみせようとしても、ぺっ!!と吐き出す、とにかく暴れる、でどうにか飲ませましたけれどもとにかく大変でした。
それが今ではカリカリに振りかけるだけで大事なお薬もぺろっといってくれます。ありがとう、おいしいお薬を開発してくれた方々・・・!
先日めでたくトライアルも終わり、本譲渡と相成ったのではれて「ウチの子」になったにゃんこさんは、白黒の長毛っぽい男の子です。
名前はぴのとなりました。
長毛種の子猫の写真をいろいろ見てみたのですが、なんとなーくノルウェージャンっぽい雰囲気なので、もとはひょっとしたら高貴な生まれなのかもしれません。
本譲渡決定後も3年間は定期的に写真とともに近況を報告するように依頼されます。
なかなかここらへんも厳しいですね、保護猫さんは。
ずいぶんおとなしい子だなぁと思っていたのは初めの2日くらいで、新しい環境にもすっかり慣れてくれたようで月齢相応のいたずらをするようになり目が離せません。
ぴのをお迎えするため初めて猫用ケージというもの設置したのですが、これもまた便利ですね。
火を使う時や就寝時など、ケージで待っていてもらうことのなんと楽なことか。
常識というものは日々変化しますが、猫を飼うにあたっての常識も昔と今では180℃違うこともあったりと、知識のアップデートと勉強って常に最新化しないといかんなぁと思います。





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