chikochanやま

麦わら色

母がおしっこをするたびに、胸のところまで激痛が走るというので、泌尿器科で診てもらった。膀胱炎ということで薬ですぐに治ってよかったのだが、尿検査の結果をみると、色調外観に「麦わら色」とあるのを発見!

最初の項目が「麦わら色」なのだ。文学的な匂いのする「麦わら色」。花野の少女に風が吹くような「麦わら色」.........果たして麦わら色がいいのかどうか。ほかにどんな色のバリエーションがあるのか。「教えてチコちゃん!」と言いたいけれども、チコちゃんはいないので、自分で調べてみた。

正常な尿は、淡黄色~黄褐色の黄色が基本。そこをあえて「麦わら色」としたセンスがいい。いつごろから、誰が最初に使ったのだろう。「伝統色のいろは」によると、麦わら色とは、麦藁の色のような赤みを帯びたくすんだ黄色。「麦わら自体は古くからありますが、色名としては日本古来のものではなく、明治以降に西洋から、『ストロー色』が伝わった際に和訳してできたものでしょう」とのこと。使った人は、麦藁が身近にあったのだろう。

ちなみに、「尿が赤い」は尿に血液が混じった血尿の状態。「尿の色が薄く、ほとんど無色(透明)」は利尿薬や大量に水分を摂取したか、糖尿病も疑われるので注意。

そのほか、橙色、紫色、灰色~黒色などもあり、尿の色は、様々な病気と関係する。そうそう、夫は、健康診断の検尿の際、水が入ってしまったのに問題なくスルー。これはこれでどうかと思う。


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