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スパーズ戦の感想と喝!!

 ユナイテッドとスパーズの一戦は個人的にすごく楽しみにしていたカードの一つであった。昨シーズン、ゴールに飢えていたクリスティアーノ・ロナウドが爆発した試合だったからである。あの時は友人宅で観戦しており、あまりにも騒ぎすぎて隣の部屋から壁を叩かれて我に返ったのを思い出す。
 
 あれから約7か月の時が過ぎた。前回対戦の時と同様、ロナウドはゴール量産体制とはいいがたいパフォーマンスを続けている。幼少期からのユナイテッドファンからしてみるとロナウドはクラブのレジェンドであり、もちろん輝かしい成績を残してこのクラブに別れを告げてほしい。そのためにもこのスパーズ戦は重要だったと考えている。
 
 しかし、いざ発表されたスタメンを見るとロナウドの名前が見当たらないでははないか。代わりにトップに入っているのは好調とは言えないラッシュフォード。私は少し落胆した。だがそんなことは言ってられない。愛する赤いチームを応援しなければならないのだから。
 
 また、私を落胆させた要因はもう一つある。それはエリクセンのベンチスタートであった。過密日程やワールドカップを考慮してのことだというのは十分承知している。しかし、前節のビルドアップはエリクセン不在によって全く機能しておらず、カゼミロのみでは厳しいということがはっきり分かったと私は感じていた。
 
 試合が始まった。私は少しばかりふてくされながらPCの画面を見ていた。
スタート直後は前線のハイプレスと後方の押上がうまくいっていないような印象を受けた。もちろんのことラッシュフォードの守備の強度は緩い。「今日もきびしいのかな」そう思った立ち上がりだった。しかし、前半20分あたりから、アントニーの左ポストをかすめるミドルシュートを皮切りにカゼミロ、ブルーノ、フレッジの強烈なミドルシュートがロリスが立つスパーズゴールを襲う。私はここ最近見ることのできていなかった非常にエネルギッシュなユナイテッドに思わず笑みをこぼしてしまった。こんなにも試合を見ていてワクワクしたのはラングニック体制初陣以来ではないだろうか。

 今節の勝因は様々考えられる。私はその中でもスパーズが得意とするカウンターを未然に防ぐことができたということが一番大きいのだと考えている。それは単に、マルティネスとヴァランがケインとソンに仕事をさせなかったのではなく。チームで守備戦術を全うし、中盤、サイドバックで引っ掛けることができた結果なのではないだろうか。

 今後、ユナイテッドがどのチームに対してもこの守備戦術で挑むのであれば、よりラッシュフォードのチーム内ヒエラルキーは低下していくと考えられる。別に彼のことが嫌いなわけではない。むしろ、一時期は低迷するクラブを何とか救おうとゴールをとってくれた大黒柱の一人だ。私はあの頃のような若くてキラキラした彼が見たい。



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