NBL 2018/19 Round7 Brisbane Bullets vs. Illawarra Hawks「英語が出来ない選手を入れるのはクレイジーだと思う」

NBL 2018/19シーズンのRound 7、Brisbane Bulletsにとってはシーズン11ゲーム目となりました対Illawarra Hawks戦をnbl.tvで観戦しました。結果は104-85でBrisbane Bulletsがホームでの貴重な勝利を収めました。

比江島のいないときに限って、と日本のバスケファンなら言いたくなってしまう展開だったかもしれませんが、Bulletsが終始ゲームをリード。2Q終了時に一時的に追いつかれはしたものの、その後は安定してリードを伸ばし、危なげなくゲームを終えました。

ゲーム残り2分弱からはMagnayやHarrisonなど普段はプレータイムをもらえない選手も登場。セットプレーでPattersonとのピックアンドロールからMagnayが初得点と思われるゴールを決めるなど、ガベージタイムにもそれなりに見せ場がありました。

さて、このゲームの2Qが1分半ほど経過したときに実況・解説の方が比江島について言及していました。比江島がいま代表合宿中で日本に帰っていること、比江島のここまでのプレータイムが2試合でそれぞれ1分にも満たなかったこと、比江島のオーストラリア代表戦でのスタッツのことなどに触れていました(ちなみにゴンザガ大学と八村塁がデューク大に勝利したことについても触れていました。)

その中で、あくまで個人的な意見だと前置きした上でですが、ひとりの方が「英語が出来ない選手を入れるのはクレイジーだと思う」と述べられていたのが印象的でした。「それではチームメイトと交流することも出来ないから」と理由を述べられていて、「スーパースターで15-20点取るような選手なら別だろうけど」と付け加えていました。翻訳は私がしたものです。

豪NBLを観ていると特徴的だなと思うのが、笛でゲームが止まるたびに必ず5人が集まって円陣を組み、話し合いをするのです。もちろんBリーグでもNBAでもそういう場面はありますが、豪NBLではそれが徹底しているように思います。ほぼ必ずと言っていいほどそんな「小会議」が行われます。

比江島には通訳がついていますが、通訳さんが助けてくれるのは当然オフコートのみです。こういった密なコミュニケーションの中に入れないというのは、比江島がBulletsでプレータイムを獲得するための非常にネガティブな要因になっていると思います。せめてチームメートが言っていることは理解できないと、HCも起用をためらってしまうでしょう。

例えばBリーグに来た外国籍選手であれば、彼らは基本的には上述の「スーパースター」に当たる存在です。またほとんどの選手はビッグマンという日本人選手ではできない役割を補ってくれる存在です。それに英語が不得手だと言われるとはいえ、義務教育レベルの英語力はどの選手にもあります。しかし比江島は豪NBLレベルではスター選手ではなく、そして(おそらく)チームメイトの誰にも日本語力はありません。状況がまったく違います。

もちろん比江島も日々語学力を向上させているでしょうけれど、語学力というものは一朝一夕で大きく変化するものでもないです。これからシーズン後半に向けて本気でプレータイムを獲得するつもりであれば、ここに確固たる戦略が求められるのは間違いないでしょう。簡単に言えば、英語が出来ないなりにどうにかする方法を見つけないといけません。

ポジティブな側面を見れば、こうして実況・解説のかたに触れて頂けるということは忘れられていなかったということです。色々と言ってもらえる内が華ですからね。私は正直に言って嬉しかったです。

代表活動で帰国した比江島に関する記事がいくつか今週出ましたけれど、比江島自体はまだ豪挑戦をポジティブに捉えているようですし、本人がその気であるならまたWindow 5が終わったらあちらで頑張って欲しいと思います。

Bulletsのホーム戦では選手がフリースローを決めるとスーパーマリオの効果音がなります。比江島の参加に合わせてなのか、以前からそうなのかは知りませんが、早く比江島のフリースローでその音が鳴り響くところを見てみたいのです。

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増田林太郎

バスケットボール観戦メモ

テレビでも現地でも、観戦したバスケットボールの試合を記録として残しておくためのメモです。
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