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暑くて疲れた 8月10日

朝食にベーコンオムレツを作った。バターの香りがおいしかった。

昼食時に先輩に「松屋の新メニューうまトマハンバーグ食べて、めっちゃおいしかったです」と話してみた。すると、先輩もうまトマファンだったらしい。「僕は毎年普及してるんだけど、自分から言ってくるとは。できる子だと思っていたけど、やはり」と先輩。他の先輩はあまりのくだらなさに笑っていた。

午後は会議があって、偉いおじさんの前で喋らされた。なんだかんだこなしたが、うまくできるわけないので非常にストレスだった。

仕事で原稿を書いていて、自分なりに良いペースで仕事が進んだ。帰ろうとすると上司に「原稿書き終わった?」と聞かれた。「さすがにこんなに早く書き終わるわけがないだろう」と思った。遅いという意味なのか(だとしたら判断力が足りない)、残業しろという意味なのか。あるいは意味などないのか。人と仕事をするのはやはりしんどい。急かされるのが特にしんどい。

一人で気になっていた安い海鮮居酒屋に行って飲んだ。お刺身が美味しかった。安いし。今後も行きたい。

酔い足りなかったのでもう一件、佐賀の三瀬をモチーフにしたお店に行った。トリハツや鶏しゅうまい、だし巻き玉子など全て美味しかった。店員さんも優しかった。ありがたい。

ベロベロだったので帰宅して即寝た。昨日は疲れていた。たぶん頑張っても27、8歳くらいまでしか生きられないと思う。ちょっとしんど過ぎる。

「他の人のスピードに合わせて急いで作業する」というのが苦しい。学生時代はかなり得意だったのに。勉強、部活、行事、課外活動と熱心にこなしていた。受験勉強なんてその最たる例だろう。でもそこに注力し過ぎた。オーバーヒートして、長い間心が起動しなくなってしまった。そこから「自分のペースでしたいことをすれば楽しいな」と思って立ち直った。

思春期くらいから「タスクをいかに効率良くさばけるか」ばかり考えていた。それで心を病んだ(「そんなこと続けて何になるんだ」と思うようになった)。長い時間が経ってやっと自分の意思を取り戻せた。そしてまた社会に戻り、今度はタスク処理が苦痛で仕方ない。まだ自分の中で処理モードとエンジョイモードのバランスが取れていない。

でも、大抵の人は順序が逆なのでは。学生時代に好き勝手して、社会に出るにあたり「我慢してやるべきことをやり続ける」能力を身につける。こっちの方が自然な気がする。『呪術廻戦』で、ピュアで万人に優しい夏油傑が病んで死に、強さを追い求め続けられる五条悟が生き残るみたいに。

思春期に社会に対して過剰適応してしまい、いざ実際に社会に出たときに疲れ切っている。なんとかだましだましやっているが、「1から10までバカバカしいからできるだけ手を抜こう」なんて人はいずれ排除されるだろう。大人になれるか、なれずに潰れるか。なれなくても何とかなる気がするが、どうなのでしょうかね。

翌朝起きたら1キロ太っていた。いつからこんなに体重を気にするようになったんだ。女子高生じゃないんだから。

なんとか部屋から出てセブンイレブンに行き、身体に悪そうな物を買おうとする。店員さんが来た瞬間財布を忘れていたことに気付く。やばい。鏡を見たら眼が死んでいた。一度家に戻り、汁なしまぜそばと麻婆豆腐を買った。

彼女と別れる前はこういう状態になったとき、すぐに報告していた。それでずいぶん気持ちが軽くなったものだ。
時間が経てばけろっと明るくなると、頭ではわかっている。でも心身の疲労が溜まっているときはやっぱりきつい。


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