11/22 年をとると健康が話題になるの、わかる

どんどん自分が脆弱になっていく気がする。

実は昨日、体調を崩して会社を休んだ。正確に言うと、貧血と腹痛のせいだ。貧血は持病的な付き合いで、脳貧血はもう15年くらいやり続けてきている。

脳貧血がどういう状態かというと、わかりやすいのは校長先生の話で倒れる人、あれだ。起立状態で血液の循環が悪いと、単純に高い部分に血が上手く回らなくなる。つまり低酸素状態になり、倒れるのである。

もっとも、私は倒れるまで立ってはいない。単純に高いところから倒れるのはそれだけで危ないというのと、そもそも耐えがたい気持ち悪さが先に来るのでさっさとうずくまってしまう派である。

脳貧血は脳に血を回せば復活するので、横になるのが一番良い。できれば足の部分を枕などで高くすること。無理であれば、その場にうずくまって頭をできるだけ下げることだ。中途半端に椅子に座るのも良くない。大抵椅子を勧めてもらうし、そこで横になるのには勇気がいるのでそのまま椅子に座ろうとしがちだけど、頭が相対的に心臓より高い状態にある以上、下げないと症状は改善しないのである。(単純に意識が落ちた時の転倒リスクは減るので座った方が良いというのは間違いない)

私にとって脳貧血とは、めまい、冷や汗、吐き気(吐くことはなかった)、顔面蒼白、指先のしびれ、程度で、実際に吐いたことは無かった。大抵意識が朦朧として、(あっ、これすごくダメだ)と思いながら耳を触って冷たいことを確かめ、なんだ脳貧血か、また会ったな、といつもの症状に安心しているようなタイプだったのだ。

おとついの夜である。私は風呂から上がり、のんびりと歯を磨いていた。ぼーっとしていたら突然ごーっと耳の奥が鳴り始め、あっという間に脳貧血になったのである。いつもと違って猛烈におなかが痛くて、吐き気もひどくて、実際に吐いてしまった。貧血でここまでひどくなったのは初めてで、そのまま気絶するように寝て、翌朝も調子が戻らず、無理矢理出かけたらこのざまだったのだ。

今が一番若いはずなのになあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?