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お客様の満足度って何パーセントが良いの?

先日、東京都内のイベントマルシェに、鑑定士として初出展を果たしました。知り合いがイベントの企画・運営していることもあり、参加のハードルが低く、何より全体の雰囲気が明るく優しいので、初挑戦として素敵な場だったと思います。

今回は、カラーセラピーと九星気学鑑定の2本柱でセッションを実施し、ありがたいことに満員御礼!知り合いのみに告知をしておりましたが、初めましての方にも8名もお会いできました。ありがとう!

アドレナリンがドバドバ状態で鑑定を続けていたので、イベント終了後には身体がもぬけの殻となり、残されたコミュニケーション能力は0%に近かったですね。自分、お疲れ様。

さて、初めてのイベント出展を終えて、いくつか反省や改善点を考えていました。その中で自分が克服をしなければならない壁にぶち当たった気がしたので、このようにnoteを書いております。

九星気学のメニューでは15分という短い時間の中で、お客様の星の特性や今年の運勢を鑑定していきました。自分の持っている知識をフル動員するわけですが、どうも私は話しすぎてしまう傾向があるようです。

特に、お客様のフィードバックから気づいた点ではありません。目の前にいるお客様が、納得したり気づきを得られたり、この15分が素敵な時間だった!と思ってもらえるよう、何でもかんでも話した自覚がありました。

ただ、15分でイベント価格(通常の鑑定料金よりかなり安い)を提示している以上、あまり多くを語りすぎてしまうと、次に繋がらないよなと思うように。

私自身、4月より鑑定士デビューをし、イベントをフロントとして自分の継続的なお客様になってもらいたい気持ちがあります。でも、イベントで100%の満足度を目指すと、お客様がお腹いっぱいになって繋がりが終わってしまう気がしました。

今回のイベントマルシェに出展する前、お勉強がてら他のイベントの様子を見に行ってきました。実際に20分の鑑定を受けてみたのですが、「そこで終わり?!」「もっと知りたいな…」と欲求不満状態になったんですよね。

鑑定終了後「もっと知りたいならこちら」と案内を渡され、確かにこの心の状態だったら、また次も会いたいだとか、ちゃんとした鑑定を受けたいだとかに繋がる…と実感しました。

にも関わらず、私はお客様の満足度100%を目指して話しまくってしまいます。だって、知識の出し惜しみをしたくない、と思ってしまうのです。

九星気学を知らない方や、占い・鑑定を不思議に思う方がいる中で、私の言葉で気学を「なんだこんなもんか」と思われるのが、とても悔しいです。だから、自分の頭の中にある知識をドバーッと垂れ流してしまいました。

ナマズ(=旦那)にその気持ちを伝えると「健全な劣等感と向上心だね」と爽やかな笑顔で言われましたが、私の心には爽やかな風は吹きませんでした。

くうううぅ。難しい。とっても難しい。
そんな葛藤を抱きながらお一人イベント反省会を終えました。

きっと、noteには様々な業界で色々な働き方をされている方がいるかと思います。お客様の満足度って何%がいいの?という壁にぶち当たったり、私みたいな葛藤を抱いたことがある方もいるでしょう。みなさん、どうやって乗り越えているのですか?自分の力でビジネスをする難しさを感じました。

でも、先日出会えた方々の15分が、意味のある時間になっていたら、私は嬉しいです。その気持ちに葛藤はありません。お客様のことだけを考えると、自分の力を100%出したことに後悔はありません。

まだまだだな、自分…と気持ちがメラメラしたイベントの帰り道でした。




前回のエッセイです。

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