スクリーンショット_2019-01-14_15

Training Day of Hypnotherapy 3/3

DAY 5・6・7

Rioです。実際の催眠療法のテクニックや、「前世療法」について記していきたいと思います。

まずは、催眠誘導の4段階を説明しておこうと思います。


1、ラポールを付ける
2、潜在意識の働きを抑える
3、レスポンス・ポテンシャルを形成する
4、暗示を与える


ラポールを付ける
催眠において、ラポールの形成が非常に重要であることは、周知の通り。主に、テクニックとしては、「ペーシング」「ミラーリング」「キャリブレーション」「バックトラッキング」「イエス・セット」「リーディング」「ダブルバインド」など、様々あります。

ラポールの形成が上手く構築できることで、自分への信頼関係を作ることに繋がります。

潜在意識の働きを抑える
相手の意識活動を鈍らせること。これは、基本的には相手を困惑させる、注意をそらす、もしくは何か他のことをさせて意識をそちらの方に向けておき、相手の無意識と直接コミュニケーションを図ることになります。

レスポンス・ポテンシャルを形成する
これは与えられた暗示を相手が受け入れたくなるように適切な理由を与えること。暗示でコントロールされることについて、興味をそそらせたり、または素晴らしい体験をさせる、といった動機づけのことです。

暗示を与える
この時の状態は、クライアントの潜在意識の働きを鈍らせて、オープンマインドな状態で、こちらからの暗示を入りやすくします。催眠療法は暗示療法とも言いますが、一番重要なのは、クライアントにとってオープンマインドを作る環境です。

上記のプロセスをもとに、前世を体験へ誘導していきます。スクールでは、まずは村井先生のデモンストレーションがあり、そのあとにペアワークに移ります。村井先生の催眠誘導の語りはとてもソフトで、(危うく)心地よい睡眠に誘われてしまいそうでした。頭の中では、誘導によってイメージが湧きあがってきます。暗示によって、過去に見たことのある記憶やイメージが明確に見えてきます。

人が持つイメージ力の強さ(パワフルさ)を実感しました。忘れていた記憶と結びつく感覚でした。

ペアワークでは、暗示のスクリプトを見ながら、お互いでロールプレイをしていきます。僕は、40代男性とペアを組み、前世療法を行なっていきました。

最初は暗示スクリプト通りに、しかし棒読みにならないようにセッションを行なっていきます。クライアントにとって心地の良い世界をイメージさせて、言語暗示によって五感を刺激することで、没頭していきます。相手がイメージの世界に没頭していく様子は、表情や口調などから観て取れます。ビジョンが浮かんできたら、「どんな?」「なぜ?」と言うような、オープンクエスチョン型で質問を行っていきます。質問に答えていくことで、ビジョンがはっきりと感じられるようになります。

僕の前世体験をしてみました。催眠誘導してくれるのはスクール生なので、素人なのですが、スクリプトを読んで、集中してと聞いていくと、ちゃんとイメージすることができて「おーっ」と感じました。暗示のストーリーは、現世から前世に進んでいきます。

・・・・・・・

前世の世界のビジョンが見えてきます。

砂浜の上で、海を見ています。
足元から、徐々に目線を上にあげていくと、衣服も見えてきます。
男性であることがわかり、髷も見えてきて、日本であることがわかります。年齢は30歳くらい、時代は、室町時代とかそんな感じです。後ろに振り返ると、自分が住んでいる家が見えます。米俵を管理する職業だとわかりました。(全て、直感ですけどね)

家に入ると、数人の子どもやおばあさん、おばさんの姿が見えました。家の中で、掃除や家事しています。目の前に座っていたおばあさんに、自分の名前を聞いて見たところ、「トゥオン」という名前でした。そこでシーンが変わる暗示が入り、次のシーンでは、高台から海を見ていました。自分は50代になっています。

振り返ると、立派な寺が見えます。髷はありますが、手首に数珠をつけていました。家の中に入ると、以前と同じく子どもやおばあさん、おばさんが見えます。ここまでヴィジョンを見て、駆け込み寺や訳ありの方々を囲って生活を共にしている人物なんだと気がつきました。

ここで、またシーンは代わり、死ぬ直前の最期へ。

最後のシーンでは、白い布団に横たわった自分がいました。周りには、悲しい顔をした先ほどの人たちがいて、やがて自分の魂と肉体は分離して、そして、肉体を持たない魂だけの世界の中間生へ。
そこで、前世の自分と現世の自分が出会うことができて、人生の意味などを対話することができます。自分は「コミュニティ」を作ること、が魂の使命だということがわかりました。

以上が、初前世体験でしたが、僕個人としては、前世があるかないかという議論には興味がありません。でも、見えた(感じた)ヴィジョンを今でも思い出すことができる、つまり、エピソード記憶として脳の中で長期記憶で定着しているという事実が面白いと感じています。

「人生の経験エピソードが増えた感覚」

でもこれ、周りに積極的に言うと、不審がられるので、胸に閉まっています。

他の角度から、「前世体験」を知りたい方は、2018年にTwitterでも話題になった、「平安時代にお坊さんをやっていた前世記憶がある」のまとめ情報も貼っておきます。結構有名な事例ですが。​

ちなみに、こちらは余談になりますが、前世の名前だった、「トゥオン」をGoogleで検索したところ、ベトナムにトゥオン寺院と言う場所がありました。

最後に。
最近は「セルフ前世療法」も盛り上がっています。こちらの書籍も面白かったです。

画像1

今までは、セラピストがいなければ、行えなかったセッションも、テクノロジーの発達とともに、セルフで行えるようになりました、現にマインドフルネスの領域では、ここ数年で、アプリが多くローンチされ、そこに多額の出資も受けています。きっと近いうちに、心理療法としての「催眠療法」も注目される日がくると、勝手に思ってます。

近いうちに、会社でペアワーク型の前世体験のワークショップを開きたいと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?