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お金がないのは、日本で働くしか選択肢がないからだ

ねとらぼさんの記事が話題に上がってますね。


こういう感覚的にみんなそうだよね、と思っていることをきちんと文献などを用いて、順序立てて整理できるセンス、本当に見習いたいと思います。

実は1966年の12月まで、35歳未満は保険料が100円でした。当時と2017年の消費者物価指数の差を考えても3.91倍なので、いまの391円にしか当たらないことになります。さらには大学授業料も国立大学が1975年度の3万6000円から、現在は53万5800円に。私立大学も同年度の18万2677円から、2014年度の水準で86万4384円にまで跳ね上がっています。


国民年金保険料と大学授業料のインフレ度合いも、ここまでとは知りませんでした。

もはや給料が少し上がったところで、税金や保険料ががっぽがっぽ流出していくので、あまり実感値として上がった感覚しないですもんね。

一方で、NewsPicksではこんな記事がPicksされてました。


論点として上がってるのが、基本給増やせぃ!派と、ボーナスで勝負せぃ!派の2つ。

共通しているのが、海外はー、っていう事例を引き合いに出されるのですが(管理職の給与水準で比較すると日本はもはやマレーシア、タイにも追いつかれてきた、とのコメントもあってへぇー、となりました)、最近こういう話を目にし耳にする度に、そもそも日本人は日本国内でしか職の選択肢が無いことに問題があると思い始めました。

前の投稿で、英文自己紹介のnoteを書きましたが、

学生時代8年間アメリカに住んでいた僕ですら、もはやエセ帰国子女化しており、ビジネスの世界では全く英語が使い物にならず、仮に転職を試みるとしても年齢も年齢ですし基本的には日系企業にしか門戸が開かれていないわけです。

つまり言語からしてガラパゴス化されている国で育ってきている以上、その時点で世界的に見たらハンデキャップを負った人生を歩んでいかなくてはいけない、ということ。(もちろん、これは日本だけではないです。)

いや、まあ優良な日系企業に転職できる分、まだマシで、日本の中でも低賃金労働者は、もはやブラックのスパイラルから抜け出せないのが現状です。

結局、日本の給与水準が上がらないのってそれでも雇用できてしまうし、雇用される側も、それに従わざるを得ないところだと思うんですよね。理想論語れば、日本の給与形態はクソだから外資行こうー、起業しようー、とかって当たり前のようになれば企業側も給与を上げざるを得なくなるわけで、そもそもビジネスモデルから抜本的に見直す必要が出てくる可能性もあります。

じゃあこの根本解決しようとなると、教育という観点から見直さなくちゃいけないかもしれないし、終身雇用文化のイメージが変わるぐらいの革新的な人材サービスがリリースされるとか、少なくとも大学まで進んだからには、今更勉学とかではなく、そういう可能性の思考を自分としても身につけたかったと30過ぎてから思う次第です。

結局ちゃんとアウトプット癖つけようと、社会人の中でも2年ぶり5度目ぐらいに思い、noteを始めたのも改めて自分の可能性の選択肢の幅を拡げようと思った次第で。

※全然関係ないんですが、これ途中まで書いてて、一回間違ってBackボタン押して全部消えました。noteさん、このご時世、自動で下書き保存機能とかつけてくれないかなー・・・

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