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インターネットでマスメディアに一番近しいのはTwitterだと思っている

※何もオチなく、備忘録です。予めご了承ください。

まず今更何を言うかって感じですが、インターネットの市場の成長は著しく、いわゆる4マス陥落と言われています(とはいえテレビはまだ微増なんだけど)。

そもそも4マスという言葉に違和感、インターネットがもはやマスでは、という意見もちらほらあり、確かにメディア単位で見たら、明らかに主役はインターネットであって、ネットに繋がっていないメディアはどんどんマイノリティになってくるでしょう。

じゃあ、インターネット自体が「マスメディア」か、と言われると、これも違うと思っていて、むしろ真逆の方向を辿っています。

分かりやすくテレビが「マスメディア」と言われる所以は、テレビというハコの中には東京だとせいぜい6チャンネル(NHK, 日テレ, テレ朝, TBS, テレ東, フジ)に集約されていて、それも全員に一斉に同じコンテンツが流れる。つまり、同じ時間に配信されているコンテンツは6コンテンツしか存在しません (ローカル局無視してすみません)。

これは番組自体もそうだし、広告なんか特に、チャンネルをまたいで同じ広告が流れたりします。つまり、みんながみんな同じ時間に同じコンテンツを観て、次の日同じ内容を共有しあえる環境、これこそがまさに「マス(大量、多数)」の本質だと思っています。

インターネットは対極に位置していて、まさに「パーソナライズ」な世界です。そこにあるのは幾千というメディアにその何倍ものページやコンテンツがかけ合わせで存在しています。

その中からユーザーは自分の好みで検索し、メディアを閲覧し、コンテンツを楽しみます。一人一人がオリジナルのパスを辿っています。もしかしたらLINE, YouTube, Instagramのようにメディア単位で共通の話題に上がることはあっても、そこで体験しているコンテンツまでもが共通化になるようなことは、今の世の中、どんどんあり得なくなってきているんじゃないかなー、と思いました。

それが悪いという話ではなく、その時の流れにはもはや抗いようがないのですが、おじさん世代的には、マスメディアという概念そのものがなくなっていくことに対して、寂しくもあり変化を受け止め難い部分なのかな、と思っています。

一方で、ようやくタイトル回収ですが、Twitterはその中でもマスメディアという概念に一番近しい存在であると考えています。

基本的にフォロー/フォロワーの関係性からスタートしているので、そういう意味ではパーソナライズなのですが、キモはメディア上の熱量が全体に可視化されているところだと思っていて、例えば下記のような炎上はわかり易い例ですが、

午後ティー炎上 「女性軽視では?」と囁かれるイラストに不買運動の声
https://lineblog.me/dessart/archives/13183268.html

いわゆるTwitterのトレンドに上がってくるコンテンツは、テレビと同様、みんなが共通の話題として会話が成立するコンテンツです。

午後ティーのツイート自体は、普段からキリンのアカウントをフォローしている人にしか向けられないパーソナライズなものから始まったとしても、こうやって取り上げられることによって一気にマス化するのが、良くも悪くもTwitterの特徴です。

僕自身、朝起きて、まずTwitterの動向を見ます。そしてそれはTwitterの自分のタイムラインではなく、まさにトレンド状況を見ます。自分のパーソナライズなタイムラインより、世の中で何が話題になっているのか、の確認目的になっているのです。そしてニュース専となると、個人的に一番使い勝手のよい「Yahoo!リアルタイム検索」というアプリを使っています。

そこにあるのは、偏向も無い大衆の生の声です。(多数派意見に流されがち、なのはあれど。)

そう考えた時に、少なくとも2018年の日本国内においては、Twitterこそ一番にマーケティングの主軸として戦略を考えなくてはいけないポイントだと思っています。この考えは誰に押し付けるわけでもなく、少なくとも自分が一事業の責任者として立った時に、絶対的に推進するだろうという視点です。

一方で、じゃあプロモトレンド(Twitterのブランド広告)がマス広告になり得るかというと、そこの設計はまだまだ弱くて、上手いこと考えたいなー、と思うのと、そもそも新しいプロダクトを考える時に、Twitterのようなマスメディアの可能性の兆しを見出すためには、どうすればいいかなー、というのを日々悶々と考えており、

最近こういう話を口頭でする機会が多いので、取り急ぎそこに至るまでの思考整理/日記がてら本記事書いてみました。

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