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今の時流に乗っかっている「4つ」の事業領域

僕が長らく専門でやっている「スマートフォンアプリ」というドメインも結構、成熟市場になりつつあって、まあ全体の売上自体はまだまだ伸びてるんですが、アプリだったとしてもその中でどういった工夫だったり、そもそも今のトレンド、可能性のある新しい市場ってどこだろうねー、と昨日マーケ雑談してました。

1.「ライフシフト」という文脈

2年前に100年時代の人生戦略と言われても、刺さる人には刺さるけど、って感じだったとは思いますが、昨今「働き方改革」やそこから付随する「健康」「男性の家庭進出」「住の充実」といった文脈が世の中に拡がってきていると思っていて、そこに着目した事業というのは、今の時流にあっていると思っています。

「スマートなんちゃら(ホーム、家電、etc.)」の流行はこの文脈の延長線上にあると思っていて、最近ではヘルシオ ホットクックとかウェアラブルネックスピーカーとか、よくメディアに取り上げられますよね。

後はやはり、家族・社会のコミュニケーションサポートという文脈で、「ユニファ」というスタートアップは最近子供が出来たばかりの僕としては注目しているのと、「タベリー」というアプリは激戦区の料理領域の中で、男性の家庭進出/女性の社会進出といった際立ったミッション・バリューを分かりやすく掲げていると思います。


2.「サブスクリプション」(for you)という文脈

これは世の中的にも言われていることですが「所有」から「利用」へのモデルへの変革は引き続き続いていくと思いますし、短期的にはこれが一番儲かるビジネスモデルでもあると思います。

何かしら新しいこと言いたいと思って(for you)と付け加えさせていただいたのが、これがAIとの掛け合わせでより「パーソナル」なサブスクリプションであるというのが今後必要になってくる要素だと考えています。

更にライフシフトと掛け合わせて、パーソナルおやつというsnaq.me、パーソナルオーディオフィットネスであるBeatFit、Amazon Primeの新サービス「児童書の定期配送」というPrime Book Box Kids、といったようにサブスクリプションの対象もどんどん拡がってきています。(今まではVODや音楽などエンタメのイメージが強かったけど)


3.「データアフィリエイト」という文脈

Facebook騒動を経て、データ管理の問題について一層熱が高まっています。世の中のあらゆるサービスが「無償」で提供できているのは、その対価としてユーザーから「データ」をいただいて、それを「広告」だったり「販売」だったり「商品開発」などあらゆるビジネスに転用していくビジネスモデルになっていたことを考えると、その根底から覆される題材です。

そんな中、直近のリリースで「ONE」という、レシートが1枚10円になるサービスが話題になっており、既に運営パンク状態。一時利用停止状態にまで追いやられています。

これが凄いのが、もう「データ」をもらう、その対価としてお金を払うよ、と、明確にユーザー側とデータの取扱について握っているところです。

Facebook始め、ウェブ企業がこぞってユーザーデータを取りに行くのは、生活者が気づかないところで、自分たちの行動の一つ一つに価値があるということであり、この「ONE」というサービスは、それに気づかせてくれるキッカケにもなります。"次世代の金券ショップ"を狙う、ということだけあり、今後はレシート限らずあらゆるデータの受け渡しが有償で行われる時代が来るんじゃないかと思っています。

スニーキーにデータを取得するのではなく、ユーザーと明らかな合意を交わした上で、データの受け渡しを行うビジネスモデルが必要とされる世の中になる可能性を感じられました。

*これには、ユーザー側にデータを渡すメリットを享受できるモデルが必要。それは決してお金だけの話ではないかもしれない

4.「ベンチャーキャピタル」という文脈

ちょっと視点を変えて、実際に事業を運営する側ではなく、それを外からコンサルティングする側のビジネストレンドについて。

上記は僕が常々言いたいことを基本的には、さすがクリエイター集団、いい感じの言葉尻でまとめてくれています。

マージン(手数料)モデルや人月単価モデルとか、それ自体にもはや限界があると感じています。

企業の中にファンドを置いたり、独立してファンドの立ち上げ、も増えてきましたが、投資して回収する、儲かるかどうか、という視点で見ると、これが一番儲かりますし、社会的にも有意義な活動だと思っています。

GOの話にならうと、広告会社やコンサル会社ほど、投資回収する為に広告活動やコンサル活動を行う、または自分たち自身がメディアを保有し育てる、という文脈が、まさにブレイクスルーのポイントではないでしょうか。

いつも読んでいただいてありがとうございます。サポートいただいた金額は、常日頃の感謝を込めて妻への労いに使用させていただきます。