ホルモン注射1本目を打ってきました

はじめに

ホルモン注射1本目、125mgで打ってきた。
ようやくここまで来たという感慨が大きく、衝動で記事を書いている節があるが、単なる感想にとどまらず、病院選びについても記していこうと思う。

病院選びについて

おそらく皆知っているであろうホルモン注射情報のサイト


……ここに載っていない病院にした。
もちろん参考にしたが、いまいち私の家から遠い病院しかなく、どうやら更新は数年前で止まっているようで、情報が古い可能性もある。

「駅名 泌尿器科」で調べるともう少し近い場所に病院を見つけたので、そこに電話をかけて相談した。

胸オペが終わり、夜行バスで家に帰ってきたその日の午後に泌尿器科に行った。
一度診察を受けにきて欲しいとのことだったので、行ってみるまでどうなるかはわからなくてドキドキしていた。

診察〜血液検査

結果的にはこの病院が大当たりで、先生の理解もありすぎるほどで非常にスムーズだった。どうやら戸籍変更後に打っている人たちが複数人いるらしい。戸籍変更前の事例は私が初めてだったが、自費診療の値段設定を一からしてくれることになった。柔軟な対応に感謝。値段交渉してもよかったかしら

ここで、「自費診療になって負担が大きいけど大丈夫?」と心配をされる。戸籍変更の気はないの、と。ちなみに先に挙げた情報サイトには、私の住む都道府県下では保険適用での注射が出来ないと書いてあった。やはり最新ではなかったらしい。

その日は血液検査だけして、結果が出てから本番となった。次回の予約をして帰宅。
ちなみに血液検査は保険適用でした!!

いよいよ注射

注射前に先生の診察があり、同意書を用意したから署名をするよう言われる。「自費診療としてのホルモン治療におけるご説明・同意書」と銘打たれており、副作用についてや、はじめの一年は3ヶ月ごとに血液検査を行うことなどが書かれていた。
私一人の為に用意してくれたことになる。どこまでも親身で好感度が高い。

診察や診断書なしにいきなり打つ、なんて病院も散見される(私の目にたまたま入ってきただけでそんな病院は全然ないのかもしれないが)し、数年前焦っていた頃はそこに行きたいと強く望んでいたものだ。しかし、これから長く通っていくことを考えるとこちらの方が安心出来ると思う。

ちなみにエナルモンデポー自体が粘度のある製剤なので、揉んだ方がいいらしい。でないと固まってしこりになってしまう可能性があるそうだ。

粘度を見せてくれようとしたのかアンプルを手渡される。と、ここで大きな失敗をした。
アンプルの上が開いた状態だと理解していないままペットボトルを振る要領で逆さにしてしまい、咄嗟に出された先生の手の上にこぼしてしまったのである!
もう……本当に申し訳ない……
みんなもアンプルを持つ時は逆さにしないよう気を付けよう!そうそうあることではないと思うが

さて、腕に筋肉があるか訊かれ、首を振るとお尻に打たれることになった。

お尻ペロン。最初は右にした。
痛みはほぼゼロ、だが、時間が経つにつれ右腰あたりから太腿にかけてだるさが広がっていくような感覚があり、右脚がなんとなく重くて動かしづらい。
だがよりにもよって今日が生理1日目で、下腹部全体に鈍痛が走っている所為で全部かき消されてよくわからない。

「125mgって聞いてたから多いのかと思ってたんですがそんなこともないんですね」と帰り際に先生に言うと、「mlじゃないからね」と苦笑いされた。バカみたいじゃん俺……アンプル自体は小指の先もないくらいの大きさだった。もっとデカブツを打ち込まれる♂のかと思っていました。いや本当に。そう怯えることはなかった。

ホルモン注射レポを調べまくっていると、1本目から声が変化した、少し掠れて出しにくいといった記述を見ることもあったが、風邪をひいているので今の自分が嗄声かどうかはよくわからない。

取り敢えず生理が早く止まることを祈りたい。125の人ってあんまりいなくてよくわからないんですよね。
わからないことばっかりだな。

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