プリキュア5の名曲「夜明けは流星につれられて」をココのぞ的解釈してみた

こんにちはぽんたろうです。普段はプリキュアと仮面ライダーと戦国鍋TVと戦国炒飯TVと村井良大と鈴木拡樹のおたくをしています。
皆さんは「夜明けは流星につれられて」というプリキュアの楽曲をご存知でしょうか。
この曲はプリキュア5GOGOの頃にリリースされた曲ですが、私はその歌詞や歌い方の切なさからプリキュア5の最終回と重ねてしまうことが多いです。
今回は私がこの曲を聞いて思い浮かべる情景をつらつらと書かせていただきます。

カギカッコ内が歌詞です。
(以下、感情を乗せて書くので文体が乱れます)

「君が振り向いた 逆光の中 表情は分からないけれども」
この曲は全体的に別れの曲で、プリキュア5最終回の水無月邸のあの別れ際の明け方から始まる気がしています
輝くデカい蝶に照らされる夢原の後ろ姿が目に浮かびます

「別れ際でさえ夢見る人は きっと笑顔だと僕は知っている」
そうだよね、夢原はもうすぐ出発って時さえも「パルミエ王国を見せてよ」って話してたもんね、絶対にまた会えるって信じているんだよね……
歌声から小々田のあの悲しそうなほほえみが見えるようで草尾さんほんとにしゅごい

「ここには留まれない 流れ星に似た自分は 瞬いて消える間に 明日の君に繋がるもの 残せるだろうか」
発想が死人
ある意味この世の者ではないしいつかはこの世界からいなくならなくてはいけない存在を流れ星に例えたの誰……
39話以降ずっとこの世で一番愛した人に何が残せるか、どうやって手放してどうやってその人の糧となるかをずっと考えて過ごしてたとかあまりにしんどい

「のばした右手を引っ張って 屋上まで駆け上がったなら サヨウナラをする瞬間も先へ伸ばせると思った」
ここで一気に音が盛り上がるんだけど完全に今まで抑えてた感情がここで出てきちゃってる
さっきまで大人しくいた感情が暴れだして漏れだしてる
「伸ばした右手」で蘇る24話…………
あの時懸命に伸ばし掴んだ手を、今は離さなくてはいけない
あの日繋げた心はきっと離れないと信じていてもそれはきっと想像もつかないほど苦しいことだろう……
繋がった心、離さなくてはいけない手、先延ばしにしたいサヨウナラ
あまりに切実すぎる叫び

「太陽は流星につれられて 明日の空を染める」
ポジティブな見方をすると太陽は流星に連れられてやってくるけど流星が去らないと朝は来ないのだ…つまりココナツミルクは帰らないといけないし、帰らなきゃのぞみたちは前へ進めないという意味になる…ナンデ…?自分らが去らないとのぞみたちに明るい未来はやってこないと考えてるんだな?
「自分らがしていることは命さえ奪うような危険に彼女たちをさらす行為であるから本当はいない方がよかった」ぐらいのことを考えていると…
そんなわけねえだろ〜〜〜〜〜〜!?!?
君らがいればどんな世界だって夢の国ってことを分かっていない、いや実際そんなハッピーなもんではないだろうけどでも実質そうだろう!?おい!!!
あとここ夢原のキャラソン「もん!SUNドリーム」に繋がってきてヴェッッッてなった
「のぼる太陽 走り出したら 戻れない!」て歌詞がこんな所で効いてくるとは誰も思わんしこんな地獄みてーな効き方するなんて予想出来ん

「淡く尾を引いて朝陽にとける 刹那を一つに焼き付けよう」
これは私にも身に覚えのある話なのだけど、記憶っていうのはどんなに楽しかったり大切だったりして絶対に忘れたくないことでも、溶けていく雪だるまみたいに消えていってしまうのよ…
小々田、お前は……それをむしろ焼き付けようと…いうの…

「ぼくらの気持ちを育てて欲しい 闇に光を、あてる、君だから」
泣いてない???
私は句読点は息切れの表現だと思っているのでこの歌詞完全に涙で声が詰まっているように読んでしまいますわ〜???
ぼくらの気持ちはどの気持ちなんだろうね
どの…どれ…
(追記)「ぼくらの気持ち」って……もしかすると「夢原たちに健全にすくすくと育って欲しい、これ以上のいかなる困難もその身に降りかかりませんように」っていう願いなのかな……

「3回繰り返して 流れ星に言う願いは 瞬いて消えたあとにも思い出から放射状に未来を描く」
願いは本編中再三語られたパルミエ王国の復活なわけだけど
コレットをデスパライア様に使われてしまって瞬く間に消えてしまったわけだけど
それでもそれを目指して歩んだ仲間たちとの日々は、思い出は、間違いなく彼女たちが未来へ進むための力や原動力になるんだよね、あと1番では「瞬いて消える間」だったのに2番でいよいよ「消えたあと」になってて泣いた

「永遠に忘れないよって君のスタートラインに立ってよう」
はいここ
もうのぞみたちの青春の1ページになる気まんまん
完全に思い出のあの人になる気でいる
そうなるしかないんだから仕方ないというのは分かる 分かるよ 分かるけど
諦めとお行儀が良すぎるんだよ!!!
プリキュア達の何を見てきたんだよお前はよォ!!!
足掻けよもっと!!!!!!!
分かるけど!!!!!気持ちは!!!!!
りんちゃんも「足掻けるだけ足掻くわよ」って言ってたじゃん   ねえ

「終わらない夜はないよって 愛しい背中に笑った」
終わらない夜はないよって愛しい背中に笑うの…………………………
一見小々田が肯定的に言っているように聞こえるが今までの文脈だと彼らは自分たちのこと「夜」だと思ってるんだから
終わらない夜はないってお前お前お前!!!
諦めるなッ!!!!

「さあ!夜明けは 流星につれられて 夢の渦と共に」
もういよいよってときのセリフだこんなの
「さあ!」に覚悟が全部つまってる
夜明けざまにパルミエ王国の人々は、飛び去って行く流星のように旅立ち、彼らとの思い出が流星のようにのぞみたちの脳裏を駆け抜けて行き…そして…来るのだ………朝が………………
それぞれが夢へと向かい始める朝が…
彼女らによる…夢の渦と共に…
むり

(コーラス)ウォーオーオーオー オオー ウォーオーオーオー オーッオーッ
「あらゆる場面が今つむじ風みたいに手を離れる」
蝶が旅立って風が吹き…いよいよ手を離す時…
あなたとの思い出が全部呼び起こされる
今際の際に等しい瞬間

(コーラス)ウォウウォウウォウ
「原動力になって君のことを守れる 記憶になりたい」
せつない………………
守れる記憶になるのはいいけどさ〜〜〜
諦めちゃだめだよ…記憶以上のものになることを…

(間奏)
ここの間奏のウィンウィンていう音がつむじ風っぽい
運命が動き出す音にも聞こえる

「伸ばした右手を引っ張って 屋上まで駆け上がったなら サヨウナラをする瞬間も 先へ延ばせると思った」
(追記)数年経ってたから気付いたんだが、「サヨウナラを先延ばしにしたい」という感情は夢原の気持ちを汲んだ訳でもなくただただ小々田のエゴを表した言葉なんだな……
私は……エゴを通す直前まで小々田は夢原のことを愛していると分かって嬉しいよ……
夢原を導く教師でもなく、聞き分けのいい国民思いの王子様でもなく、ただ夢原のぞみを愛する男として立っている小々田はどの瞬間よりも覚悟決まってる

「永遠に忘れないよって 君のスタートラインに立ってよう 終わらない夜はないよって 愛しい背中に笑った」
「さあ!夜明けは 流星につれられて 夢の渦と共に」ここの「のばした右手を〜」はもう蝶の上で「先延ばしできると思ったんだけどな」ってちょっと悲しそうに笑ってる小々田になってる、気がする
「永遠に忘れないよって〜」は2人のハモリが美しい……
ここで言う「夢の渦」ってあの5人が持っている夢のことで、要するに「未来」のことだと思うんです
夢の渦と共に夜明けが訪れる、すなわち未来と共に別れがやってくる
表現が美しすぎるしあまりにも残酷…
今までずーーっと未来に向かって走ってきた子たちが未来が来たゆえに別れを経験する…
「人生ってまあそんなもんよね」と言ってしまえばそれまでだし「人はそれで成長するのよ」って言われたらまあそうなんだけどこの世に横たわる真実があまりに残酷すぎてゼツボーグになっちゃう…
それをきれいな言葉で優しく包み込んで幼女に飲ませるの毒なのか薬なのかわからん、たすけて
全編とおして天体現象におきかえることで「有無を言わさない」感がめちゃくちゃすごい
夜は明けるし日は昇るしココ達は帰る
一生の別れ
きっと、ココナツの思いの渦は彼女たちの夢の渦と共に、ずっとあり続けるのだろう……
ナンデダヨォ!?とか諦めんなよ…とか言ったけど実際聞いてる時は涙流しながら「そっか……」しか言えない


はい!!!そんな感じで「夜明け〜」のココのぞ的解釈でした!
このあとすぐに「CREAM」の解釈も載せようと思うので「CREAMの解釈のラブソングてなんや…?」と思った方はそちらも是非読んでみてください!

コメントに皆さんの解釈も書いて教えてください!泣きながら読みます!

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