【蔵出し!】違いのわかる男・三岐鉄道に乗る(2018年1月・三重県)
“がんばらない週間”の“ゆる企画”、今回は、2018年1月に訪れた三重県の三岐鉄道をご紹介します。
三岐鉄道(さんぎてつどう、と読む)は、三岐線(近鉄富田~西藤原)と北勢線(西桑名~阿下喜)の2路線をもつ小さな私鉄です。三岐線の名の由来は、開業当初は三重県から路線を延長し岐阜県までつなぐ積りだったから(断念)。また北勢線は、かつて近鉄が手放した路線を、三岐鉄道が引き受けたものです。
三岐鉄道のユニークなポイントは、三岐線では、私鉄としては珍しく、今でも現役で貨物輸送を行っている(沿線の太平洋セメント工場の原料や製品を輸送)ところ。客扱いは近鉄富田までですが、線路はJRの富田駅まで伸びており、貨物をJRとやりとりします。
そしてもう一つ面白い点があるのですが、それは後ほど。
もったいぶらずにご説明すると、北勢線は、線路の幅が一般の鉄道路線よりも30cmも狭く(ナローゲージという)、電車も幅が狭く縦にしゅっとしている(実は天井も低め)のです。ミニ電車。乗務員室から出てきた社員さんと車両とのバランスが、どことなくおかしいのが分かりますね。
ナローゲージの鉄道は珍しく、あとは四日市あすなろう鉄道(こちらも三重県)と黒部峡谷鉄道くらいでしょうか。鉄道好きならずとも、一度体験してみると面白いと思います。
(おわり)
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