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同棲チャレンジに失敗した話(妄想)

早くしないと日付が変わってしまうので、手短に済ませることにする。

以前、私と結婚したいと思っているかどうかも不明な恋人に、同棲を提案しないといけない話(妄想)をした。

これの続きなのだが、同棲チャレンジは失敗に終わった。

予想通り、恋人も、私の転勤先の近く(といっても、お互いの転勤先は、公共交通機関で60分程度はかかる。)に異動になったのだが、「どの辺に住む?」と聞いたら、「●●らへん」と、恋人の転勤先の付近の地名を挙げたのだ。私と恋人のそれぞれの転勤先の中間とか、そういうのではなく。

だから、チャレンジは失敗に終わることが確定していたのだが、一応、さらっと聞いてみた。
「一緒に住まないの?」
恋人は、「それは無理やろ」と言って、お互いの転勤先が絶妙に遠いことを挙げた。

私が、「そうかな」と言うと、恋人は、「りら子がそう思ってると思ってなかった」と言った。
「そう思ってる・・・とまでは言わないけど、選択肢の一つかなとは思った」
と私が言って、この件についての会話は終わった。

私が恋人に膝枕をして、耳掃除をしながらの会話だったので、私は、しばらく耳掃除に熱中しているふりをした。
私が、耳の中が見やすいように、恋人の耳たぶを強めに引っ張っていたせいか、次に私が全然関係ない雑談を始めるまでの間に、恋人の耳たぶは真っ赤になってしまった。

一緒に住まないことが決まると、なぜか、恋人に対していろいろ注文をつけやすくなった。
脱衣所に置いてあるタオルを選択した方がいいよとか、私の服がシワにならないように保管しておいてとか、そういうことを。

これからどうするのか、まだ決まっていないが、とにかく私は理想の一人暮らしを求めて、大量の物件の間取りを見ては、頭の中で家具を置きまくるシミュレーションをするであろう。

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