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【世界遺産×音楽】ヨハン・セバスティアン・バッハ


【世界遺産×音楽】第2弾は「音楽の父」とも称されている、ヨハン・セバスティアン・バッハ(以下J.S.バッハ / バッハ)と世界遺産について🎶


J.S.バッハ(1685-1750)


バッハはドイツにあるアイゼナハという街の、音楽一家(親戚も含め、音楽一族)のもとに生まれます🇩🇪

父親もアイゼナハの音楽家として活動しており、バッハは8人兄弟の末っ子として産まれました。

父の演奏に加え、兄や従兄弟が優秀なオルガン奏者だったこともあり、その卓越した演奏を聴きながら育ったそうです🎹音楽・学業ともに優秀だったと言われています✨

しかし、彼が9歳の時に母親を、10歳の時に父親を亡くしてしまいます。結果的には、一番上の兄のもとに(バッハが15歳まで)身を寄せることになり、オルガンやコラールなどを兄から教わりました。

そんな彼は、その後教会オルガン奏者や宮廷音楽家として、生涯に渡り演奏や作曲を続けました。
🔻世界遺産のエピソードにつづく

J.S.バッハと世界遺産

『ヴァルトブルク城』

出典:世界遺産センターHP

バッハの生まれ故郷アイゼナハの丘にあるお城です🏰11世紀中頃に築かれましたが、その後増改築されたのが分かります。木組みの棟があるのも、ドイツらしさがありますよね🇩🇪

バッハの生家が、ヴァルトブルク城の麓にあります☺️🏠バッハの生活と共に在った、と言っても過言ではないと思います。

また、このお城は、マルティン・ルターが聖書をドイツ語に翻訳した「ルターの部屋」があることや、音楽家リヒャルト・ワーグナーのオペラ『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』の舞台となったことで重要なお城として有名です。

出典:世界遺産センターHP


バッハの父が演奏者として勤めていた時代もあるとか☺️🎶(※諸説あり)

ちなみに父親は、『パッヘルベルのカノン』で知られているヨハン・パッヘルベルとも親交があり、バッハ含め、兄弟たちの家庭教師をパッヘルベルに依頼していました✍️

後にバッハが身を寄せることになる一番上の兄は、パッヘルベルに師事していたので、バッハにも大きな影響を与えました🎶

※パッヘルベルについての詳しい記事はこちら😉

『ヴァイマールの古典主義文化』


バッハは23歳の時にヴァイマールに移住しました。この街は『ヴァイマールの古典主義文化』として世界遺産に登録されており、文豪ゲーテや詩人・劇作家シラーゆかりの他としても有名です📃

出典:世界遺産センター


バッハの人生の中で公私共に充実していた時期が、ヴァイマールでの日々だと(←私は)思います✨

ヴァイマールの宮廷オルガニストに就任したバッハは、オルガンに打ちこみ、オルガンの巨匠へと成長しました🎹
※現存するバッハのオルガン曲の多くは、この時代に書かれたものだと言われています。

プライベートでは、妻との間に子供をもうけました👶

また、この地で作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマンと出会い、生涯に渡り交友関係が続くことになります☺️テレマンは、ヴァイマールで産まれたバッハの子どもの「代父」(洗礼を受ける際の証人)にもなったとか🌟


※情報量が多くなってしまうので、この辺りまでにします😂🙇‍♀️笑

代表作

彼の代表作は一つに絞れず、かなり多くの名曲があるのですが、まず今回は『G線上のアリア』について☺️誰もが一度は耳にしたことのある名曲だと思います!🎶

この曲の正式なタイトルは、『管弦楽組曲』第3番の「エール(アリア)」といいます。


この曲を語るには、まずヴァイオリンの「弦」について少し説明が必要だと思います🙇‍♀️少々お付き合いくださいね🙇‍♀️笑

ヴァイオリンには4本の弦が張られていて、低い音の出る弦から順にG線、D線、A線、E線と呼ばれています。
そのうちの「G線」1本だけを使って演奏出来ることから、『G線上のアリア』という愛称で呼ばれるようになりました🎻


…しかしバッハの作曲した原曲では、どう頑張っても1本の弦だけで演奏するのは難しいんです💦
(私は挫折したので、いつも通り4本の弦を使いました😂笑)

実は、19世紀にドイツのヴァイオリニストが、原曲の「ニ長調」から「ハ長調」に変えてみたところ、G線のみで弾けることに気づき、そのことから「G線上のアリア」と呼ばれるようになったそうです。
※現代もコンサートなどで実際に演奏される時は原曲の「ニ長調」がほとんどだと思います。


私は、娘が寝た後のリラックスタイムによく『G線上のアリア』を聴いています⭐️皆さんも是非聴いてみてくださいね☺️☕️



Sweetboxの『Everything's gonna be alright』も是非聞いて欲しいです😂✨



おわりに

バッハの生涯や作品、他の作曲者との交流など、どこに焦点をあてるか迷いました。1回の記事には書きたいこと全てを盛り込めないので、また何度か書きます🥰

彼が生涯愛した音楽への情熱的なエピソードや、信仰心の強さ、勤勉さ、若かりし頃の無鉄砲な旅(旅先も世界遺産😉)などなど、色々書きたいことがあります🎶

実は彼の子孫たちも活躍しているので、サイドストーリーも沢山あるんですよ☺️🎶

次回は、今年アニバーサリーイヤーを迎える作曲家について書こうと思っております😊引き続き、よろしくお願いします🌷

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