高齢者の孤独とお金

私は、仕事柄、いろんな人と会うし、高齢者と話す機会もかなり多い。
高齢者の方々は、困窮者から富裕層まで様々だけど、やはり、80代後半から90代くらいの、戦後、高度成長期時代にバリバリお仕事されていた世代の人やその妻に富裕層が多い気がする。
その人達は、不思議と初対面の私に貯蓄額を伝えてくる。5000万であったり、1億であったり。その都度、私は、そりゃー年金制度は崩壊するなー、、と心で思うのだった。
富裕層にありがちなのは、娘に対する猜疑心というか。最後の砦が貯蓄だからか。富裕層の娘は親の財産に期待しがちだからか?娘たちの関心を向けるのは、貯蓄だからか??
なんせ、その親と娘に対する貯蓄を巡る愛情と猜疑心と、葛藤が見られることが多い。
親子の微妙な距離感も見え隠れして、仲が良いのか悪いのか?娘の夫に対して被害的な態度を示す人も多い。貯蓄額は一種の権威を示すのか?
私にはよくわからないけど、富裕層の親は、何かしら心に孤独の闇を抱えてる人達が少なくない。お金があるのに豊かになれない心の内。ますます孤独になるのに、家族からの無心の愛は得られない。
お金のあるないで幸福度は測れない。お金があるないで人間の価値は計れない。

私はどんな人とも対等であると思ってる。
福沢諭吉のように、1万円は、1万円で、人は上も下もなく人なんだと思う。

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