生き残れる仕事

17歳の頃、人に接する仕事をしようと看護師の道に入り、、、
それから10年が過ぎて、平成12年。
奨学金の奉公期間も年季明けとなり、晴れて自由の身。1歳になる子どもを保育園に預けた私は考えた。
今からどこで働こう?これからは高齢化社会だから、年寄りを支援とする仕事をしよう。病院で看護師を頑張っても、子どもがいるから夜勤もままならない。適性もあまりない。施設で働こう。
時は介護保険開始の年。運良く介護支援専門員に一発合格。
看護師とケアマネジャーとしと二足のわらじを履くことになる。

そこから、また、10年が過ぎて、、福祉関係の相談員としての声がかかる。その頃には、社会を支える支援者としての土台も出来上がってたので、自然にそちらの仕事に入ることになる。
この福祉関係の仕事は、素質がないとできないと思う。
私には後に語るが、支援があったからこそ生き延びてきたサバイバーだから、今度は支援側に回るという、支え合いの精神がある。
普通の人にはできない仕事かもしれない。利益を追求しない、社会的弱者への支援だから。
誰かがしないといけない。できる者はそれ相応に選ばれた人間でないと救える人も救えない。
貧困、ゴミ屋敷、虐待、依存性、精神疾患、認知症、クレーマー、ネグレクト、詐取、孤独、依存性。ダークなテーマを扱うので、時に死者とも遭遇。メンタルの強さが必要。
そんな時、発達凸凹が役に立つ。普通の人にはできない仕事が、できる。それが私たち。
コロナ禍でも需要は消えず、社会に必要な仕事は、淘汰されないと感じた。
ただ、素質と特性と信念がないと続かない仕事で、離職率も半端ない。
新卒の子が面接に来たけど、21歳には荷が重いと感じて断った。特殊な環境で育つほうが適性が上がる仕事かもしれない。

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