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鼻ズーズー女と鼻グスングスン男

今朝も都内に通勤の為、やや空きの急行電車に乗車し、優先席前の吊り革をゲットした私。

いつも決まって乗る車両のドアから乗車するも、今朝はいつもより2本早い急行だから、顔馴染みの乗客(

、と言っても一方的に)は見当たらなあい。

電車が出発して、次の駅に着き、乗客が乗り降りしてから、それは始まりました。

グスングスン

グスングスン

鼻グスングスン

あー、鼻グスングスン男の急行だった。

以前も、いつもより2つ早いこの急行に乗った時、このグスングスン男は、乗客として乗車していました。

また遭遇してしまったのですね。

やはり、おおよその方は、同じ車両の同じドアから電車に乗車しますね。鼻グスングスン男さんも然りですよね。かく言う私も。

故に偶然ですが、ほぼ必然的に遭遇できるのですよね。

あーあ〜

しばらく都内まで、この音と時間をともにするのね。イヤホン持って来なかった自分を恨み、覚悟を決めたのでした。

すると

ズーズー

ズーズー

鼻ズーズー

鼻グスングスン男は、私の立ち位置から少し離れた場所辺りに居るはずなのに、私の左隣から、異なる音源が…

身体を少し後方にズラし、私の左側を注意深く気付かれないように確認すると、そこには小綺麗な女性がマスクをして、片方の手私の一つ左隣の吊り革を握り、もう一方の手でスマホをいじっているではありませんか。

まさか、この小綺麗な女性がズーズーの音源⁇

疑問に感じている間も、少し離れた所からは、

グスングスン

グスングスン

音が…。

そしてしばらくすると

ズーズー

ズーズー

音…

これは、すぐ近くから…。

まさか、まさか、

よもや、よもや、

ズーズーは

隣に立つ、小綺麗な女性が放つ(鼻つ)

音でした。

ズーズー

グスン、グスン

誰にも聞かれたく無いし、聞かせたく無い。

そして、聞きたくは無い。

だけど

今は女性もズー、ズー音を立てる時代なのね。

都内に近付くにつれ、心無しか、車内のグスングスン率とズー、ズー率の人数が増えたような…。皆んなつられたのかしら。

ご時世だけに咳一つする人は、誰一人居ないのに。

偶然か必然か、

鼻ズーズー女と、鼻グスングスン男に

朝から遭遇したお話でした。


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