おもしろい感想を書く人に嫉妬する
映画でも本でも音楽でもなんでもいいのだけど、それらの作品の感想をおもしろく書いているのを見つけると、嫉妬する。
おもしろい感想を読むと、まず気がつくのは、その感想を書いた人の知識量の多さだ。
その人の背景にある知識が、作品に含まれるメタファーや、他の作品との類似性などをあぶり出しているのだと思う。そうして、感想に厚みがうまれるのだ。
知識に依るところ以外にも、おもしろい感想を書く人は、わたしには感じとることのできなかった作品内の機微を感じとっている。そして、それをうまく言語化しているのだ。
そんな感想を読むと、わたしは本当に100パーセントこの作品を楽しめたのか？と不安になってしまう。
そして、この感想を書いた人はきっとわたしより何倍も作品を楽しめていたんだろうなあ、と羨む気持ちでいっぱいになるのだ。
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