りり

深い恋をしました。彼を渇望している自分が好き。アラサー
  • あなたの世界は美しい
  • 小説
  • 僕は、この街について考えるほどに、彼のことを語ってしまう。彼はなんと言った?何を思った?
  • 彼女は甘いものが好きだった。死ぬほど好きだった。僕は彼女が好きだった。

ラフォーレのフロアをいつもと反対に回る。四国巡礼の反対回りは死者復活の呪い。消えかけた気持ちを呼び起こすように、僕はいつもと反対に回る。なんで消えたら困るのか。望んでいたのだろうに。

新宿2

彼は新宿にはいないから、ぽっかり空いた気持ちで、新宿で会いたがる男とテーブルを囲む。甘いものを頬張りながら、紫煙を吸い込み、私を見つめる男の行動を観察する。目の...

東京

なぜだか焦っていて、隣席の紫煙が流れ込むのが、焦燥の刺々しさにフィルターを張ってくれている気がした。空調のフィルターに絡み付いた埃の臭いと煙草が混じった空気は落...