人の気持ちの重層性〜本音と建て前とか
占いにハマって気付いたことのひとつが、人の気持ちの重層性、ということ。
本音と建て前、はあるけど、その間にもたくさんの層があって、層ごとにいろんな気持ちがあって、その時々によって、人はいろんな気持ちを行ったり来たりしている、ということ。
だから、占ってもらう時も、どの層の気持ちをみてもらえるか、自分自身の今の気持ちはどの層にあって、相手のどの層をみてくれるのか、によって、その先生との相性って決まってくるような気がする。
占いに限らず、普段の、人と人との会話でも、深い話をしたい時に、表面上の浅い話をされたら、気持ち的に不完全燃焼が起こる。
逆に言えば、同じような層でいつも話ができること、が、相性の良さ、なのかもしれない。
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私にも、彼に対する気持ちだけでも、いろんな層がある。
一番奥深くの層には、ただ一緒にいたいとか、一緒に暮らしたいとか、一緒にいられたら何にもいらないとか、およそ分別盛りの大人とは思えないような、口には出せない気持ちが並ぶ。
これが、私の、本当の本心。
常識とか建て前とか、立場とか役割とか、そういうのを全部取っ払ったところにあるもの。
でも、一番表層にある、建て前バリバリの私の気持ちは、私と彼はただの仕事仲間、お互いに家庭があって、家庭が一番大事。浮気なんてとんでもないこと。こんな感じ。
彼とリアルで話す時は、大抵はこの表層の私。
でも心の中や夢で彼と話す時は、私たちは、一番心の奥底の層をさらけ出して、時には泣きながら、嘘偽りなく、本当の本心を伝え合っている。
このことが分かるまで、この、現実と、心の中、夢の中との乖離に、脳がバグっていた。
今でもやっぱりバグる時がある。
表層だけで、建て前だけで生きられたら、それはそれでラクなのに、とも何度も思った。
それでも、本当の本心でのつながりを、知ってしまったから、多分、表層だけで生きることは、お互いに、もうできないんだと思う。
だけどもし、彼が、リアルで、本当の本心を私にぶちまけたら、私は、ちょっと待って、何バカなこと言ってんの?って多分言う。
何言ってんの、子供いるでしょ、って。
仕事上、自分の立場考えなきゃ、って。
そう言って、彼の言葉を、勇気を振り絞って言ってくれたはずの言葉をさらっとかわして、バカなこと言ってないで、って年上ぶって言うに違いなかった。
そうして、家に帰って一人になってから、私は泣くんだろう。
違うのに、って。
本当の本心は、違うのに、って。
言葉にできない気持ちを、どうくみ取ってあげるか、よ。
占いの先生に言われたこと。
言葉にしないから分からない、ではなく、くみ取ってあげればいい、分かりにいけばいいのかもしれない。
夢でもなんでも、使えるものは何でも使って。
『つらい時は私たちとつながりな。彼の気持ち教えてあげるから。彼から預かってるたくさんの愛を流すから』
瞑想中に狐さまから受け取ったメッセージ。
これまでも、木や石やカラスや、目に見えない存在とか、とにかくたくさんの存在が、彼の気持ちを教えてくれたり、私たちを応援してくれた。
現実で生きていくには、表層の、建て前が必要だけれど、でも、心の奥底の、本当の本心を大事にしていいんだよ、って、むしろそっちが本当なんだよ、っていろんな存在が私に教えてくれた。
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