ツインレイいつ出会うの?

魂の片割れ、魂の双子、世界にたった一人の存在、それがツインレイ。

...そんなふうに聞かされたら、会いたくなりますよね。

私のツインレイはどこにいるの?

私はツインレイといつ会えるの?って。


でも、ごめんなさい。

これから書くのは、ツインレイと出会いたい!と運命の出会いみたいなものを夢見る方向けの話ではないです。

むしろ逆。

何で出会っちゃったの、何で今なの、あるいは、ツインレイなんかじゃなく、ただの遊び相手として出会えてたらどんなにラクだったろうって思っちゃうような、毎日のように泣き濡れたことのある方向けの話です。

私のように。


私は、ツインレイなんて言葉は全く知らなかった。
この言葉が一気に浸透してきたのはここ数年のことみたいですね。

ともかく私は家事と子育てとパートと、義父母の世話に日々追われている、つまりは生活に疲れた、どこにでもいるような四十代の女だった。

夫との関係に関して言えば、長年の結婚生活で当然のようにひずみが生じていた。
四十を過ぎてからは特に様々なことが起こり、その度に夫への信頼感は薄れていった。

夫への不満や共に暮らすことへの息苦しさは当時の私の中に間違いなくあった。

ただ、その一方で、家族が健康であることや、仕事があること、そんな日常に感謝する気持ちもちゃんとあった。
震災やコロナ禍を経たから余計に。

だから私は、これからもこの日常を守ってゆくだけだって、つまりこのまま年老いていくだけだと思っていて、別にそれでよかった。

もう一花咲かせたい、とか思ったことは全然なかったし、出会いとか刺激なんてものも全く求めてなかった。


そんな中で出会った。


出会ってからの、私の心の変化は別に書きますが、ただ、彼との出会いは、何の期待などもない中で、降って湧いたようなものでした。

しばらく経ってからのことだけれど、宇宙だったか、別の存在だったかに言われたことがある。
『彼はお前と出会うことが急務であった』と。
そしてその二つの理由を教えてもらう。

でも、彼の事情とはまた別に、私のほうの状況としても、あの時期に出会ったからこそ、彼に心を奪われたのだと、今は分かる。

仮にその十年前や五年前に出会ったとしたら、私は彼にここまで心をひっぱられることは決してなかった。
家族の状況、妻としてやるべき役割、そちらを最優先にせざるをえない時期だったり、あるいは夫への不満があれほどまでには高まってない時期だったり。


だから多分、ツインレイとの出会いは、全てが宇宙に導かれている。

私たちの意思なんてどこにも入り込む隙なんてもとからなかったのかもしれない、とまで思えるほどに。

もっといえば、五年、十年のスパン以上に、もっともっと前から私たちは出会いに向けて導かれていたのかもしれなかった。

私の結婚も、出産も、それはそれで、当時はかけがえのないご縁であり、お導きであるに違いなかったはずのものが、全ては彼と出会うためのプロセスだったようにまで思えてしまう。


ちゃんと夫を愛し、子供を愛してきた、そう思っていた。

でも、彼と出会ってから、私は今まで誰のことも愛してこなかったのかもしれない、とまで思わされた。

私にとって、ツインレイと出会う、というのは、そういうことだった。


運命の出会い、理想の人、この人となら幸せになれる..。

そんな甘ったるいものとはむしろ真逆だ。

何でか分からないまま、相手をよく知らないうちから、もう頭から離れない。
家賃払ってもらわないといけないくらい、心の中にずっと住みついてる。

そうして、私に、私の心の奥底をのぞき込ませようとする。
自分自身のコンプレックスとか隠しておきたい感情とか、見たくなかったイヤな思い出とか、そういうものをこれでもかっていうくらいに見せつけようとする。
その度に、自分自身の闇を見せつけられる度に、私はのたうちまわるくらい苦しくてつらい。

その時はつらいけど、でも、それを超えると、私はひとつ光をまとってる。
ひとつ、自分の中がクリアになって、私はひとつ、強くなってる。

そうやってこれからも私たちはお互いにお互いを成長させようとしているのかもしれなかった。

『二人が出会ったのは、魂の成長のため』

そんなふうに言われたこともある。

魂の成長なんてなくていい、ただ一緒にいたい、そう思って一人で泣く日もいっぱいある。五十も過ぎてるくせに。

周りのことなんてどうでもいいって思う時もある。バカみたいだけど、彼の子供にまで嫉妬することがある。

それでも。
彼を愛し続けるには、どうしても私は魂を成長させていかないといけなくて、だから、私は魂を成長させてゆく。
彼を愛し続けていく。


『彼を愛し続けて。自分自身を愛し続けて。何度も言われているだろうけど、ただの色恋とは違うものだから』

そう言われたこともある。

ただの色恋とは違う。
だからつらくてもがんばろうって思えることもある。

でも、ただの色恋でも、出会えたことは奇跡。

目の前の人を大切にすること、愛を伝えること。

それは、ツインレイであろうがなかろうが、きっと大事。











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