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「体中が痛くてたまらない」【おしゃ呪解・お返事編】

こんにちは。服装心理カウンセラー・スタイリストの久野梨沙です。
先日公開した以下の記事を受けて、マシュマロたくさん投げて頂いています。ありがとうございます〜!

引き続き、あなたに巻き付く「おしゃれの呪い」やnoteへのご感想は、以下のマシュマロで受け付けています。
どうぞお気軽に投げて下さいませ。

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カウンセラーを志す者が必ず突き当たる課題として、

「離婚経験がある人しか、離婚問題カウンセラーにはなれないのか」

というものがあります。

つまり、問題解決をサポートするプロとしてのカウンセラーは、その問題に対する経験がなくてはいけないのか、という疑問です。

この答えはもちろん、NOです。
経験がある人しかその問題を抱える人のカウンセリングができないとなると、例えばひどい犯罪に遭った人のカウンセリングは同じような犯罪にあった人しかできないということになってしまいます。
うつ病に成ったことがある人のカウンセリングはうつ病経験があるカウンセラーに?
不登校の子供へのカウンセリングは、不登校経験があるカウンセラーに?

そんなことを言っていたらキリがない。
カウンセリングを受ける側の意見として「同じ経験をしたことがある人の方が安心できる」と言われてしまうことは多いものですが、しかし、似た経験があれば、その人の気持ちがわかって適切に導けるとは限りません。
経験があることが却って驕りに繋がって目の前の人の気持ちを知ろうとする意欲が鈍ったり、自分と混同して決めつけてしまったりする危険性だってあります。

たとえ経験がなくても、人間には想像力というものが備わっています。
私は人間にとって最も重要な能力の一つは間違いなく「想像力」だと思っています。
これのおかげで、自分が経験したことがない問題に悩んでいる人を支えることもできるわけですから。

とはいえ、全く未知のものを事は想像はできない。
例えば私が宇宙人を想像する時は、やはり人間の姿を元にしてその頭身をアンバランスにしたような形状の生物や、タコの姿形を基にした生物などを思い浮かべてしまいます。全く違う形態をした宇宙人は、やっぱりどう頑張っても想像はできない。
そう考えると、様々な人の意見や話を聞いて知っておくということは、想像の素として必要不可欠です。


さて。
先日のノートの記事を読んで、こんなマシュマロを投げてくださった方がいました。

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過去、私がパーソナルスタイリングをしたお客様の中にも、「化繊の類はすべて発疹が出てしまってかゆくなるから着られない」とか、「足の指が変形しているので、少しでもきつい靴は履けない」といった人など、身体的な問題で服装に制限を設けざるを得ない人は少なからずいらっしゃいました。

そんなお客様たちが悩みを打ち明けてくれたからこそ、今ではお客様の方から言い出さなくても、「お肌にアレルギーはありますか」とか、「着心地面で何か重視していることや心配なことはありますか」といった質問を自分からできるようになりました。
私自身は幸いなことに比較的肌も強いですし、服を着る上で、身体面で気にすることはほとんどありません。
だから、このパーソナルスタイリングの仕事を始める前には、そういった方への配慮が欠けていたかもしれないなぁと思うことは多々あるのです。
身体的な問題に限らず、お客様が聞かせてくれるあらゆる悩みや服への願望一つ一つが、私の中に蓄積されて、また次のお客様の助けになってくれることを感じています。


このマシュマロを投げてくださったあなた。
忙しい時間を割いて書いてくださって本当にありがとう。
あなたのこのマシュマロが、私の想像力にとっての貴重な栄養になりました。
同じような悩みを抱える誰かの支えになるように、使っていきますね。

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