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爆速ロゴデザインプロセス(ペチャバトの軌跡と構想について)

ペチャバトのデザイナーのRISA(@risarisa_1104)です。

本記事ではペチャバト(ARシューティングバトルアプリ)のロゴが誕生するまでの10日間のプロセスと今後の構想を綴ります。

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私は今年に入って合計5つのロゴを手がけました。初期は結構時間もかけてしまっていたのですが場数を踏んで、自分なりのプロセスがようやく形になってきました。今回はペチャバトを例に、私流のロゴのデザインプロセスをご紹介したいと思います。思わず「ぷぷっ」となてしまうボツ案も紹介するのでぜひチェックしてみてください!

リリース10日後!?やばロゴとアプリアイコン作らんと!😱

そうです。私はアプリ内の体験設計やUI改善で頭がいっぱいでついロゴのことを忘れていました。

1分で作った「ぺ」っという雑なアイコンのままリリース10日前になっていました。残っていたUIタスクやストア画像作成などと並走してのロゴ制作となりました。

DAY1;手書きで発散(作業時間30分)

私はまずアイコンのブレストから開始。ロゴの発散フェーズのブレストは長引くと必ず煮詰まってくるので30分で時間を区切ってあまり深く考えず手を動かしました。

DAY2;sketchで描き起こし(作業時間1時間)

手描き段階だとようさそう!と思っていたものも、ベクターにしてみると成立しないものがあります。逆にsketchでいじっている間に思いつくアイディアもあります。

ペチャバトという名前にスポットを当てたもの、ゲーム内の必殺技や的をモチーフにしたもの、打ち合っているプレイヤーを表現したもの、「スマホの先のリアルを撃ち抜く」を抽象的に表現したもの。モデルを用いた実写版も作ってみました。

DAY3;早速チームメンバーにシェア、意見を募る

ロゴはアプリの顔となるものなのなので、メンバーのロゴに対する愛着や納得感はとても大事です。なのでできるだ早い段階からメンバーにプロセスを開示するように心がけています。

また実際に使われるシーンをイメージしやすいように、ターゲット層の高校生のホーム画面に当てこみました。

個人的はこのモデルを使ったアイコンもインパクトがあって面白いかなと思ったのですが…

PM(@yuyokoi)により即ボツになりました。

この時点で実は私の中で、一押しのロゴがありました。こちらです。

なぜかというと「スマホの先のリアルを撃ち抜く」というペチャバトのARの新しい体験をもっとも体現していると思ったからです。

ところが一人のメンバー(@ikuzear)がこんなコメントをしてくれました。

彼はゲーマでターゲットユーザーにもっとも近いので、彼の意見はとても信頼していました。

DAY5〜7;ターゲットユーザーにヒアリング

そこで本来のターゲット層の意見を聞くことにしました。以前ユーザーヒアリングし、ペチャバトも既に遊んでもらっている男子高校生10人にアンケートをとってみました。最初に帰ってきた返答がこちら。

ごちゃごちゃしていてきっと選ばれないと思っていた名前入りのアイコンが圧倒的に人気でした。逆に私が推していたアイコンは「クソゲー感がすごい」など散々な結果でした。😂

ターゲット層の価値観を早めに把握することがいかに大事かを再確認する良い機会でした。

DAY8;表現のブラッシュアップ

文字を含めるという方向性が決定してからは、字体と背景を考えました。

「勝利の楽しさ負ける悔しさ」をもっとも体現する右上のペイントがぶつかり合っている案に決まり。

次は字体の追及。色々作りました。

ペチャッと感がもっともする最後の案に決定。そこでAR空間を体現するように3Dの表現を加えました。

次に背景となるペイントを追及しました。
イラレで直接作り始めた時なかなかしっくりくる曲線を描けなかったので手書きで色々なペイントを描きました。

そしてようやく、今のアイコンに決まりました。

想い

急ピッチで決めたロゴでしたが、今はかなり愛着が沸いています。ペチャット感があるオリジナルフォント、バトル感を表現するぶつかり合うペイント。立体的にしたことで画面から現実世界に飛びていく勢いもついて見つけやすいロゴになりました。

今後の構想

ロゴは作ってからが勝負です。ユーザーが求める体験を作り上げていくことでロゴに対しも徐々に愛着が湧いてくるものです。

ペチャバトはまだリリースして1週間ですが、既にユーザー間でコミュニケーションの変化が起きていることを想起させる声が多く届いています。

これからペチャバトがどういう世界を作っていくのかがとても楽しみです!

ペチャバトがユーザーの生活に溶け込んでいきますように…

雨上がり、原宿の街がとても綺麗だったので思わず写真を撮りペチャバトのスティッカーを添えてみました。

今回はロゴのプロセスについて言及しましたが、アプリ自体のプロセスについてはこちらの記事で紹介しているのでもしよければこちらの記事もご覧ください!



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