ひとりごと

私には父がいない。
一番大切な時に父は命を断った。
そして私はまだ若い父を失った。

クリスマスが近づくと父が何事もなかったかのように目の前に現れて『元気にしてたか?』と頭を撫でてくれるような気がする。

母は言ってくれなかった寝る前の『愛してるよ、おやすみ。』という父の言葉が聞きたくてたまらない。
ないものねだりは百も承知だ。

いつか私が父のところに行けるなら『愛してるよ。』を嫌というほど言いたい。

命日を忘れがちな娘からのクリスマスに贈る父への言葉。

愛してるよ。

読んでくださる方がいるのならありがとう、心から感謝しています。

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