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飲食店のマーケティングが失敗する3つの理由

わかりやすさ。文章を書く上でこれほど重要なことはない。そう思いませんか?特に、お店のPRとか、新メニューの案内などマーケティングとして具体的に伝えたいことがあるときです。


注意なのは、Facebookやtwitterで、抽象的なことを言うときは別です。ポエムっぽい文章に関しては受け手が自由に解釈してもらうというのが成り立つからいいんです。でも

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「今度こんなイベントやります!内容は〜〜〜です。」**

「ご興味ある方はこちらまでご連絡ください!」

のように、相手に具体的な行動を提案する時は、わかりやすくないと伝わりません。飲食店やっているとこういうマーケティングのための文章を書くことが多々あります。でもいざ書き始めると、書いているうちに迷走してしまい伝えたいことが伝えられない…そんな体験をしたことがある人は多いんじゃないでしょうか?

ということで、今日はメッセージがわかりにくくなり、マーケティングが失敗してしまう原因について考察していきます。


※このnoteは、「飲食店をアップデート!」ということを使命にして執筆してます。商品、運営、発信の3つの視点から本や心理学の論文、料理の専門雑誌などから信頼性の高い情報を元に飲食店経営に新たな気づきを得られる情報を書いています。飲食の仕事をしている人。もうお店をやっている人。食に関わる全ての人。読んでみて役に立ったらスキお願いします。


今日のジャンルは、発信(マーケティング)です。

発信を形にする時。はっきりいって最後にたどり着くところはライティングです。文章を書くという作業を通して、その「提案」は始めて現実化します。


つまり何が言いたいか?っていうと、いくら良い提案が頭の中にあっても、この「書く」という門でつまづけばその提案は日の目をみません。


わかりやすくいうと絵を描くことです。絵の上手い人って、頭のなかのイメージがあって、それを「ペンと手」を通っても忠実に形にできますよね。

 

でも、絵が下手な人は違います。ちなみに僕は絵が下手なんですが、ちゃんと頭の中で書きたいイメージはあっても、いざ「ペンと手」を通して紙の上に表現すると、なんだこれ?ってなってしまう。。。

 

これとライティングの話も同じだと思うんです。ちゃんと頭の中にある伝えたい内容を、文章を通しても忠実に伝えられる。これって、商売をしていく上で、優先度の高い必須なスキルだと思いませんか?商売をする以上。何かを発信していくことは避けられないですから。

ということで今日は文章が伝わらない理由を3つお伝えしていこうと思っています。はじめに結論いいます。それはこちらです。

本日のメニュー
①迷いがあるから
②一度に何個も伝えようとしているから
③相手が不特定多数だから

それでは一つずつ見ていきますね。まずは

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①迷いがあるから**

書くときに自分の中で、自信がなかったり、どっちにも逃げれるように半身の状態で書いていると文章は伝わりにくいです。

語尾や内容に対して、「覚悟して言い切っていく」というのはとても重要です。これがあると、読み手からしたら文章がすごい分かりやすくなります。


想像してみてください。気がついたら読んでしまっているような「面白い文章」は、その文章を書いている人は自信を持って言い切っていませんか?

「自信ないんですがよかったら・・・」という人の文章を面白いとは思わないと思うんですよ。

その理由としては、自信がないと具体的に言えないからです。具体的にいうのって覚悟がいります。だから自信がない人の文章は、どう捉えられていいようにふんわりとした言い方になります。だから情報として、はっきりしたものが入ってきません。


有名人や作家の人だったら、その抽象的な雰囲気を楽しむという価値もあるのかもしれませんが、普通の人の「ふんわりとした文章」って本当に入ってきません。

それと覚悟がないと、説明が遠回しな言い方になり、気がつくと内容が薄い割には長い文章になってしまったりします。

なので、文章がやたら長くなってしまうときや、読み返してもなんかしっくりこないときは、

「自分の中に迷いがないか?」
「言い切る覚悟ができてないんじゃないか?」

と一度チェックするのがオススメです。

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②一度に何個も伝えようとしてるから**

これは、どういう場合に起こりやすいか?というと、

「発信する量が少ない人」です。

なんで?というと、発信する量が少ないと、「どうせやるなら、これも言いたい」という心理になり、あれもこれもと欲が出てしまいます。

だから結果できたものを見てみると、伝えたいことが何個も盛り込まれていて、読み手からするとどこを受け取ればいいのか?わからない文章になっていることがあります。

イタリア料理でいうと「アンティパスト・ミスト」(前菜盛り合わせ)みたいな状態です。

この料理はこうです!っていうのが一言では言えない。

前菜盛り合わせの場合は、そういうニーズのために在るものだからいいんですけど、

伝わる文章は、料理でいうなら「一品料理」であるべきで、それ単体として一つのメッセージ。じゃないと読み手はどこを受け取ればいいのか?わからなくなってしまいます。

すると、読み手は痺れを切らして途中で「まあ、いいや」と離脱してしまいます。

なので基本は、1つの文章で、1つのメッセージです。


結局思うんですが、一度に何個も伝えたいことを織り込んで、「これ一つ発信して、しばらくやらない」っていうような文章を作るのは時間がかかります。それで結果は、「時間使った割には反応がない」となってしまいます。そうなるくらいなら

シンプルに言いたいことを一つに絞り確実にそこを伝える方が確実な結果が得られます。

 

③相手が不特定多数だから

これはライティングだけの話だけじゃなくて、あらゆるものに言える本質です。

例えばお店のコンセプトを考えるときや、料理を考える時にも大事な考え方だと思っていて、相手が誰か?どんな人なのか?によって何を言うべきなのか?何を提案するべきなのか?が明確になります。

なので1番伝わらないのは、漠然と、「なんとなくお客さんに向けて」という相手の設定の仕方です。


仮でいいので、頭の中で「相手はこんな人」と限定してその人と会話するように書くと伝わります。これはコピーライティングの世界では基本とされることです。


つまり。一対一、トークをするように書く感じです。すると、伝わりやすくて読みやすい文章になります。


まとめ

最初にも言いましたが、商売をする以上。この文章を書くという能力は身につけるべき優先度が高い能力です。

でもだからといって、険しい顔をする必要はありません。なぜなら、マーケティングにおける文章ってセンスとか才能は関係ないからです。


どういうことか?というと、1番イメージ的に近いのは筋トレです。つまり、どんな人でもやればやっただけ成果が得られる。筋トレのように、コツコツと数をこなして、地道に書いていけばその分確実に上達していきます。

僕は、店をやりだして12年目ですが、最初はマーケティングのための文章を書いてもほとんど反応がない。というのがしょっちゅうありました。店を出すまでの人生では、ほとんど勉強していないタイプの、今で言うパリピのど真ん中を行く生活をしていたので無理もありません。

 

でもコツコツとやり続けていたら、書くのも昔に比べたらだいぶ慣れてきて、今は、伝えたいことを伝えて集客できるようになりました。


なので、1番の近道は、「筋肉は裏切らない」じゃないですけど、ライティングは裏切らないのでとにかく書きまくる。これが結局1番上達します。

終わり。

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