目の前の感情は、全体性とリンクしてない
「全てなにかのイチブってことに僕らは気付かない」
最近、このフレーズが頭から離れません。
「イチブトゼンブ」
B'zの名曲です。
この曲ってとんでもなく経営の「本質」をいっていますよね。僕的には、レストラン経営の奥義・・・いや、人生というもっと大きな意味においても、一番大切なことを言ってる。くらいに思ってます。
例えば、晩酌です。経営者のパフォーマンスを考えたら、お酒は、普段飲まない方がいい。なぜなら、前の日の夜にお酒を飲んだと飲まないでは、朝イチの仕事量や、頭の回転の速さが全然違うから。冷静に考えたら、これを習慣にした方が、あきらかに今後の自分の成長は速い。これは、
全体的な視点。
自分の人生において、やりたいことがわかっていて、何よりも叶えたい目標があるなら、全体的な視点が生まれているはず。それと同時に、最短ルートも生まれているわけです。もちろん最短ルートを行った方が目的は早く達成されるわけですよね。ということは
今この瞬間は、叶えたい目標のイチブ。
ということになります。だったら日々のパフォーマンスを最大化した方がいいに決まってるわけで。だから晩酌はしない方がいいと言えるんですけど。
でも・・・
そうもいかないのが人間ですよね。
やっかいなのが、「目の前の感情」です。
人はびっくりするくらい、感情に左右されます。明日に進むためには、「自分の感情に折り合い」をつけなければ前に進めないときもあります。そのためにお酒が力が必要な時もあります。
あと、それ以外にも「たまには自分にご褒美をあげないと気がめいってくる」や、「おいしいお酒を飲んでる瞬間が幸せ」などもあります。でもこれ、
全部、目の前の感情。
全体的な視点で、自分のやりたいこと、心から達成したい目標の最短ルートか?ってシビアに言うなら、道をそれてます。「今」が全体の一部なら、なにを選ぶのが自分にとっていいのか?それ次第で目標にたどり着くスピードが変わってきます・・・
こういうこと言うと、「お前は、そんなに自分を、完璧にコントロールできるのか?」とイラッとさせてしまったかもしれないので、誤解のないように言うと、
僕はお酒があんまり飲めないから晩酌に対してはそこまでですが、エンタメが大好きです。映画は、無駄にマトリックスを何回も見返したりしてるし、毎週ジャンプの発売日を心待ちにしている生粋のワンピースファンです。
だから目の前の感情にとらわれまくってます。でもだからまだこの位置にいるとも言えるのかもしれません。本当にシビアに最短ルートをいく能力を持っていたらもっと早く目標を達成しているでしょう。
例えば、全体的な視点からみて、noteの読者さんを増やすことが僕の目標の一つのステップなら、「ジャンプ読む時間を、note の読者さんが、もっと読みやすくなるように文章力を身につける本を読んだ方がいいんじゃないの?」となります。もしくは、「その時間1つでも多くの記事を書いた方がいいんじゃないの?」です。
耳が痛いですね。
各業界のトップランナーの人は、人よりも早く目標を達成する人です。ということは、この「最短ルート」を常に選べる能力。全体的な視点がはっきりとみえてる能力。この2つがものすごいだと思います。
スケートの羽生くん
野球のイチローさん
お笑い芸人の西野さん
経営者のホリエモンさん
・・・
みんな圧倒的なスピードで、ものすごい量の「やるべきこと」をこなして駆け上がっていきます。あのスピードであの量をこなしたら、
「そりゃあ、あの位置までいくよ」
というのが、わかります。すごいことやる人は、それだけ「やってる」んですよね。
単純な話です。自分もすごいことやりたいなら、それだけやるべきことをたくさんやればいいということなります。
でも・・・一般的な感覚からすると、そうもいかないんですよね。それはどうしても目の前の感情にとらわれるから。
ワンピースは読みたいし
マトリックスが大好きなんですよ。
でも・・・そうやってすごい人と比べて、「自分はだめだ」とへこんでいてもなにも現状は変わらないですからね。大事なのは
今よりも少しでもマシになること
小さな前進でもいいから「前に進んでいること」が何よりも重要だし、少しでも良くしようとしていることが今の自分にできることなので、そのためにはこの、
全て何かのイチブってことに気付く
ことが大きな前進になるし、大きな一歩だと思った今日この頃です。目の前の感情が満たされることと、全体において最短ルートは、一致しません。経営者はここを見抜けるか?が鍵ですね。
終わり。
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