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【三つの主の軍隊】

【三つの主の軍隊】

P.136〜152 第10章 軍隊『天国からのメッセージ(原題THE CALL)』著リック・ジョイナー、マルコーシュ・パブリケーション発行より抜粋(2018年2月現在出版社在庫切れ)

第10章 軍隊

最強の軍隊

突然場面が変わり、私は大平原を見下ろす高い山の上に立っていた。目の前には、広大な戦地を軍隊が行軍していた。先頭を進んでいるのは十二師団で、後続の兵士の大集団とはきわ立った違いを見せていた。これらの師団は、さらに、連隊、大隊、中隊、分隊に分かれているようだった。師団は、その旗で互いに区別されており、連隊は、その軍服の色で区別されていた。
大隊、中隊、分隊は、それぞれが身に付けていた懸章や肩章などで区別されていた。全員が銀色に輝く武具を身につけ、純金と思える盾を持ち、銀と金の武器を帯びていた。旗は、長さ30フィートから40フィートもある巨大なものだった。兵士たちが行軍するなか、彼らの武具と武器が日の光にあたって稲妻のように輝き、旗のはためく音と軍靴の音が雷のようにとどろいた。地上においてこのような光景は、かつて一度も見られたことがなかった。
それから、私は彼らの顔が見えるほどの位置にいた。軍隊は、あらゆる人種の老若男女で構成されてあった。彼らの顔には、激しいまでの決意が見られたが、緊張はしていないようだった。戦いの火ぶたはまもなく切って落とされようとしていた。しかし、その隊列には、揺るぐことのない平安があるのを感じることができた。一人として、この先繰り広げられる戦闘を恐れている者はいなかった。私が彼らの傍にいて感じた霊的雰囲気は、その外見と同じく、畏怖の念を抱かせるようなものだった。
私は彼らの軍服を見た。鮮やかな色をしていた。すべての兵士は階級を示す記章や勲章をつけていた。将官や他の将校たちは、他の兵士とともに横列に入って行軍していた。明らかにその軍隊は、こうした者たちの監督下に置かれていたのだが、誰ひとり、彼らの階級を過度に意識している者はいないようだった。階級の最も上の者からもっとも下の者まで、全員が親しい友人同士のように見えた。前例を見ないほどよく訓練された軍隊だったにもかかわらず、まさに一つの大家族のようでもあった。
さらによく見ていると、彼らには、私心というものがなかった。といっても、主体性に欠けていたというわけではない。全員、自分がどういう者であり、何をしているかが、はっきりわかっていたからだ。自分のことに没頭するとか、報酬を求めるということがなかったのである。その隊のどこにも、野心やプライドは見られなかった。独特な個性をもっていながら、なおも、これほどまでの調和を保ち、一糸乱れず行進している人たちを、しかも、これほど多く見るのは、本当に驚くべきことだった。確かに、このような軍隊が地上に存在したことは、かつてなかった。

第二の軍隊

それから、私は先頭を進んでいる師団の後方に、何百もの師団から構成されているはるかに大きなグループを見ていた。これらの師団は、それぞれその大きさが異なっており、最小でおよそ二千人、最大で何十万人という規模だった。このグループからは、第一グループほどの鋭敏さは感じられず、全体の色もそれほどカラフルではなかった。それでも、その規模からいって、やはり畏怖の念を抱かせるような軍隊であった。このグループにも旗があったが、決して、第一グループの旗ほど大きくもなければ、圧倒されるほどのものでもなかった。彼らは全員軍服を着ており、階級もあったのだが、驚いたことに、多くの者は武具をひとそろい完全につけているわけではなく、武器をもたない者も多かったのである。
彼らが身につけたり、手にしていた武具や武器も、第一グループのものほど磨かれてはおらず輝きもなかった。隊列を組んだ者たちをさらによく見ると、彼らは全員決然とした様子で、目的をもっているのがわかった。しかし、第一グループほど一点に集中していたわけではなかった。ここにいる者たちのほうがはるかに、自分の階級や自分の周りにいる者の階級を意識していた。このため、気が散ってしまい、一点に集中することができなかったのである。また彼らの間では、野心や嫉妬も感じられた。このため、さらに彼らの気が散ることになる。それでも、この第二の師団は地上のどんな軍隊よりも高いレベルの目的を持ち、献身のレベルも高かった。これもまた、非常に強力な軍隊であった。

烏合の衆

この第二の軍隊の後方には、最初の二つの軍隊からはるかに遅れて、第三の軍隊が進んでいた。その間隔があまりに広いため、彼らには自分たちの前方を進むグループが見えているかどうか、定かではなかった。このグループは、先頭と第二の軍隊を合わせたよりもはるかに大きく、その構成員は、何百万、何千万という膨大な数にのぼるものと思われた。少し離れて見ていると、この軍隊は、まさに烏合の衆で、あちこち違う方向に動めいていた。一つの方向に押し流されるように移動していたかと思うと、別の方向に向きを変えるといった具合で、長時間一定の方向に動くことはなかった。このまるで気まぐれとも言える行動をとっていたために、進行方向が定まらず、最初の二つの集団から、ますます遅れをとっていたのである。
もっと近づいてみると、これらの兵士たちが着ていた軍服は、ぼろぼろで、さえない灰色をしており、きちんとプレスされていなかったし、清潔でもなかった。ほとんどすべての者は、血を流し、傷ついていた。行進しようとしていたのは少数で、大部分の者は、他の者たちが進んでいるだいたいの方向に合わせて、ただ歩いているだけだった。その隊列の中では喧嘩が絶えず、彼らの傷の多くは、こうした内輪喧嘩によるものだった。兵士の中には、自分たちの隊列のあちこちに掲げられているすり切れた旗の傍にとどまろうとしている者もいた。たとえそうであっても、旗の近くにいる者だからといって、彼らに明確なアイデンティティーがあったわけではなかった。彼らも、絶えず一つの旗から別の旗へと移り歩いていたからであった。
この第三の軍隊には、驚いたことに階級は二つしかなかった。将官と兵卒である。
武具を一つでも身につけている者は、ごくわずかであり、武器にいたっては、将官が持っていたまがい物の武器を除いて、他には何も見当たらなかった。将官は、そのまがい物の武器を持っていることが何か特別なことであるかのように、それを見せびらかすのだが、隊列にいる者たちですら、その武器が本物でないことがわかっていた。
何とも悲しい情景であった。明らかに、隊列にいる者たちは、自分たちが後に従って行くことのできる本物の人物を見いだしたいと、切実に願っていたのである。将官たちを除いては、野心は何もないようだった。これは、第一の軍隊のように、自分を捨てて私心がなかったためというわけではない。ほとんど、人を気にかけるということがなかったためである。少なくとも、第二グループに見られた野心のほうが、このグループに広がっている混乱よりは、はるかにましだと思われた。ここの将官たちは、自分について語ったり、内輪もめすることに夢中のようだった。旗の周囲にいる小さなグループもまた、同様だった。内輪もめが絶えることがなかった。隊列の中で争いがあるために、ときどき、ある方向に押し流されて行ったり、気まぐれに進行方向を変えたりするのだった。
この最後のグループの何百万、何千万もの人を見ていると、この膨大な人数が、実際には、軍隊を強化するというより、弱体化しているというふうに感じずにはおれなかった。現実の戦闘において、彼らの存在はプラスになるというよりは、はるかにマイナスになるだろう。彼らを食料や防具でもって養い、維持するだけでも、その費用は、彼らが軍隊の戦闘能力として貢献できる価値よりも多くかかるだろう。第一か第二グループにいる一兵卒は、第三グループにいる多くの将官たちよりも価値があると思われた。なぜ第一グループが、自分たちの後方にこのグループがついて行くことを許しているのか、私には理解できなかった。彼らが真の兵士でないことは、一目瞭然だったからだ。

チッポラの知恵

突然、私は全軍隊が見渡せる山の上に引き上げられていた。見ていると、軍隊の目の前に広がっている平原は、それまでは乾燥していて、ほこりっぽかったのが、最初の十二師団が通り過ぎると、たちまち、地面が濃い緑色に変わり、木々が実を結び、葉が木陰をつくり、澄んだ水の川がその土地全体を流れるようになっていた。この軍隊は、土地を回復していたのである。この世の一軍隊が土地を通り過ぎた時のことを考えるなら、これは、なんと大きな違いだろう。この世の軍隊であれば、行軍する所はどこでも、略奪と破壊の限りをつくし、後には何も残らなくなるのだ。
次に、第二の師団が同じ土地を通り過ぎるのを見た。彼らは橋や多くの建造物を残したが、その地の状態は、彼らが通り過ぎる前ほど良好ではなかった。草の色はあせ、川の水はやや泥を含み、多くの果実はもぎ取られていた。
それから、同じ土地を第三グループが通り過ぎるとどうなるかを見た。草はなくなっているか、地中に踏み付けられて見えなくなっていた。後に残ったごくわずかの木は、はぎ取られていた。そして、汚染された川と、破壊され、通行不可能になった橋が残されていた。このグループは、最初の二つのグループによってなされた良いことをすべて台なしにしてしまったのである。そんな彼らを見ていると、怒りが私の内側に込み上げてきた。
その時、知恵が私のそばに立たれるのを感じた。長い間、彼は一言も言わなかったが、彼もまた怒っているのを、感じることができた。ついに口を開き、こう言われた。
「利己主義は破壊するのです。わたしはいのちを与えるために、しかも、豊かに与えるために来ました。わたしの軍隊が成熟した時であっても、多くの者がわたしの名を呼び求め、また、わたしに従う者の後について来ます。けれども、これらの者は、実際にはわたしを知らないし、わたしの道を歩かないのです。そして、わたしに従う者たちがせっかく結んだ実を滅ぼしてしまうのです。そのため、この世はわたしの民を祝福と見るべきか、呪いと見るべきか、わからないでいます」
知恵がこう語っている間、激しい熱が彼から伝わってくるのを感じた。熱はさらに激しくなり、その痛みのため、彼の言葉に集中するのが困難なほどだった。それでも、私は彼が感じているものを感じることができた。それが、彼が私に伝えているメッセージの重要な部分なのだった。この痛みには、その地に対する同情と、この軍隊の利己主義に対する怒りとが入りまじっていた。この両方の感情は、あまりに強烈だったため、まるで私の中に焼きつけられたかのように感じられた。主の怒りはとどまることがなく、私は主が全軍隊を滅ぼされるかもしれないと思ったほどだった。その時、私はモーセが主に従ってエジプトへ行く途中、主がどのようにして彼にお会いになったかを思い出した。主は、実に彼を殺そうとされたのである。すると、そのとき、彼の妻チッポラが息子に割礼を施したのだ。実は今にいたるまで、私にはこのことが全く理解できていなかった。割礼とは、肉のあるいは肉欲をもった性質を取り除くことを意味する。したがって、モーセのこの出来事は、祭司エリの罪を預言的に予示するもののようである。エリは自分の息子たちを訓練しなかったために、自分自身に呪いを招き、さらにイスラエルに敗北をもたらせてしまうのだった。
「主よ、この者たちにあのチッポラの知恵を与えて、立ち上がらせてください!」と私は叫んだ。
焼けるような熱さは続いた。そして、この大きな軍隊のリーダーたちの所に行って、チッポラの話を伝え、主の軍隊にいるすべての者が心に割礼を受けなければならないことを、是非、伝えたいとの断固たる決意が私に与えられた。肉欲の性質は切り捨てられなければならない。もし、切り捨てられないうちに、彼らがさらに行軍するなら、全軍隊は主ご自身から滅ぼされる危険があった。それは、ちょうどモーセがエジプトに戻っているときに、主が彼を殺そうとされたのと同じである。

後の状態

それから、私は「裁きの座」の前にある「裁きの広間」に立っていた。主はまだ知恵として姿を現しておられたが、これ以上に厳しい主を見たことがなかったし、主の言葉がこれ以上の重みをもって語られたこともなかった。
「あなたは、すでに、心の中でこの軍隊を何度も見てきました。わたしが今任命しているリーダーたちが、この軍隊を導くことになります。あなたを多くのリーダーのもとに遣わしますが、彼らに何と言うつもりですか?」
「主よ、これは大きな軍隊です。けれども、私は、第三のグループの状態を思って、今も深い悲しみを覚えています。なぜ、彼らがあなたの軍隊の一員であるかのように装うことが許されたのか、理解に苦しみます。彼らがこれ以上進まないうちに、第一と第二の軍隊が向きを変えて、この第三グループを追い払うべきだと、そう言いたいと思います。あれでは実際のところ、彼らは巨大な暴徒の群れにしかすぎません」
「今日あなたが目にしたものは、将来のことです。この軍隊は、わたしがこれから起こそうとしているミニストリーによって召集されていきます。それから、あなたの目にしたものすべてが彼らに備えられていくのです。今の時点では、わたしの全軍隊のほとんどが第三グループの状態です。どうして彼らが追い払われて良いでしょうか」
私は、この言葉に気が動転してしまった。もっとも、主の民でこの軍隊の第二グループほどにも良い状態の者を、今まで見たことはなかったのだが。

(中略)

羊飼いの心

知恵は言葉を続けた。
(中略)
わたしの羊飼いはすべて、ダビデ王のようです。彼らは、自分自身の地位や身分を求める雇われ人ではなく、わたしの民のために自分のいのちを捨てる者です。彼らは、また、恐れることなくわたしの敵と戦う者であり、わたしを純粋に礼拝する者でもあります。(中略)心に割礼を受けていないのに、わたしの民とみなされたいと思っている者たちがいます。そんな彼らに対して、わたしはもはや我慢できなくなる時が、まもなく来ようとしています。わたしのこの憤りについて、あなたは警告しなければなりません。(中略)」

私は、それから、心の中で思った。もし、今の私たちが第三グループの状態だとするなら、真の将官のようには全然見えなかったあの将官たちは、いったいどうなるのだろうか。
「その通りです。彼らは真の将官ではありません」と主は答えられた。
「わたしは彼らを任命しませんでした。彼らが自分で自分を任命したのです。たとえそうであっても、彼らの中には、変えられる者も出てきます。わたしは、そういう者たちを将官にしていくのです。その中には有能な将官になる者も出てきます。しかし、ほとんどのものは、初めて戦闘場面を目にすると、逃げ出してしまい、二度とその姿を見ることはありません。
このことを覚えていなさい。かつては、最初の二つのグループにいる者はすべて、第三グループの一員だったのです。あなたがチッポラのメッセージを持って、わたしが民の内にある肉欲にもう我慢できないと宣言するなら、わたしが本当に召し出し、わたしに献身して従っている者たちは、わたしの割礼を避けないで、キャンプ内に見られる肉欲に立ち向かっていきます。わたしが彼らを裁くようなことにならないためです。わたしの羊飼いたちは、わたしの羊の状態に責任があります。わたしが召した者たちは、この責任を負うのです。それは、わたしを愛し、わたしの民を愛し、義を愛しているからです」

万軍の主

(中略)
あなたの見てのとおり、この軍隊は、今は進軍していますが、キャンプする時があります。実は、キャンプするのは、進軍するのと同じくらい、重要な意味をもっているのです。計画を立てたり、訓練したり、技術や武器をみがく時となるからです。それは、また、第一グループの者たちが第二グループの中を歩き、第二グループのリーダーたちが第三グループの中を歩いて、次のレベルに召されている者を見いだす時でもあります。できる間に、このことをしなさい。
黙示録十一章一節、二節の預言が成就する時が近いからです。わたしの名で呼ばれたいと思いながら、わたしの道を歩かない者たちは、踏みにじられるのです。最後の大戦闘が始まる前に、わたしが聖いように、わたしの軍隊も聖くなります。心の割礼を受けていない者や、わたしの義を支持しないリーダーたちを、わたしは取り除いていきます。最後の戦闘が繰り広げられるときには、あなたがここで見ている第三グループは、もう存在していません。
(中略)ちょうど、わたしが民を明確な目的をもって導き出しているように、わたしが軍隊をキャンプするように召すときも、目的があるのです。進軍している軍隊のつよさは、そのキャンプの質によって決定されます。進軍するのをやめて、ひとシーズンの間キャンプする時がきたなら、それは、わたしの民にわたしの道を教えるためです。軍隊というのは、戦闘中であろうと、平和時であろうと、軍隊なのです。キャンプの仕方、行軍の仕方、戦闘の仕方を学ばなければなりません。この全部を首尾よくやるのでなければ、どの一つも首尾よくやることはできません。
わたしの軍隊は、シーズン内でも、シーズン外でも、それぞれへの備えができていなければなりません。たとえ進軍する時だとあなたが思っても、わたしは、キャンプするようにと指揮をとるかもしれません。あなたが幻を見ているこの所からでも、あなたに決して見えていないものを、わたしの目は見ているからです。もしわたしに従うなら、たとえ、あなたにふさわしいと思えなくても、いつも必ず、ふさわしい時にふさわしいことをしているようになります。覚えていなさい。わたしは『万軍の主』なのです。
軍隊の不屈の精神は、彼らのミッションの崇高さや、彼らがどれほどよくそのミッションのために整えられているか、どれほどよく導かれているかによって、決定されます。この軍隊は、人間に与えられた中でもっとも崇高なミッションを受けて、進軍して行くのです。ところが、わたしの民でそのミッションのために整えられている者はほとんどいません。また今、わたしの民を導いている者たちは、自分の欲望に従っているにすぎません。今、わたしは民を訓練し、整えていくリーダーたちを興しています。彼らは、いつもわたしに従って行くのです。わたしは『万軍の主』だからです。

勝利と敗北

多くの軍隊は、勝利と敗北の両方を経験するものです。わたしの軍隊も、何世紀にもわたって進軍を続けていますが、多くの勝利と多くの敗北を経験してきました。多くの戦闘で敗北したものです。わたしが命令を下していないのに、敵を攻撃したり、訓練されていない人々を使って敵を攻撃したためでした。リーダーたちのほとんどが自分自身の栄光を求めていた結果が、これだったのです。まさに、『だれもみな自分自身のことを求めるだけ』ですと、パウロが彼の時代に書いたとおりです。
一方で、わたしのことを求め、わたしの名のゆえに、悪に対する勝利を心から求めたリーダーたちもいました。けれども、彼らは、人々を十分に訓練しませんでした。自分自身の知恵としてわたしを受け入れることをせず、わたしと共に歩きませんでした。ところが、今や、事態は変わろうとしています。わたしが『万軍の主』となるのです。今のわたしの民の様子に失望してはなりません。彼らがこれからどう変わっていくのか、そのことを覚えていなさい。わたしの命令が下される時だけ進軍する、忠実なリーダーを起こしていきます。わたしの軍隊がわたしに従いさえすれば、戦いにことごとく勝利するのです。彼らは、キャンプのとき、わたしの臨在を知り、わたしの道において力強く成長していきます。
将来、わたしの軍隊がまさに今のような姿へと変えられていく時が、やって来ます。そのとき、あなたは、わたしの燃える怒りを感じるようになります。わたしは、もはや、第三グループの状態のままでいる者たちを我慢するようなことはしません。このことを知っておきなさい。このグループの者が訓練を受けて兵士となるまでか、あるいは、離散してしまうまで、全軍隊の進軍を止めておきます。また、第二グループの者たちは悪しき野心を捨てて、わたしとわたしの真理のために生きることができるように、彼らを訓練していきます。そのような変貌をとげて後、わたしの軍隊は、滅ぼすためではなく、いのちを与えるために、進軍して行くのです。わたしは、彼らのただ中にいて、敵をこの軍隊の足の下に踏みつけていきます。わたしは、『万軍の主』となるのです」

(第10章 軍隊 終)

P.136〜152 第10章 軍隊『天国からのメッセージ(原題THE CALL)』著リック・ジョイナー、マルコーシュ・パブリケーション発行より抜粋(2018年2月現在出版社在庫切れ)

“The Call” by Rick Joyner
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【関連聖句】
(出4:24-26)『24 さて、途中、一夜を明かす場所でのことだった。主はモーセに会われ、彼を殺そうとされた。25 そのとき、チッポラは火打石を取って、自分の息子の包皮を切り、それをモーセの両足につけ、そして言った。「まことにあなたは私にとって血の花婿です。」 26 そこで、主はモーセを放された。彼女はそのとき割礼のゆえに「血の花婿」と言ったのである。』

(1サムエル3:12-14)『12 その日には、エリの家についてわたしが語ったことをすべて、初めから終わりまでエリに果たそう。13 わたしは彼の家を永遠にさばくと彼に告げた。それは自分の息子たちが、みずからのろいを招くようなことをしているのを知りながら、彼らを戒めなかった罪のためだ。14 だから、わたしはエリの家について誓った。エリの家の咎は、いけにえによっても、穀物のささげ物によっても、永遠に償うことはできない。」』

(黙示録11:1-2)『1 それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と祭壇と、また、そこで礼拝している人を測れ。2 聖所の外の庭は、異邦人に与えられているゆえ、そのままに差し置きなさい。測ってはいけない。彼らは聖なる都を四十二か月の間踏みにじる。』

(エペソ6:10-20)『10 終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。11 悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。12 私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。13 ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。14 では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、15 足には平和の福音の備えをはきなさい。16 これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。17 救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。18 すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。19 また、私が口を開くとき、語るべきことばが与えられ、福音の奥義を大胆に知らせることができるように私のためにも祈ってください。20 私は鎖につながれて、福音のために大使の役を果たしています。鎖につながれていても、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。』

(関連聖句終)


【巻末付録】終わりの日の闘いに挑む主の戦士達の為の預言的啓示シリーズ・リンク集

①第一章 地獄の大軍が行く
P.14-17『ファイナル・クエスト』リック・ジョイナー著、生ける水の川・発行より
https://note.mu/risingdestiny/n/ncfe369341790

②【刑務所からあの至高の山の頂へ】
P. 90-133 第6章 刑務所、第7章 若い使徒、第8章 光、第9章 自由『天国からのメッセージ』リック・ジョイナー著、マルコーシュ・パブリケーション、2000年7月1日 初版発行より抜粋 (2018年4月現在出版社在庫切れ)
https://note.mu/risingdestiny/n/n1b1027de04ca

③【三つの主の軍隊】
P.136〜152 第10章 軍隊『天国からのメッセージ(原題THE CALL)』著リック・ジョイナー、マルコーシュ・パブリケーション発行より抜粋(2018年2月現在出版社在庫切れ)
https://note.mu/risingdestiny/n/nf2449b6d82ef

④【主の都市】
P.153〜161 第11章 都市『天国からのメッセージ(原題THE CALL)』著リック・ジョイナー、発行マルコーシュ・パブリケーションより抜粋(2018年3月現在出版社在庫切れ)
https://note.mu/risingdestiny/n/n1d520e895d48

⑤『聖なるたいまつと御霊の剣』(未邦訳)リック・ジョイナー著、「第3章 馬と少女」P.50-52, 53-55より
『The Torch and the Sword』2003 by Rick Joyner「Chapter three; The Horse and the Girl」『聖なるたいまつと御霊の剣』(未邦訳)リック・ジョイナー著、「第3章 馬と少女」P.50-52, 53-55より
https://note.mu/risingdestiny/n/n75b0bf8f8e96

(巻末付録終)

【福音】新しく生まれ変わる!(新生の祝福)
https://note.mu/risingdestiny/n/nb11945f61b7a


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