デザインファンになろう

こんにちは。ritarと申します。

車が好きです。

車が好きになって17年経った今でもどうして車が好きなのかうまく説明することはできませんが、たぶん「部屋が動く」というところと、動く部屋にどんなふうに人間や機械を詰め込み快適に過ごせる空間を作るか、という工夫が詰まっているところが好きなんだと思います。

小さい頃、ぼくは毎日のように夢の車の絵を描いていました。
もう何冊自由帳を使ったかわかりません。至るところに描いていました。

ずっと車の絵を描いていられたらいいのに。カーデザイナーになりたい。

しかしその後年齢が上がるにつれ、デザイナーというのはどうやらオシャレでセンスのいい人しかなれない職種らしいということがわかってきます。

もちろんぼくは特別服のセンスがいいわけでもないし、小さい頃からデッサンを習っていたわけでもない。デザイナーの夢は徐々に、現実味をなくしていきました。


デザインって、敷居高くないですか。

「デザインが好きな人=デザイナー=意識高い起業家みたいな人orあらゆる面で自分の世界を持ったアーティスト」のような等式。

デザインが好きであるからには、毎日服も髪型も完璧にキメるべきだし、食事は気取ったレストランや単価の高いカフェでとるべきだし、部屋はデザイナーズ家具やセンスの良い雑貨で埋め尽くされている(または、死にそうなくらいシンプルな部屋に住んでいる)べき、みたいなイメージを持っていませんか。ぼくは持ってたんですけど。

というか、誤解を恐れずに言うと、ぼくが今使ったばかりの「デザイナーズ家具」という言葉がもうめちゃくちゃデザインへの偏見をよく表していると思うんですよ。

そしてデザインをするからには、何らかのビジネスに貢献して成果を出したり、独創的な配色・レイアウトなどで「自分を表現」しなければいけないという自分の内部からの圧力、a.k.a. 固定観念。

サッカーが好きな人が全員Jリーガーをしてるわけではないですよね。

別にJリーガーをしてなくても、サッカーを好きになっていいし、別に企業でデザイナーをしてなくても、デザインを好きになっていいんですよ。

純粋に、これ考えた人頭いい!とか、このアイデアオシャレ!とか、ぼくもこんなの作りたい!くらいのところから始めていきませんか。

好きなものを追いかけて、みんなのアイデアにほへ~と称賛の声をあげ、気が向いたら自分も作ってみたりしちゃう、一介のファンくらいのところから。

ちょうど、小さい頃夢中で車の絵を描いていたみたいな気持ちで。


designingplusnine.com


というわけで、ぼくの入っているサークルをおすすめする文でした。
いろんな種類の「デザインが好きな人」がいっぱいいます。みんなでデザインファンになりましょう!

読んでいただきありがとうございました。サポートがたまったら執筆時に飲む用のちょっといいお茶を買おうかなと思います!