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2015鑑賞映画まとめ

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映画館、DVD、BR問わずこの年観た映画の感想noteまとめ。
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ヴィヴィアン・マイヤーを探して。上映館のイメージフォーラムは人が溢れるほどの盛況だった。一方でライズ閉館の報が。尖った映画館がまたひとつ消えるのね。映画は印象としてヘンリー・ダーガー写真版って感じかな。印象ね。アーティストを発掘したと思ったらもう死んでた物として良く出来てる。

劇場版アルペジオ2。戦艦が潜ったり飛んだり空間転移したり画面がもうしっちゃかめっちゃかだったけどうまい事グッとくる展開に持っていけた「風」な感じで印象は良い。設定のアバウトさを言い出したらキリがないしな。欲を言えばもっと色んな艦を見たかった。

祝宴!シェフ。台湾映画。料理漫画実写化のような内容で、評論家が食べるたびに宇宙や楽園に飛んでいくのには素直に笑った。演出に凝るばかりではなく家庭料理や料理人に対するリスペクトが物語にしっかり織り込まれてるのは好印象。竹達と下田を合わせたような主人公は表情豊かで可愛らしい。

SW7フォースの覚醒、内容に関しては置いておくとして劇場前にあふれる観客、オープンエンドでの拍手と輝くライトセーバーなどなど、全てが楽しい時間だった。ディズニー化した事で多分もうスターウォーズの終焉を観る事はできないだろうけど、永遠に続くコンテンツとして広がっていって欲しいな。

ガールズ&パンツァー劇場版。劇中最初の射撃音にガツンとやられた。街に馴染みがある分前半はより楽しめ、後半は戦車数が多すぎて全体の把握が難しく舞台も架空のためやや入り込めず。それでもこれだけ戦車が主役で多くの種類が登場する映画は実写でもまずないだろうから貴重な作品には違いない。

ロシアン・スナイパー。二次大戦で活躍した女性狙撃手を主役にした作品。エマニュエル・べアールを思わせるヒロインは憂いを帯びた感じが雰囲気あって良。戦車の窓に3発当てて倒すくだりやスナイパー対決などエンタメ要素も加味しつつ、時代に翻弄される女性ならではの要素もうまく盛り込まれていた。

ゾンビ・ガール。盛り上がりどころが無いまま進んじゃた感が残念。もっとゾンビ的遊びが欲しかった気もするけど監督的にはゾンビって要素はそれほど大事じゃなかったのかも。大量の吐瀉物を彼氏の顔にかけるシーンは良かった。ズーイー・デシャネル的雰囲気のヒロインを演じるダダリオがエロ可愛い。

ヴィジット。ばぁさんの元気?な映画は大体面白い。もう一度観たなら俺も一緒に「ヤッツィーーー!!!」と叫ぶよ。「お前は振り直し過ぎだ」とかグッときた。気になったのが途中で2人出てくる元役者が言う台詞。芝居の一節なんだけどその芝居の内容が先の伏線だったりするのかな?バレる前に是非。

野獣一匹。邦題!昭和か!さておき、難病、マフィア、復讐と詰め込んだ割に話はまとまってるのに上映時間が長くてだるいのとヒーローがイケメンなのにアクションが下手でもにゃった。だがヒロインが抜群に美人でファニーなので満点。これも歌もダンスも無しで今回のIFFJはこういう方向なのかな?

バン・バン!。「ナイト&デイ」をボリウッドでリメイク。ヒーローもヒロインも多分こちらの方が若い&ヒーローの筋肉バッキバキですぐ脱ぐのでマサラ上映だったなら黄色い歓声が随所で起こった事だろう。アクションも本家を凌駕する出来、っていうかやり過ぎなくらいでこれは一般公開して欲しい。

銃弾の饗宴 ラームとリーラ。ロミオとジュリエットのインド版。筋肉キレまくりのヒーローと美麗なヒロインのロマンスでダンスやアクションは楽しいんだけど、元が悲劇とはいえ空気が全体的に重すぎてややしんどかった感あり。街や砂漠のロケーションは素晴らしいの一言。

ピクー。インド映画にしては、っていうと失礼かもしれないけど歌も踊りも無いストレートな作品。名優2人相手にディーピカーがどこまでやれるかって所だろうけど気難しい役をかっちりやってた印象。ただ物語がやや平板で気持ちが上がらなかったのは残念。

アメリカンスナイパー。評価の難しい内容ではあるな。娯楽的部分だけを言えばスナイパー対決物として申し分なし。イーストウッド映画をソフトで見る価値の7割はメイキングと言っても過言ではなく、老いてなお格好良い彼の姿と役者やスタッフの彼に対する賞賛を聞くだけでも心がパァァーっとなるのだ。

インターステラー。アンが待ってるなら異次元にだって行くっしょ!さておき、時空を超えた交信という部分で「オーロラの彼方へ」を思い出した。スケールでかい風の割にアクシデントのほぼ全てが個人的な問題起因なのはどうかと思ったけど未知への挑戦にドキドキできた。可愛いロボが出るのは良作の証。