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リトケイ代表が島に腰を据えた件について

みなさんこんにちは、統括編集長の鯨本です。
先日、Yahoo!ニュースにも並んだ離島経済新聞社の話題について、リトケイの「中の人」としてつっこみたい気持ちがおさえられなかったので、こっそりnoteに記します。

ニュースの見出しはこちら。

"離島の未来、利尻で模索 NPO法人代表・大久保さん 東京から転居、腰据えて移住支援"

そうです。
我がリトケイ代表の大久保くんが利尻島に「東京から転居、腰を据えて移住支援」したというニュースです。

”大久保さんは2018年からセンター開設の構想に加わり、昨年春から徐々に生活の拠点を東京から利尻町に移し始めた。同年暮れには家を借り、近い将来、家族も呼び寄せる予定だ。”

この報道をうけ、一部のリトケイメンバーはざわざわ。「大久保、利尻に行くってよ?!」みたいな空気が、Slackからじわっと伝わってきました。

"東京生まれ、東京育ち。2010年、友人3人とともに離島経済新聞社を設立した。"

はい。この友人3人のひとりではある私は、今回の新聞記事も彼の天然サプライズによるものだと理解していますし、なんとなく聞いていたので驚くこともありませんでした。

でも、スタッフのざわざわ感をみていると、「え? リトケイはまるごと利尻島にうつっちゃうの?」と思う読者さんもいらっしゃるかもしれないと思ったので、念の為、補足しておきます。


リ ト ケ イ の 拠 点 は か わ り ま せ ん。


新型コロナの感染拡大により、社会にこれだけテレワークが広がるとは予測していませんでしたが、記事でも

"「ritokei(リトケイ)」というウェブメディアや発行部数約1万2千部の季刊紙で離島の暮らしや経済の情報を伝え、離島の地域づくりの支援事業や離島同士をオンラインでつなぐ催しも展開する。コロナ禍前から、島で暮らしながらオンラインで仕事をする「在島ワーカー」も特集"

と紹介してくださったように、リトケイでは2015年からテレワーク化がはじまっていました。

きっかけは2015年に私が出産したことで、私と夫でありメンバーでもある多和田が沖縄に移り(現在はさらに大分県在住)、一部で完全テレワークが始まりました(当時の様子はセブンルールさんが取材してくれましたので、どこかにアーカイブがあるかも?)。

ほかのリトケイメンバーにも関東〜奄美大島の2拠点居住者が2人、関西在住メンバーが1名、札幌や東京〜利尻島のメンバーが2名いて、関東近郊に住む他のメンバーも出張などで常にあちこちにいる状態。2020年のコロナ禍による完全テレワーク化は、数年にわたる訓練のたまものとでもいえるようにすんなりと移行でき、いまもバックオフィスとして三軒茶屋にオフィスはあるものの、全メンバーの拠点はばらばら。

最近は、Slack、ZOOM、Dropbox、Google一式など便利なツールが増えているので、誰がどこにいても、いつも通り、たんたんと仕事ができています。

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なので、「NPO法人代表・大久保さん 東京から転居、腰据えて移住支援」はリトケイにとってはおどろきの少ない話であり、むしろ、しっかりと腰を据えて島づくりの一助になれる状況が整ったという意味では、ものすごくうれしい状況です。

ちなみに、大久保くん含む利尻メンバーとミーティングする時は、彼らは新聞記事で紹介してもらっている、

”昨年7月、利尻町の旧沓形中校舎を改修した町定住移住支援センター「ツギノバ」がオープンした。カフェやコワーキングスペース(共有仕事場)を備え、離島経済新聞社が町から運営を委託されている。”

この「ツギノバ」からオンラインで登場します。

”「ツギノバ」の名には「地域の歴史を引き継ぐ、次ぎの未来をつくる」という思いを込め、島で新たな仕事や生活を始める人と地域をつなぐ拠点にするつもりだ。”

私、コロナ禍もあってまだこの場所に行けていませんが、手前味噌ではなく、この空間がとってもうらやましい。おしゃれだし、カフェあるし、島の人が楽しそうに集っているし。

ふりかえると、2010年に大久保くんらとリトケイを創業した場所は、東京・池尻にある廃校活用事例のはしり的施設「IID 世田谷ものづくり学校」で、あの場所でいろんな人と出会い、いろんなものが生まれてきました。

あの頃の空気を思い出しながら、オンライン越しに「ツギノバ」の様子をみると、いろんな人がそこで出会い、つながり、ものごとが生まれていくような空気がみてとれて、とてもうらやましい。

なので、「NPO法人代表・大久保さん 東京から転居、腰据えて移住支援」は、私にとってはうれしく、うらやましい話でありました。

「ツギノバ」に興味のある人はぜひ利尻へ。
https://tsuginoba.com/

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