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常に学び続ける鉄人! なかしまぁ先生   中島俊治さん 〜モトヤフインタビュー〜

-最初にお名前をフルネームで教えてください。

中島俊治(なかしましゅんじ)です。ネット上では「なかしまぁ先生」と呼ばれています。

-お生まれはどちらですか、またどちらにお住まいですか。

生まれは桃太郎で有名な岡山県です。現在は東京都内に在住しています。

-これまでのプロフィールをご紹介ください。

社会人のスタートは郵政省の外郭団体で資格試験の講習会を担当していました。その後1997年にソフトバンクに入社し、GeoCities Japanの立ち上げ1号社員となりました。2000年にGeoCities JapanとYahoo!JAPANが合併したことからYahoo! JAPANに転籍しました。ヤフー退職後Vector→SBI→Joinvest証券とベンチャー企業を渡り歩きました。2016年からはサイバー大学准教授に就任しています。また他大学の非常勤講師も複数務めています。

-ヤフーにはいつ頃在籍されておられましたか?

2000年3月から2005年2月の約5年間です。

-ヤフーに入ったきっかけやヤフーで学んだことを教えてください。

1997年当時は、ネットへの接続はまだ従量課金制で、様々な障壁が多かった時代でした。私が郵政省の外郭団体に勤務していた時代は、最初はPCに先行して売り出されていたワープロ機で会社の業務の効率化を自ら推進していたほどでしたので、個人的にはパソコンやネットの将来可能性を強く信じていました。そうした時代を切り拓く可能性を秘めた会社であるヤフー自身が募集をしているのを知って「これからはインターネットの時代だ!」と思い転職しました。

実は1997年にヤフーのプロデューサー職志望で面接を受けていたんです。面接の最中、井上さんと有馬さんから「GeoCities Japan」の立ち上げのお話が出て、当時個人のホームページを本国のGeoCitiesのサービスを利用して開設していたこともあって、ヤフーの面接にもかかわらず思わず「Geoに行きたい!」と発言してしまいました。そこで井上さんが「変なやつだ」ということでGeoCities Japan 1号社員として採用となりました。

最初は、ヤフーの席に間借りしてGeoCities Japanの立ち上げ業務を行っていたのでヤフーの草創期の皆さんには本当にお世話になりました。金曜日のピザパーティは本当によい思い出です。開始後はコミュニティマネージャーとして、ユーザからのホームページの制作の質問に答えたり、イベント運営を行っていました。そして2000年3月にGeoCities JapanとYahoo! JAPANとの合併でヤフーに転籍になり、その後のリアルなネットの移りゆく姿を見れたことは素晴らしい体験でした。

-そのほかにもヤフー時代のエピソードはありますか?

GeoCities Japanのサービス開始の数日前からのほとんど不眠不休状態の最後の追い込みは、苦しかったですが、今となってはよい思い出です。もう一つはジェリーヤンさんに出会えたことですね。

-辞めたから分かるヤフーの良さというものはありますか?

ヤフーでは周りの仲間がみんな若くて、おかげで私も気持ちは若く過ごせました。そういったフレッシュな感じがありますね。今でもそうだと思います。

-ネクストキャリアを選んだ決め手は何ですか?

もともと一つのところにとどまる性格ではなかったので、さらに自由な環境で「何か」をしたかったからでしょうね。

-現在のお仕事は具体的にどんな内容でしょうか?

サイバー大学(=ソフトバンクグループ)にて、准教授をしています。主にWeb・フロントエンド技術の科目・ゼミナールを担当し、他大学でもフロントエンド技術の科目を中心に担当しています。

サイバー大学についてもう少し詳しくお話ししますと、すべての授業をインターネットで配信するため、通学が一切不要で学士号を取得できる大学です。自分の都合のよい時にインターネットにアクセスし、eラーニング方式で受講できるほか、学生同士や教員との交流やサポートもインターネット上で行っています。学生は社会人学生だけでなく、高校を卒業してそのままこの大学に入学した学生も増えています。

サイバー大学では、他大学に先駆けて、マイクロクレデンシャル(=学習内容をより細分化し、細分化された単位ごとに個別に認証すること)を2024年から導入します。その方が、どんな知識やスキルを学んできたかをオープンバッジで証明します。

-現在の仕事の面白いところや素晴らしいところを教えて下さい。

いろいろな学生とネット上で出会えること。彼らからも日々様々なことを私は学んでいることです。そして、唯一実際に対面ができる卒業式とそれに続く懇親会は、本当に楽しく嬉しいものです。

-今、特に力を入れていることは何ですか?

平日は、サイバー大学准教授として大学の担当科目の授業一色です。大学で教えるときは、知識を教えるということも重要ですが、ファシリテイト役として学生の考え・アイデアを引き出すことを重視しています。

-ご趣味は何ですか?

平日は仕事で忙しいですが、土日は放送大学の大学院生として、勉強と修士論文の作成を頑張っています。なお、放送大学での学部生としては昨年9月に卒業、合計6コース卒業したことで名誉学生・グランドスラムになりました。

また、最近は美術館巡りをすることが多くなりました。「ホキ美術館展」の写実絵画に感動し、「テオ・ヤンセン展」でビーストのプラモを買って何十年ぶりにプラモ作りに没頭しました。こちらは忙中閑という感じで気分転換にも最高です。

-中島さんのFacebookを拝見したときに、放送大学で学んでいる様子のことが載っていて、大学の先生なのに、とても熱心な方だなと印象に残ったことがあります。そこでもう少し詳しく教えていただけますか。

放送大学の6コースというのは具体的には、生活と福祉コース・心理と教育コース・社会と産業コース・情報コース・人間と文化コース・自然と環境コースです。また放送授業、面接授業、オンライン授業、ライブWeb授業と4つの形態があります。1993年に入学し途中ブランクもありましたが、2022年に最後のコースを卒業しました。そして今は、放送大学の大学院で修士全科生として学んでいます。

放送大学で学ぶこととサイバー大学で教えることを通じて共通に感じることは、いつでも、どこからでも、繰り返し学べるオンライン授業はすばらしいということですね!

-ご家族以外で尊敬している方がおられたら教えて下さい。

もちろん孫さんです。今でも覚えているのはGeoCities Japanのサービスがスタートした当日の朝に、孫さんから「君たちは宝だ!」という内容のメールにはとても感激しました。

-ライフワークやこれからチャレンジしたいことは何でしょうか?

強いて言えば、他の方にはなかなか経験できないような自分らしい思い出作りでしょうか。ヤフーを含めて、すでに数回、そういった思い出は作れているので、ある意味で私の願いは達成したとも言えますが、現在、最後(?)の思い出を作ろうと大学の仕事に取り組んでいます。
それと、いずれ田舎に帰って畑を耕したいなとも思っています。

-モトヤフメンバーやnote読者に伝えたいメッセージをお願いします。

何かにチャレンジする時、自分で門戸を閉じないでください。開かない扉はありません。叩けばかならず反応してくれます。みなさんもチャレンジする気持ちをどうぞ大事にしてください。

-中島さん、本日は大変ありがとうございました!

(本日の中島さんへのインタビューは川村英樹が担当しました)

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