僕は上原さんがダウの中で一番好きですよ。

　本多劇場で行われたダウ90000単独ライブ「30000」を見てきた。ダウ通信以来会場のチケットがあたっていくことができたが、第3希望であたっていたので今回もかなり厳しい戦いになったのだろう。幸運だった。

　今回はコント7本。20000からそんなにたっていなかったが、非常に楽しませてもらった。1本目「ワンオペ」から、なんだこの発想は！と思わざるをえない。何から思いついたんだろう。園田さんを中心にすすめて、実際に話しているのは4人くらいだが、最後の回収が綺麗すぎる。2本目「磯丸水産」も扱っているテーマが面白いと感じた。蓮見さん対他7人みたいな構造は一番よくみるが、他７人にしっかりキャラが立っていて、特に吉原さんよ中島さんがよかった。

　いろんな感想をnoteやXでみていて、やはり6本目「リベンジ」がすごいという声が多い。僕もこういうのはダウの最大出力だよなと思う。みていて面白いし怖いし。道上さんと吉原さんの言い合いと、園田さんのどうしようもない感情と、蓮見さん上原さん中島さんのリアクションとか全部なんかリアルに感じた。僕そろそろ２２でまわりが結婚しはじめる人もいるかもしれないけどこんなことになってるんだろうか。ただこれがしっかりコントになってるのがダウおよび蓮見脚本のすごいところだなと感じた。カタログの話とか小ネタっぽいところもおもしろい。
　最後のネタ「メタの夜」はダウファンなのでわかるとかおもしろいというところもあったが、なんだか難しいことをしているという印象をもった。これも今のダウでだせるマキシマムで、つきつめれば新ジャンルってところじゃないだろうか。

　次公演は旅館じゃないんだからさの再演ということで大阪らしいがぜひ見にいきたい。