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スーパーボールについて[ポケカ]

 クワっす〜 リユルン(@riyulun)です

 今回の記事の主役はこちら、スーパーボールくんです

昔のマスターボールは この効果だった

 さすがに シールド戦なら 相対的に採用価値のあるカードですが、
 普通の対戦環境では滅多に見るカードじゃないですね…

 しかし スペックがないわけではないと感じます

 ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は そんなスーパーボールに対して色々書き記していこうと思います


目次

 ・とりあえずポケモンを持ってきたいデッキに

 ・ネストボールやハイパーボールの9枚目

 ・スーパーボールの期待値について概算

 ・キャプチャーアロマとの差別化

 ・シールド戦、倍ポケカなら強い


とりあえずポケモンを持ってきたいデッキに

 例えば ワザ:マダムのいかりのミノマダムのように ポケモンの数が多いデッキならスーパーボールでヒットする確率は高いわけです

 しかし それでも好きなポケモンにヒットする可能性は 現実的ではありません

 また、序盤に たねポケモンを並べるだけならネストボールでいいので、
 (2回目の番以降に)進化ポケモンまで持ってこられることで差別化する必要があります

 よって、何でもいいからポケモンを持ってきたい場面があるというのがキーワードになります

 しかしまぁ、次の項の解釈なら別に その差別化をする必要はないでしょう


ネストボールやハイパーボールの9枚目

 ド安定のボール系グッズとしてネストボールにハイパーボールがありますね

 ネストボールは ポケモンをコスト無しで ベンチに出せる、
 たねポケモン限定とはいえ、その たねポケモンはポケモンの枠の半分より多くを占めていることがほとんどなので そんなに痛いわけではない

 ハイパーボールは 手札を2枚トラッシュする必要があるとはいえ、
 運に頼ることなく好きなポケモンを加えられる ということが強みであり、
 正直 スーパーボールは安定さで この2枚には敵いません

 しかし、ポケモンカードには同じ名前のカードは4枚まで という絶対的なルールがあるので 9枚目以降のネストボールまたハイパーボールは採用できません

 ここで白羽の矢が立つのがスーパーボール、
 安定性は薄いながらも合法的に採用が見込めますよね

 例えるなら 安定性のために5枚目以降のダブルターボエネルギーが欲しいが故に入れるエネくじみたいなものでしょうか


スーパーボールの期待値について概算

 さて、概算ではありますが ここでスーパーボールで当たりを引ける確率について考えてみましょう

 デッキのポケモンの枚数は18枚、その内1枚は最初の手札、2枚はサイドに行ったと仮定して(分かりやすいように)山札のポケモンは15枚とします。

 まずは最初の手札にスーパーボールがあった場合。
 山札の残り枚数は60−7(最初の手札)−1(番のはじめのドロー)−6(サイド)=46枚。

 まず、ポケモン15枚の内1枚もヒットしない確率は約4.9%。
 逆に 少なくともポケモンが1枚はヒットする確率は約95.1%と言えます。

 最初の番なので 場に進化前の たねポケモンを並べたい、オマケに かがやくゲッコウガでもいい、と考え ポケモン15枚の内4枚を大当たり(今1番引きたいポケモン)とします

 その大当たりを引く確率は49.6%でした

 次のシチュエーションは試合中盤、
 場にポケモンもたくさん並んで 山札のポケモンは残り5枚、山札は残り25枚と仮定します

 この時にスーパーボールを使って1枚もヒットしない確率は約16.1%
 (→少なくとも1枚はヒットする確率は約83.9%)

 今欲しいポケモン、大当たりが2枚と仮定すると その大当たりがヒットする確率は49%です
 (大当たりを1枚と仮定すると28%)

 まぁ一応終盤も。
 山札は9枚、ポケモンは2枚で大当たりは1枚と仮定すると

 ポケモンが1枚もヒットしない確率は約2.8%(→少なくとも1枚はヒットする確率は約97.2%)、
 大当たりがヒットする確率は77.8%となりました。

 …概算とはいえ、キャプチャーアロマの50%に近い確率で大当たりにヒットさせることができますね


キャプチャーアロマとの差別化

 とりあえずポケモンが欲しい、そういう環境デッキとしてルギアVSTARがあげられます

 そんなルギアVSTARデッキですが、キャプチャーアロマが入れられることがほとんどでスーパーボールは まず見ません。

 この理由として考えられるのが

 ①当たりか外れの2択であり、当たれば実質ハイパーボール

 ②外れても強い(コインウラ→ネオラントVバーネット博士)

 ①ですが、(前述の通り)スーパーボールの当たりは大当たりと中当たりが存在します。

 「どうせ出したくなるポケモンだけど 今 急ぎで出す必要がないポケモン」が中当たりに値しますね

 ルギアVSTARデッキでいえば、2匹目以降のカビゴンがそうなるでしょうか

 もちろん 何も持ってこられないよりはマシなのですが いかんせん外れに近い当たりなので

 どんなデッキでも、どんなタイミングでも50%で1番の当たりを出せるキャプチャーアロマの方が手応えが良いと言わざるを得ません。

 そして②、
 やはり 範囲の中で好きなポケモンを持ってこられるという自由さは偉大なのですよ

 何なら 状況によって 好きな たねポケモン持ってきた方がいい場面、進化ポケモンを持ってきた方がいい場面、
 どちらもそんなに差が無い時ってありますよね

 こんな時は まぁキャプチャーアロマに軍配が上がります


 一応スーパーボールはキャプチャーアロマとは違い、V−UNIONをサーチできますが、
 まぁ もうすぐスタン落ちするのでね

 あと空打ちをする際に(今盤面に欲しいポケモンが)サイド落ちしていた場合、それを悟られない強みがあります


シールド戦、倍ポケカなら強い

 シールド戦では 他のボール系のグッズが中々入れられないから相対的にスーパーボールを引けたら強い、というのはあるのですが、

 シールド戦って デッキが40枚ですよね

 スーパーボールの上から7枚というのは60枚デッキと同じないのに デッキ枚数が少なくなったら 少なからず当たりやすくなるというものです

 これには似た事例があるんですよね。

 その昔、ポケカには(同じカードは2枚まで、サイド3枚の)30枚のハーフデッキというのがありました

 ハーフデッキは 最初の番の時点で山札が19枚しかないので、
 仮に大当たりが1枚しかなくても約36.8%の確率で引き込めてしまうくらいにはスーパーボール活躍環境だったのです

 そして、スーパーボールを当たりやすくする要因は山札の枚数だけではありません。

 テキストを魔改造してしまえば強くなります。

 そう、倍ポケカではね


まとめ

 ・ポケモンの数が多いデッキ、とりあえずポケモンを多く持ってきたいデッキに採用の余地あり

 ・ネストボールやハイパーボールの9枚目として採用が見込める

 ・実は(ポケモンを多めに入れたら)キャプチャーアロマに近いぐらいの当たり率となる

 ・キャプチャーアロマが最大のライバル、終盤になった時に強いのはスーパーボール

 ・山札の枚数が少ないシールド戦なら強い

 最後に、キャプチャーアロマってルギアVSTARデッキで よく使われてるので[慣れ]というものが存在します。

 「意外とイケるじゃん!」というのを体感しているんですよね

 それに比べてスーパーボールは ガチデッキで使う機会が ほぼ無いので、
 「外れを引いてしまうのでは…」という不安が頭をよぎり、
 デッキに入れる決意を固めること自体が難しいというのはあるでしょうね

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