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自邸マンションフルリノベの費用大公開

2022年4月に築40年弱の中古マンション(70㎡)を購入し、自らリノベ設計し、自邸 兼 事務所として単身で暮らしています。

toolboxさんに特集記事を書いていただいたり、毎日放送の番組「住人十色」にも出演予定だった住居(売却が決まり破談に。涙)ですが、実際、どれだけのコストがかかっているのでしょうか。

結論から言うと、めちゃくちゃコスパよく仕上がってます。では、具体的にいくらだったのか?そこに再現性はあるのか?「施主 兼 設計者」の視点から、記述してみようと思います。

今回は、ちょっとセンシティブな話もしてるので、途中から有料記事としています。ここまであけっぴろげに書かれた記事は、そうそうないと思いますので、リノベのコスト面が気になってる方はぜひ◎


一般的なリノベ費用は?

フルリノベであることを前提で話をします。なお、フルリノベ(あるいは全面リノベ)とは、自分の所有区画内を一度すべて解体してしまって、間取りから設計し直すリノベーションのことを言います。

シート床材や、ビニールクロス、シリーズものの建具、システムキッチンなどのメーカー既製品で構成し、断熱改修などは行わず、設計施工を1社で行うリフォーム専門会社の一般的なリフォームでは、フルリノベに 15~20万円程度/㎡ かかることが多いようです。70㎡のマンションであれば、1000~1400万円程度ですね。※出典:プライベートでも仲良くしていただいているマンションリノベの匠の書籍

上記相場には、設計料も含まれているはず(たぶん、税は含まれてない)。フルリノベは、仕様がいまいちであっても設計料も少なからずかかるし、1000万円は見ておいた方がよさそうだということがわかります。

ぼくの住まいも70㎡なので、これを念頭に置いて見ていきましょう。ちなみに、仕様は、メイン床材は3mm厚の挽板フローリング、壁はほぼ全面左官仕上げ、建具はすべて造作、キッチンも造作、家具造作も多数で、断熱も施しています。まぁ細かいことはわからなくてもいいですが、それなりに良い仕様なので、上記の相場感に照らすと、2000万円くらいはかかってきそうな印象。さて、実際は、、

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