見出し画像

#51【土俵際の際際で】【23/24 セリエA第27節】ユベントス×ナポリ マッチレビュー

こんにちは!こんです⚪️⚫️

今朝方行われたユーベ×ナポリの試合を振り返りたいと思います。

結果的にユーベは負けてしまいましたが、個人的には持てる戦力を最大限活かして良い戦いをしたと思いますし、収穫もそれなりにあった試合だったと思います。

ちなみに前回対戦ではガッティの決勝点でなんとか勝利しました。
当時の記事はコチラ↓

スターティングメンバー

•マッケニーとラビオが負傷欠場。代わりは売り出し中のアルカラスと3試合出番のなかったミレッティ。
•左サイドもコスティッチではなく、これまた直近で出番の少ないイリングが先発。
•大事な試合で躊躇なく若手を起用する点はアッレグリのマネジメント力の高さを示していますが、同時にユーベの厳しい台所事情をよく表しています。

•ナポリはCLバルサ戦で新監督のカルツォーネさんが初陣を飾る。
•前節サッスオーロ戦で6-1の大勝を飾り勢いをつけてこの一戦を迎える(やめてほしい)

左右の守備の違い

両チームの特徴からして攻めるナポリと守るユーベの構図になることは明らかで、
•ナポリの攻撃をどう封じるか
•ボール奪取後にどれだけ効果的にシュートまで運べるか
がユーベとしてのテーマだったと思います。

ナポリ保持時のストロングポイントを3つ挙げるとすれば、
①右サイドのポリターノ&ディロレンツォの連携からのポケット侵入
②左サイドのクヴァラツヘリアの個のクオリティ
③オシムヘンの理不尽ポストプレーからの理不尽シュート
になると思います。

オシムヘンはブレーメルに何とか頑張ってもらうとして(絶対的信頼)、左右をどれだけ上手く守れるかが鍵となりそうです。

前提として、システムの噛み合わせ上ナポリの両サイドバック浮く形となるため、ここが起点になる場面が多くなります。

両サイドバック対して誰が、どのようにプレスをかけるかによって、その後の守り方が変わりますが、ユーベは左右で守り方を変えつつ上手く守れていたと思います。

●ユーベの右サイドの守り方

強力な個を持つクヴァラツヘリアにはとにかく後ろにディフェンスを多く残した状態で守りたいので、重要になるのは背後のトラオレのコースを消しながら、オリベイラにプレッシャーをかけるアルカラスの役割でした。

解説の細江さんも仰っていましたが、この守り方は一歩間違えばトラオレがドフリーでボールを受ける場面になりかねないので、なかなかリスキーだったと思います。

それに対してアルカラスは上手く背後を消してトラオレを封じていたと思いますし、後ろのカンビアーゾ、ルガーニも集中してクヴァラツヘリアを封じ込めていたと思います。
(失点シーンはしゃあなしです)

●ユーベの左サイドの守り方

一方で左サイドについては、守り方はマンツーマン気味でシンプルな形でした。

ディロレンツォにはイリングが直線的にプレスをかけて、アンギサにはミレッティ、ポリターノにはサンドロがそれぞれ付きます。

ここで重要なのは
①サボらずにプレスをかけ続けられるか
②個の1対1の局面で負けないか
の2点が挙げられると思います。

正直どこかで押し負けそうな予感はありましたが、結果的に強度を高く保って上手く守れていたと思います。

また、右サイドではルガーニ、左サイドではサンドロが後方で奮闘しており、若手を支える頼りになる両ベテランの姿は今のユーベを表しており、なかなか胸熱でした。

ナイスです!

遠いゴール

DUSAAAANNNNならず

ナポリが両サイドバックを上げて前がかりになるため、ユーベはボール奪取後にどれだけ素早くロングカウンターをキメれるかがポイントだと勝手に思っていましたが、結果的にユーベの決定機は前プレからのショートカウンターが多かったですね。

ルガーニやロカテッリが持ち場を離れて積極的にプレスに行く場面もあり、ただ引いて守るだけでなくリスクを取ってボールを奪いに行く姿勢が見えたのはポジティブな収穫だと思います。

スタッツを見てもユーベはナポリを上回るシュート数、ビッグチャンス数でした。↓

※FotMobから引用

4回あった決定機が決まっていれば展開も変わったと思うので悔やまれますが、ナポリ相手にこれだけチャンスを作れたことは収穫とポジティブに捉えたいと思います。

また、解説の細江さんも仰っていましたが、この試合のキエーザは球離れがよく、サイドで無理に仕掛ける場面が減り、ヴラホビッチの近くでセカンドトップ的な役割を全うしていました。

アルカラスはマッケニーよりもセカンドトップ的な役割が得意なため、キエーザ&アルカラスが2シャドー的に振る舞うことでヴラホビッチが孤立せずに効果的に攻めれていたと思います。

守備でも相当効いていたので、アルカラスは早くも欠かせない戦力になりつつありますね。

残りシーズンの戦い方

部分部分で言えばポジティブな要素も多いですが、結果としてはここ6試合で1勝2分3敗に留まっています。

CL圏争いをする各チームが軒並み好調なことからCL圏も安泰ではなく、2位ですが土俵際にいることを自覚させられます。

リーグ戦も気付けば残り11試合となり、アッレグリ監督もここにきて大きな変更は加えないでしょうから、土俵際の際際で堪えながら各選手のポジティブな変化に期待するしかありません。

最近元気のないガッティやコスティッチ、ミリクの奮起にも期待しつつ、今後も応援していきたいと思います!!

Fino Alla Fine, FORZA JUVENTUS ⚪️⚫️



この記事が参加している募集

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?