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#16【23/24 CL第2節】ナポリ×レアル・マドリード

◆ナポリは4-3-3。センターバック2枚の怪我人を除けばベストメンバー。クラブとの関係悪化も噂されたオシムヘンもスタメン。

◆レアルは4-3-1-2のベリンガムシステム。前節からホセル→ロドリゴ。守備に不安を残すマドリーはナポリの攻撃を防ぎきれるか。

◆ナポリはナポリ、レアルはレアルという試合展開。ナポリはいつも通りパスを回しながらグヴァラ、ポリターノ、ジエリンスキを中心に攻め込む。時々飛び道具オシムヘン。

◆レアルはポジションチェンジを繰り返す。チュアメニとクロースが並んでビルドするパターンもあれば、チュアメニが右に落ちてクロースがアンカー、カマビンガが左はセンターハーフに上がって組み立てるパターンもある。ロドリゴが左に流れるパターンもある。多種多彩。

◆19分ナポリ先制。押し込み続けて獲得したコーナーからウェスティゴーア。

◆中に絞ってビルドの出口になったり、ポリターノを追い越してウイングの位置に入ってスペースを作ったり、ディロレンツォに連動して良い循環が起きている。

◆左のオリベイラとジエリンスキ、グヴァラの連携。オリベイラもパスしたあとすぐもらい直す動きがチームとして助かる。

◆27分レアル同点。予想外のベリンガムの足の長さ。横パスを取られてヴィニシウスが押しこむ。

◆33分ベリンガム得点。守備陣が揃っていても個で打開されてしまう。

◆40分前からプレスをかけてボールをとりに来たレアルに対して、グヴァラが一発のサイドチェンジで流れを変える。ポリターノ→ディロレンツォ→アンギサと繋いで最後ポリターノ。惜しかった。

◆グヴァラ対カルバハル。ヴィニシウス対ディロレンツォ。オシムヘン対リュディガー。随所で見応えある勝負。

◆54分ナポリPK獲得してジエリンスキが決める。絶対取れないコースとスピード。技術がすごい。ナポリは自分たちの形で攻め続けて得たPK。

◆55分以降ナポリの時間帯。足を止めずに良い距離感でパスを回してグヴァラがギアを上げる。レアルは潔く全員自陣へ撤退して4-4-2ブロック形成。

◆レアルは前線のヴィニシウス、ロドリゴのスピードがあるので攻め込まれていてもカウンターが発動しやすい場面ではある。どちらが次の一点を決めるか。

◆64分クロース→モドリッチ。カマビンガ→メンディ。

◆ナポリが攻め続けることでベリンガムが守備に追われて攻撃で持ち味を活かせない。

◆69分ポリターノ→エルマス。

◆モドリッチが自分でボールを運べる。静的な起点のクロースに対して動的な起点のモドリッチ。

◆74分ジエリンスキ→ラスパドーリ。ロドリゴ→ホセル。モドリッチ投入して良いリズムが出来てきたレアル。ホセル投入で仕留めにきたか。

◆77分バルベルデのスーパーミドル。あまり目立ってはいなかったが、終盤に大仕事をやってのける。

◆2-3で試合終了。ナポリはホームで敗戦を喫したがレアル相手に堂々たる試合。最後の最後までチャンスを作り続ける。セリエAファンとしては誇らしい気持ちに。
レアルはモドリッチ投入で試合の流れを取り返した。全選手が相手の嫌な位置にポジションを取り、パスを出して、ボールも運べる。戦術を凌駕する選手の質。これがマドリー。
両チームのクオリティレベルの高さで一瞬も見逃せないハラハラした試合展開でした!

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