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杏仁豆腐とダブルスチールの違い

おはこんばんにちジャンゴ〜!!
お元気ですか。

さて、世の中にはウィンナーとソーセージ、クッキーとビスケットなど、

結局どんな違いがあるのか分かりにくいもの

がたくさん存在しています。

今回はその中でも特に難しい、「杏仁豆腐」と「ダブルスチール」の違いについてお伝えします。是非この機会に、学を深めましょう。

まず、この2つがどんなものなのかを簡単におさらいしていきます。

杏仁豆腐・・・杏仁をすりつぶしてとった白い汁を寒天で冷やし固めてつくる中国発祥のデザート。

ダブルスチール・・・野球において2人の走者が同時に盗塁をすること。

1番大きな違いは、

杏仁豆腐はデザートでダブルスチールは戦術

というところです。

つまり、メインディッシュの後に食べたくなるのか、攻撃時に仕掛けたくなるのか、という違いですね。

ただ、ここで1つの疑問が生まれます。

2人の走者がちょうどメインディッシュを食べた直後だった場合、杏仁豆腐をとるのかダブルスチールをとるのか。

この疑問がすぐに浮かんだ方はかなり鋭いです。ジャンゴもこの問いにたどり着くまでに4日かかりました。

結論から申し上げますと、

塁に出る直前にメインディッシュを食べたりはしない

というのが答えです。

もちろん、チームの監督がフレンチバルの雇われ店長だった場合/「ネクストバッターズサークル内でメインディッシュを食べること」というローカルルールが定められていた場合などの特例は除外します。

もし仮にそのような状況でダブルスチールの指示が出たとしても、2人の走者は杏仁豆腐を食べ始めるのではなくダブルスチールを行う可能性が高いです。

ただそのような特殊な場合を想定し始めると、いよいよこの文章全体が詭弁和歌山高校になってしまいますので割愛します。

それでは別角度からも考察していきましょう。

"発音"という側面を切り取ってみます。

杏仁豆腐の「杏仁」の部分は「堪忍」と韻を踏めているのに対し、ダブルスチールの「ダブル」は「堪忍」と韻を踏めていません。

つまり、他人に嫌なことをされている時に

『これ以上は堪忍豆腐』

と言えばユーモラスな人物だと思ってもらえるかもしれませんが、

『これ以上は堪忍スチール』

と言ってもユーモラスな人物だと思ってもらえることはほぼないという違いがあるのです。

この考察には意表を突かれた、という方も多いのではないでしょうか。

当然、監禁されていれば、

『監禁豆腐になっちゃいますから』

新学期の小学校教諭であれば、

『今日から先生がみなさんの担任豆腐です』

怖がっている幼児に寄り添ってあげたければ、

『これでもう安心豆腐だからね』

などと応用することも可能です。杏仁豆腐はダブルスチールに比べて、押韻したい時にかなり優秀です。

杏仁豆腐とダブルスチールの違いについてかなり熱弁和歌山高校になってしまいましたが、最後に意外な共通点についても言及して終わります。

まずは、「杏仁豆腐」とできるだけ早く10回言ってみてください。

完了しましたか?

それでは続いて、「ダブルスチール」とできるだけ早く10回言ってみてください。

完了したでしょうか。

ここで、質問です。

それぞれ10回言った後に、自主的にもう10回追加で言いましたか?

自分の心に右手を当てて、問うてみてください。
おそらくもう10回追加で言っていないことでしょう。

そう、実は杏仁豆腐とダブルスチールには、

早口で10回言った後に自主的にもう10回追加で言いたくはならない

という共通点が存在していたのです。

それでは、まとめです。

相違点
①デザートと戦術
②韻の踏みやすさ

共通点
①早口で10回言った後に自主的にもう10回追加で言いたくはならない

最後まで読んでいただきありがとうございます。違いと共通点がしっかりと伝わっていることを願っています。

多少難解な部分もありましたが、それは杏仁豆腐とダブルスチールを持ち出した時点で致し方ありませんのでね。

クレームとかは堪忍豆腐。



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